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5月26日(日)2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接実践編・面接お手本編)の様子

5月26日(日)2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接実践編・面接お手本編)の様子

執筆者 | 八阪 義浩

5/26(日)にzoomを用いたオンライン形式で
「2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」

~面接実践編・面接お手本編~
を開催いたしました。

こんにちは。働く楽しさ研究所・八阪です。

この日も午前は2級の面接実践編講座ということで、ここ最近は毎週開催しています。
6月の学科・論述試験が終わると、その次の面接試験まではあっという間ですので、
今の段階から少しでもコツをつかんでおきたいという方や、
自分自身の課題を改善したいという方がたくさんきてくださいました。

今回も見学席を何度も増席して、結果的には20名を超える参加者になりました。
いつも盛況でありがたいと思っておりますが、ロールプレイをする方にとっては
ギャラリーが多いとドキドキでしょうか…。
それでも「人から見られる環境」という試験に近い状態で面談ができることは
大事な経験になったのではないかなと思っています。頑張ってチャレンジされましたね。

午後は約1か月ぶりの面接お手本編で、いつもとはちょっと違う面談をさせていただきました。
意図的にそうした部分と、流れでそうなった部分と混じっているのですが、
いつもより早めに提案してみる・問題点を投げかけてみるとどんな面談になるのか、
参加された方にとって良い参考になっていれば幸いです。

あと1か月と言いつつも、「まだ1か月ある」という気持ちで、
2級合格・熟練レベルへの到達、そして何よりCLに対してより良い支援ができるようになるために、
前向きに訓練・練習を続けていってくださると嬉しいです。

それでは、ここからは講座の中でも要点になった箇所を振り返ってみましょう。
講座内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。

ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。

「2級 面接実践編」の振り返り

「2級 面接お手本」の振り返り

では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。
今回も濃密なアウトプットをたくさん出してくださっていますね。
アンケート一つとっても訓練として活用して、自分を鍛えることを忘れない、
その姿勢はぜひぜひ継続して持ち続けて欲しいと思っています。

この記事をご覧のみなさまは、ご自身の振り返りのために、
そして他者の気付きとの違いを比較してそれを良い刺激とするために、
ぜひ参加者の声・気付きをじっくりと読んでみてください。

2級 面接実践編・面接お手本 参加者の声

31回の試験であと3点で不合格になったことをいい意味で、受からなくて良かったと考えられたのが、八阪先生の31回の事例のYouTubeによる5人の人の見方でした。

日ごろから、相談者ファーストと思いつつも、今回はとくに、事例だった池田敦さんについてその人がどんな人か見えてなかったことに気付かされました。またそこから自身を深堀りしたとき、どこかで日ごろの腕試し、しかしながら試験に受かる為の試験を受けていたことを痛感しました。
なので今日は他者の方々のやり取りを見て自分ならどうするか、また八阪先生がどんな見方をするのか、集中しすぎて途中、猛烈な疲労になりました。

しかしその甲斐あって、自分が自分のペースで進めようとしていること、どこか決めつけがあることに気付きました。しかしこれは頭でわかっただけなので、また振り返りをして染み付けたいと思っています。
前回の口頭試問は明らかに答えきれてない空気が流れ、自分でも何が悪かったか、その直後にはさっぱり分かりませんでしたが、池田敦さんのホントの思いを掴みきれてなかったこと、そもそも口頭試問は、相談者に聴かれている。この起点にたち、冷静に回答したいと思いました。

 肯定も否定も、それこそ沈黙や堂々巡りも、すべて意味のある反応です。
 否定はあくまでも「その方向・その選択肢ではないです」という1つの意思表示に過ぎません。
 むしろ、支援の仕方・拾うポイントの選択肢が山のようにある中で
 「わざわざ1つを塞いでくれた・ヒントをくれた」くらいで捉えられるようになってください。

ここも、今後のやり取りの支えになりました。
答えは相談者の中にある、そして相談者の鏡となれるよう、今日を機会にさらに深堀りしていきたいと思います。

今日の講座では多くの気づきと学びがありました。CL第一と言いながら、実はCC主体になっているという、倫理綱領に反した行為を知らず知らずのうちにやってしまっているという怖さと、CLが抱えているものを置き去りにしてしまったという申し訳なさを痛感しています。

