12/15(木)、12/17(土)、12/18(日)に
「2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座 面接事例読み解き編」
を開催いたしました。
みなさん、こんにちは。働く楽しさ研究所・八阪です。
学科・論述試験の終了後、弊社では怒涛の講座ラッシュで、
わたしも気力・体力との戦いになっています。
「もう少しすればクリスマス、それが終わればお正月」と、
目の前の楽しいイベントをモチベーションにしながら日々の講座を続けています。
もちろん、みなさんが春に良い結果を掴み取ってくれれば、
今の大変さもすべて報われるので、そこを一緒に目指していきたいなと思っています。
そのためにも、今回お伝えした面接事例読み解き編で学んだことは、
1つでも多く自分のものにしていってくださいね。
それでは、ここからは講座の要点を振り返っていきましょう。
当日ご参加いただいた方は復習に、参加できなかった方は新たな気付きのために、
指導レベル(1級)や熟練レベル(2級)への到達、そして合格に向けて、
この振り返りの内容を活かしていただければ嬉しいです。
「2級 面接事例読み解き編」の振り返り
CLのお話をグラフに描く時のポイントは、
「本当はこうしたかった」という叶わなかった願望に注目しましょう。
今回の読み解き編講座は合計3回開催しましたが、
そのいずれの回でも、参加されたみなさんがグラフによる可視化で
CLがこれまで自分の身に起きたことや、これから先に起こるかもしれない不安を
どう捉えているのかが一目でわかることに驚いておられましたね。
そして、実際に自分でも試してみよう、という嬉しいお声もたくさんいただきました。
そして、講座の中でも質問があったのですが、
ご自身でグラフを描く時に注目してほしいのが、冒頭の「叶わなかった願望」の部分です。
例えば就職活動や学生生活がうまくいっていないCLさんでも、
転職や異動・昇格などで環境が変わったけど馴染めないCLさんでも、
自分や家族の将来を考えると妥協した方が良いか迷うCLさんでも、
どんなCLさんでも、ほぼ間違いなく持っていると言えるもの。
それが、
本当はこんなはずじゃなかった
こんな未来だったら良かったのに…
という良い未来のイメージ、そして良いイメージ(願望)と現実とのギャップです。
もし良い未来のイメージや、それと現実とのギャップが無いのであれば、
それは現状に対して不満を抱いていないということですから、
わざわざ時間を割いてCCのところに来る理由はありませんね。
仮に、ちょっと悩んでるとしても、友人や家族など身近な人に話せば済む程度のことです。
でも、現実には目の前にCLはいます。
わざわざプロである・熟練レベルであるCCのもとへ
「専門家だからこそ相談したい」と思って来談しているのです。
その行動の意味を考えれば、叶えたかった姿がどんなものだったのか、
それが叶わない(叶わないかもしれない)とわかったときのショックはどの程度のものか、
でも、それでも諦めず、割り切れずにCCの前に相談に来ているのはなぜなのか。
CCが考えられること、受けとめられることは、山のようにありますね。
その「CLが”わかって欲しい”という想いを抱えているであろう箇所」を
汲み取るために頭をフル回転させることが、CCがやるべきCL理解なのです。
特にグラフで描いたときの上り坂が長ければ長いほど、
あるいは上り坂の角度が急であればあるほど、
それが「ボキッ」と折れたときのダメージは大きいです。
立ち直りや切り替えにも時間がかかりますよね。
あるいは、自分で「この先は下り坂だな」とわかっているけど、
それを避けられなかったり、その見通しを覆せるほどの自信も意欲も無い場合。
先が暗いであろうとわかっている中で、そこに向かざわるを得ない今の自分を、
CL自身は一体どう捉えているでしょうか?
