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10月17日(木)2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接事例読み解き編)の様子

10月17日(木)2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接事例読み解き編)の様子

執筆者 | 八阪 義浩

10/17(木)にzoomを用いたオンライン形式で
「2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」

~面接事例読み解き編~
を開催いたしました。

こんにちは。働く楽しさ研究所・八阪です。

この日は先週の1級面接事例読み解き編に続いて、
平日夜間に開催した講座になりました。読み解き編は2時間のコンパクトな講座なので、
平日夜間枠でも開始が20時とややゆとりを持てるのがありがたいです。

参加されるみなさんにとっても、お仕事が終わって帰宅してから
少し落ち着いて学べる時間帯ではないでしょうか?
土日参加が難しい方のために、これからも平日夜間開催はできるだけ
定期的に開催していきたいと思っています。

この日は、直近の第32回の面接試験事例を用いて、
受検票で与えられた情報の範囲からどこまで読み解くのかを
わたし自身の読み解き例を使いながら解説させていただきました。

参加されたみなさんにとっては刺激的で
大きな気付きもたくさんあったのではないでしょうか?
ヒントとして、「書かれてはいないけど、CLが経験していること」を
イメージしてみることから始めてみてください。

CL視点で見ること、CL理解を深めることは、そこから始まりますよ。

それでは、ここからは講座の中でも要点になった箇所を振り返ってみましょう。
講座内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。

ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。

「2級 面接事例読み解き編」の振り返り

では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。
今回もみなさんからのコメントがすごく充実しています。

このコメント・参加者の声を読むこと自体も
良い刺激や気付きになっている方もたくさんいらっしゃいますね。

そして、この記事をご覧のみなさまは、ご自身の振り返りのために、
そして他者の気付きとの違いを比較してそれを良い刺激とするために、
ぜひ参加者の声・気付きをじっくりと読んでみてください。

2級 面接事例読み解き 参加者の声

初めて挑む次回キャリアコンサルティング技能士2級の試験に向け、試験がどのように実施されるかを含めて理解するため受講しました。
僅かなのロールプレイケースから、熟練キャリアコンサルタントがどのように展開するのかが非常に興味がありましたが、想像していた以上にクライアントの背景、悩みの深いところまでを理論立てて推測し、その根拠についても説明していただき、とても勉強になりました。

この講座を受講する前までは、ロールプレイケースはあくまでも面談における質問のきっかけのためのキーワードが提供される材料に過ぎず、そのキーワードを元に、質問、傾聴しクライエントの内面を探っていけば良いのだろうと考えていましたが、講義を受講し、それでは、クライエントの貴重な時間を不毛に消費させてしまうことに気づきました。

例えば、関口さんのケースでは、61歳独身、小学校教員、教頭経験、再任2年目、週2勤務というわずかな情報から、小学校教員は民間企業とは全く異なった働き方、毎日が元気な子供たちとの触れ合い、任者と担任との子供たちとのつながりの違い、勤務していない週5日の過ごし方、教頭になるための努力、教員としてのやりがい、任期後の孤独感等、多くの情報が隠れていたことを知り、もし、事前にそのような背景を推察せずに面談に臨んでいた場合、それらの質疑に多くの時間が取られてしまっていたことになります。
これは、クライエントに面談1回分の時間と相談料を浪費させることになり、ラポール形成にも大きく影響してしまいます。
実際の試験でどこまでスキルアップできるか分かりませんが、僅かな情報からなるべく多くのクライエントの背景を推察できるよう、多くの事例に触れて備える必要があると感じました。

また、ロールプレイケースは、あくまでも現在のクライエントのスナップショットですが、時系列で、過去、現在、未来をイメージすることで、現在からどのような選択肢が存在し、何故クライエントがCCに相談しに来たかを理解する有力なツールであることを教えていただきましたので、今後積極的に使っていこうと思います。

今回、このような気づきを与えていただき、ありがとうございました。
今後も研鑽を継続し、クライエントの支えとなるキャリアコンサルタントになることを目指してゆきます。

論述読み解き編が、CLの語るストーリーから読み解くのに対して、面接事例のほうはたった数行の情報。
これしかない材料をどうクンクン(あんずちゃん風)するんだろうと、とても楽しみに参加しました。
CLを理解していなかったなというのは、論述読み解き編を受講したときに感じました。その後にもロープレ練習用の役作りをしたのですが、なんだか納得していない自分もいたんですよね。

なんでだろうなぁ。何が違うんだろうなぁ。と疑問を抱きながら本日の参加となったのですが、私の役作りは、ひょっとしたら枝葉のところに時間かけてるかもと気が付きました。時間かけてつくった枝葉のところをロープレで聴いてもらえないと、プンプンとなるわけなんですが、それこそお門違いですよね。役になりきっているようでなりきってない私がいるんですよね。

「あっ、実際のリアルのCLさんだったら、こういう反応・応答しないわ」っていうのが、今日わかったみたいな感じです。「この試験は何を問うているのか」を100%はちゃんと考えられていない自分がいた。

じゃあ、どう考えるんだっけ?というのは、この講座で学んだ「グラフ」を使うと、わかりやすかったです。これっぽいグラフは、なんとなく養成講座のときに理論で学んだ気がするけど、事例研究で作ったことなかった!3色で考えるとよりわかりやすい!