また、ロープレでの出来事はCLの日常を表していると言われますが、CCの日常も如実に現れてくるものなんだということも実感し、CC以前の問題として一人の人としての在り方を考えさせられました。普段の生活の中での人との関わり方において、本当に相手の立場に立って発言したり相手が望んでいることをわかろうとしていただろうか?職場だけではなく、家庭だったり、第三の居場所だったり、これらの環境の中で、以前に比べると自分の意見を表現することができるようになってきたけれども、果たしてそれが良い相互作用につながっていたのだろうか?何かはき違えていたのではないだろうか、と。

最近の自分はうまく言葉に言い表せないけれど、常にモヤモヤしている状態で、何か自分らしく在れていないような気がしていたのですが、その一端が見えたような気がしています。そんな状態でCLさんの前に立つなんておこがましい限りです。更には、表現力や論理的思考の不足といった自分の弱さも認識できて、さあ、これからどうしたものか、といった状態ですが、でも素直にその現実を受け止めて、真摯に向き合っていこうと思います。

今日お相手してくださったお二人、先生方、見学の皆さん、一緒に時間を共有していただいてありがとうございました。

八阪先生のお手本を拝見して、相談者第一のイメージが明確になりました。相談者が「困っている」本質を捉えよう試みる関わりの一つ一つに意図が感じられ「次の一手はどうする、どうなる」と考え続けたうえでアウトプットは、「CCはエスパーじゃない」と仰る言葉の実証でした。
同じ景色を見る→相談者が訴えていることから全体像と困っていることをテーマで掴む→抱える問題を見立てとして伝え相談者と共有していく。大きな流れは理解できたので実践できるようになりたいです。

またお手本ロープレではCCの「CLの見えている視点で見る努力」の積み重ねによって関係構築が深まり、相談者自身は問題だと自覚していないことを語るまでの過程が見られたので、問題把握は決して一発で出来るわけでないと少し安心しました。
これまでの自分は相談者理解が表層しかできておらず、しかも相談者は〇〇不足という視点で捉えようとしていたので、相談者に問題を伝えることや効果がある提案ができていませんでした。つまり面談設計も支援プランも持たずに、その時相談者が訴える問題を解決しようとしていただけでした。

今日学んだことは、①「面談をCLがやってほしいことをする時間にすること」と、②「相談者が自覚していない問題をテーマで捉え、支援プランまで見通しを持ち、お伝えする」の2つです。
熟練者レベルの関わり方が分かってもできるようになるまでは簡単ではありませんが、努力を積み重ねていきたいです。丁寧な解説や質問への回答ありがとうございました。

八阪先生、木上先生、本日はありがとうございました。
本日はCL役で講座に参加させていただきました。ありがとうございました。
普段は面接実践編で面談を見学させて頂き、自分の相談の技能向上の為に学ぶのですが、本日はCL役をすることによって面談前後のCLの状況に気がつくことができました。

1つには、ほぼ自分の普段に近い感じでCC役を担当しました。私は普段でも相手の様子を見ながら話をするので、いきなり話し始めることはないのですが、初めて相談するCLの警戒心や「話しても大丈夫だろうか」といった気持ちを感じ取られてか、「安心してお話ください」と私への心遣いで声を掛けていただいたことは、相談内容を話すCCにとって安心できる言葉でした。
「CCの話せるところから話してください」、と言われることも、自由に話しをしてよいのだという安心感で、少しずつでも心の内が話すことができると感じました。これまでの試験の中でも一気に話し始める人、小出しの人と様々な方がいました。「CLの好きなように話をしてもらう」という八阪先生の言葉が理解できました。

また、今日のCL役を通して感じたことは、これまでCLが話してくれることに「慣れてしまっている」という麻痺した感覚(?)というのか、あたりまえと思っているのかわからないのですが…。
八阪先生から感じたのは、CLがここまで出向いて、自分の個人的な話をしてくれたことに対して「CLのどういう道のりを歩んできたか」と言う言葉を添えて「感謝を伝えられた」ことは、CLに取っては「私の言ったことを理解してくれているな」と感じる場面でした。