ちょっとやそっと励ましたり、上辺だけ優しい当たり方をしたところで、
CLの心には全然響かないですよね。
それでは、面談もうまく進まなくて当然なんです。
そして何より、今回お伝えしたグラフを描いてCL理解を進めるやり方ですが、
これは決してテクニカルにCLを分析・把握することが目的ではありません。
そもそも、「分析」や「把握」をされたくて来談するCLなんていないですよね。
グラフを描くことで、CLの過去・現在・未来の連綿と続く流れと、
その流れの中にあるCLの想いをCC自身が深く味わうこと。
ここが一番大事になります。
実際に講座の感想をお伺いしていると、
「今までの自分のCL理解のしかたがすごく浅かった」
「言葉ばかり追いかけて、本当のCL理解になっていなかった」
というお声もたくさんいただきました。
CCから見れば、CLが話す内容の多くは
「もう終わったこと」だったり、「結論が見えていること」だったりします。
でも、CLにとってはそうではなくて、
CLは今まさにその道を歩いているのです。
この講座を受講してくださったみなさんには、
グラフを描きながら、CLが歩いてきた/歩いていくであろう人生の道のりや、
その中にある山や谷の1つ1つの高さ・深さを、ぜひ味わえるようになってほしいです。
良い支援ができるCC・熟練レベルCCへとステップアップするために、
もっともっと、共感できる力・洞察できる力を
わたし達と一緒に磨いていきましょう!
では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方の
参加者の声(感想)をご紹介します。
2級 面接事例読み解き編 参加者の声
前回5点足らずで不合格だったロープレ。そのままでもあと5点は取り返せるかも?と思っていたのは試験後すぐの私。どこか「しょうがないよ」があったものの、明確に自分がどこが出来ていなかったか?まで振り返りはしていませんでした。
しかし、それではいけないと感じたのは、11/23の更新講座での事。CLと向きあう為に、CCとして自分自身の姿勢から再度正さないといつまでたっても合格には届かないから。
ちょうど最初に取り上げていただいた事例が試験での事例だったため、「え!?こんなに出来ていなかった・・・」が一番最初に感じた事。分かれば分かる程、あのときのこの質問はCLファーストではなかったなと反省ばかりでした。もちろん出来ていた部分もあったものの・・・次回に向けて早速グラフを作成します。そしてそこから分る事前準備をした状態で試験に臨もうと思います。
なぜか講座中早く試験を受けたい!楽しみな気持ちになりました。今までの自分に足りなかった部分が分ったからこそかも知れません。ちょうど午後から実際の相談案件が入っており、講座で得たことを早速実践出来たように感じます。事前情報をあまり入れたくないと思うものの、よく考えたら普段の相談では事前の情報収集をしているからこそ出来ている部分もある。試験だからこそ何も情報入れないではなく、CLの為にも事前準備しっかりしてから読み解ける限りを読み解き、”確からしさ”を意識した状態で支援したいと強く思いました。
グラフでCLの道のりを時系列で可視化する、というのがとてもわかりやすかったです。是非自分も取り入れてみようと思います。また、自分が前回の面接で上手くいかなかったポイントの理解にも繋がりました。ありがとうございました。
今日の講座を受講して印象に残ったことは相談者の気持ちをくみ取ることの大切さでした。
相談者が言わなくてもわかるはずのこと、聞かなくてもわかるはずのことを、いかにCCがくみ取ることが重要であるか、ということ。また、どうしたら相談者が元気になれるか前向きになれるか、これが熟練レベルなんだと言うことを学びました。自分の中では一歩ずつですが理解するこができました。
相談者に冷静に客観的に向き合おうという意識が強くなりすぎていた自分に気付きました。相談者(のケース)に共感しておらず、淡々と縺れた糸を解けば良いと思っていたように思います。特に加藤さんのケースでは18連敗の辛さをスルーしていました。心の中で「大学生の就活の悩みなんてしょせん…」と思っていた自分を発見しました。猛反省です。
今日の講座を受講して印象に残ったことは相談者の気持ちをくみ取りことの大切さでした。相談者が言わなくてもわかるだろう、聞かなくてもわかるだろうをくみ取ることが重要であること、またどうしたら相談者が元気になれるか前向きになれるか、が熟練レベルなんだと言うことを学びました。自分の中では一歩ずつですが理解するこができました。
当日の講座の様子
アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。
グラフを見ているときにすごく一所懸命に読み取ろうと
みなさんが前のめりになっているシーンがたくさんありましたね。
熱意をわかってもらうには、その写真をたくさん用意した方が
いいのかもしれないのですが、きっと恥ずかしい方もいると思うので、
今回はみなさん割と穏やかな様子を切り取ってご紹介しています。
試験本番で、CLさんと向き合う時も、
肩に力を入れすぎないで、温かく穏やかに関われるようにしたいですね。
それでは、また次の講座でお会いしましょう。
今回も多くのみなさまにご参加いただきまして、ありがとうございました。
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