他にも八阪先生の言葉を追っていくと、CLが話した職場への問題も単なる「ストレス」という言葉ではなく、言葉の濃淡や深さを感じる単語がついていて、「竹田さんじゃなくてもうまくいかない要因はたくさんある」といった言葉はCLが感じている不安も「みんな感じている」と言われると、不安や心配が軽減されると感じ、この20分の中で自分のことをより理解してくれたと感じました。
普段はCC役としての見学がほとんどですが、CLの立場になることで、CLが言われると安心する言葉の使い方や言われるタイミング、自分の悩みを単なる悩みではなく、辛さの表現方法が学べ、講座の時間があっという間でした。ありがとうございました。

本日は面接のお手本を有難うございました。挑戦して下さった相談者役の方にも感謝致します。今日の講座では、改めて相談者第一とはこういう事かと気付かせて頂きました。

まずは、冒頭から相談者がこういう方だから、こう対応したと言える位、丁寧な言葉で、安心して話せる雰囲気作りをしていて、定型になりがちな、挨拶や最初の部分での関わりは、関係構築の第一歩で、やはり大切だなあと感じました。

相談者の話したい事から、目をそらさず寄り添っていく中でも、枝葉なのかキーワードなのか、大きい枠組みの中で捉える事も大切だと感じました。面接試験では緊張で、相談者の一語一句を覚えていなければならないプレッシャーが有りましたが、少し気持ちが楽になりました。これからは、それをいつも意識して、相談経験を積んで行きたいと思いました。

「どんな意図を持って」は問題把握にとどまらず、全てを通して説明できる事、それが次に繋がる効果を持っている事が大切な事を教えて頂き、CCとして関わるという事は、なんとなく話すや、興味本位の日常会話ではダメで、またそれとの違いでもある事が、今更ながらはっきり分かり嬉しかったです。今までモヤモヤしていた霧が少し晴れた様な気がします。
有難うございました。また動画で再確認出来る事を楽しみにしています。

●初めて参加する人向けの説明にあった「普段から2級のアウトプットをし続けると意識する」という言葉に衝撃を受けました。普段、相談業務をしているわけではなく、「実践の練習ができない」という不安がありましたが、同僚とのあいさつ、一本のメールの返信にも2級としてのアウトプットをし続ける、という方法があるということに気づかされ、救われたような気がしました。

●「関係構築」とは具体的に何をすればいいのか、というのが、少しわかりました。
八阪先生が、チャットに「K」「KM」など書き込んでいたのが参考になりました。「K」の発言には、共感的な返し、言い換え、代弁、味方になるような表現が含まれている。「KM」は共感的な態度を保った状態での問いかけ。
私は普段「焦ってしまうんですね」という言い方をしていますが「それは焦りますよね」という言い方までしてしまっていいのか、また、相談者が使っていない言葉を使っての言い換えをどこまでしていいのか、というのがつかみ切れていません。(例えばロープレに出てきた「富士山を駆け上がるような」みたいな表現は怖くてできません。)

●CL自身が抱えている問題を解決する、という視点が大事だと改めて認識しました。
その視点で各ケースをとらえなおしてみると…(中略)…がCCから見た問題点ではないかと思いました。

見学という形での受講でしたが、事前の想定を大幅に上回る多くの気づき・学びをいただくことができ、非常に密度の濃い3時間でした。ありがとうございました。

<受講して気づいたこと・感じたこと>
・「自己一致」の大切さ。試験の時、あるいは口頭試問の時だけつくろってもぼろが出る。普段の生活から意識を高く持って行動するとともに、試験の場面でも嘘偽りなく素直に対応する。できなかった場合はそのことを素直に認める。嘘偽りのない姿勢がクライエントからの信頼にもつながる。

・クライエント中心主義の大切さ。人はつい自分の価値観(準拠枠)に引っ張られてしまうもの。例えば私の場合は前向きな方がよいとの考えがあり、また問題は解決すればよいと考えるので、その方向に無意識に持って行く傾向があるように思う。目標設定が強引になってしまうなどうまくできないことが悩みだったが、その理由としては上記のようなことがあるのではないかと気づいた。今後はロールプレイの際にクライエントさんの想いや状況を深く理解することにもっと神経を集中させたい。

・伝え返しはそれほど必要がない。国キャリの時の基礎・基本にはあまり縛られなくてもよい。クライエントが言った言葉をそのまま返すことが最良ではなく、むしろ、クライエントが「そうそう、それが私の気持ち」と思えるような言いかえができる方が価値がある。ロープレ実践者は3人ともそれができており素晴らしいと思った。自分とのレベルの差を感じ、正直自分は全く合格レベルに達していないことを痛感したが、残りの時間で可能な限りあがいてみたいと思う。

今回は約3時間半超えの長時間、ずっと濃い内容のまま終了し、見学だけでしたのに物凄い充実感でした。八阪先生、木上さん、ロールプレイをされた方々に心から感謝致します。見学させていただき、ありがとうございました。

今回の自分の学び
◎途中、CCである自分が迷子になったら、CLが何を相談しにきたと言っていたか、思い出す。
◎口頭試問は、試験官ではなくCLが質問していると考える。(嘘はつけない)
◎抵抗されても、CLが求める選択肢はどれかなぁの一つが違うとわかった、と解釈する。
◎学生の方のロールプレイでお話のあった「自分にも良いところがあると気づいてもらいたい」。正に,私も全く同じ思考でアプローチしてしまうと思いました。それが、そもそもCCがそうなって「欲しい」と考えてしまっているということ。
◎おそらく取らないだろうという提案をわざとしてみて、CL自身に「それをするのは無理」と気付かせる。(高度なやり方なので、私には難しいですが、そういう質問の仕方もあるのかと勉強になりました。)
◎今回の様々な面談の中で、このCLの思考の癖、自分自身にも当てはまるなぁと思うところもありました。例えば、相手に悪く思われたく無いとか、「やりたい」が「やらなくちゃいけない」になって、どんどん自分の負担を増やしていくとか。CCである自分にそういう癖があって、それでもCLの為になる支援ができるのかと悩む日々です。今日の講習も振り返りメールや見学しながら書いたメモをゆっくり見直し、時間は掛かるかもしれませんが、人の人生に関わる重大さも噛み締めて、理解する力を深めていければと考えています。

半期ぶりに実践編に参加させていただきました。講座の後で自分のロープレと先生の解説を聞き直すと、面談の8分あたりからCC視点の問題に目星をつけ、そこに囚われて進めておりCLの発したヒントを聞き逃していたという事が分かりました。また、チャットを見返しても自分の見立てに自信をつけたかったのか、関係構築よりも問題把握を優先していて、もう少しCLファーストな関わり方が出来るようになりたいなと思いました。「コレかもしれないけど違うかもしれないな」という余白をもっとCCの頭の中に持ちたいです。(試験だとむしろ頭真っ白ですが…)

前の期よりも、CL理解度がアップした気がします。この講座だけではなく、“面接お手本編”等、他の講座で多方面からアプローチしてようやく…といったところですが。。今までのチャットを見返して月日と成長を感じました。ありがとうございます。

他のお二人のCCさんは、さりげなくCLの味方になっていく関わりがお上手だなと思いました。親しみやすさや安心感は、普段のお仕事や日常生活でも培ってこられたからこそロープレで出せるのだと思います。以前、先生が「日常の中でもCCとして学び成長できるチャンスはある」といった事を仰っておられたのを思い出しました。試験の時だけ頑張ってもすんなり受かる資格では無いからこそ、残り数週間をどう過ごすのか、練習や講座以外でも出来ることをやっていこうと思います。

ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。

当日の講座の様子

アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。

午前の実践編でも午後のお手本編でも、みなさん熱心に学んでくださっていましたね。
見学をしているときでも頭と心をフル回転させると
講座が終わった後はどっと疲れる方もおられるようですが、
対人支援を真剣にやるとはそういうことなのかな、とも思っています。

ロールプレイをしていても、見学をしていても、
事例に入れ込みすぎると客観視ができなくなるし、
かといって引きすぎてしまうとCLの気持ちやCCの意図が見えづらくなる。

そこのバランスってすごく難しいのですが、
「全部は拾わなくていいので、要点だけはきっちり抑えましょう」
ということをお伝えしたこともあって、
何とかCLの本音を汲み取ろうとしている方がたくさんいらっしゃいました。
CLのことをわかろうとする努力は、忘れないでいたいですね。

それでは、今回はこのあたりで。また次の講座でお会いしましょう。

弊社の2級CC対策講座 特集ページのご案内

弊社が企画・運営する2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめたページをご用意いたしました。

この記事をご覧になって、「参加してみたいな」と思った方はもちろん、
まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度このページをご覧くださいませ。

詳しくは「2級CC技能検定対策講座のご案内ページはこちら」の
ボタンをクリックしてご覧ください。

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