ただ、いざ私ももう一度、藤田さんや関口さん、喜多さんのグラフを引こうとおもってみると、関口さんの読み解きを「特殊」と言われた理由がとてもわかります。藤田さんや喜多さんは、ある意味、グラフを引きやすい。でも、関口さんは、関口さんのおそらく感じでいるであろうことを八阪先生が沢山補って引いてる。事例に対して、グラフが引けないという自分がいたら、そこはリアルの研鑽ポイントになるなぁと思います。

見えないもの書いてないものを見る力なのかな。職員室にひとり取り残される関口さん、スーパーで不審者扱いされる関口さんの図なんて、書いてある文字だけでは全く想像できない。でも、それを想像することで、めっちゃリアルな関口さんの前に座れる自分がいます。

ちなみに、他のケースも、ブログに画像が載ってるのですが、「なにっ!?えっ、その事例はそういうグラフになるの???」となります。過去のイベント報告ブログ記事は皆さんの報告も含めてありがたいです。

夜遅くまでご指導いただきありがとうございました。
ロープレケース内容の少ない情報から、CLお一人おひとりの人生を想像し、深く深く理解しようとされる八阪先生の姿勢から、CCとしてのあり方を学ばせていただき、CCを目指すきっかけとなった初心に戻った思いでした。

1度目の面接試験では過分な評価で合格点をいただいたのですが、2度目[藤田さん]での不合格が私の実力だったと受け止めています。読み解きの浅さから、 [昇進を打診されてから悩み倒した1週間を過ごした藤田さん]、[23年かけてやりがいを持って働いている状態までキャリアを積み上げてきた藤田さん]・・・に思いが及ばず、CLに十分語っていただけるような関係構築すらできませんでした。

試験のCLも含め、実際に面談したCL はあれからどう過ごしていらっしゃるだろうかとふと思い出すことがあります。いまさらながら [藤田さん] に申し訳ない思いです。
教えていただいた読み解き方を参考に、他のCLについて色分けやグラフで理解を深めてみます。ご指導ありがとうございました。

貴重な学びの機会をいただきありがとうございました。
早速、学んだことをなぞりながら、前回の試験問題にチャレンジしてみました。

今回の講座で学んだ時は、「果たして自分で応用できるかな?」と思ってしまいました。自分でやると自分の思い込みや先入観が入ってしまわないだろうか、また今までのようなCC主体の相談準備になってしまうのではないか、と。

ところがやってみると逆でした。今回の講座の時には登場しなかった<鈴木ゆかりさんの例>に取り組んでみたのですが、充実度と時系列のグラフにポジティブ・ネガティブ・判断つかないで色分けしてグラフにはめ込んでみると、相談者の辿って来た経緯が浮き上がってきました。

問題文を上辺だけ読むと、夫の早期退職につきあって実家に帰ることになったら、念願の教員の仕事やめなきゃいけないのか、どうしたらいいかわからない、で終わってしまう。しかし、色分けやグラフで見える化すると、教育学部に在籍するも食品会社に就職し結婚退職し子育て終了後、念願叶った「教員」を仕事にできた9年間はどんなものだったのか、やめる決断ができない中、また同じ時間軸で進行している母親としての育児から介護への役割変化に対し本人はどうしていきたいのか、など相談者の生き様にすっと集中できました。そして聴くことで理解を深めながら点と点をつなげていけばずれていくことなく、同じ絵を見ながら不足を確認し、満足できる絵の完成を話し合えるのかな、と手応えを感じました。

「こんな感じでいいのかな」「CCの先入観や思い込みが入ってないか」と恐る恐るやってみました。これまで試験前に準備していたような「こういう話がきたら、準備したあの話で対応しよう」は必要なかったな、と痛感しました。本日の学んだことを様々なケースでやってみることで自分のものにしていきたいと思います。

ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。

当日の講座の様子

アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。

面接事例読み解き編は、基本的に「解説を聴いてもらう講座」なので
活発なディスカッションや交流があるわけではないのですが、
その中でもみなさん熱心に聴いてくださっている様子は伝わるでしょうか?

今回参加された方たちは、あらかじめ自力で読み解きをやってみたり
自分なりの見立てを持ちながらいらっしゃった方も多かったようですが、
それと比べて1級CC技能士のCL理解の広さ・深さがどこまでのものか
肌で感じてくださったのではないでしょうか。

もちろん、今回の読み解きが唯一絶対のCL像ではありませんので、
あくまでも視野の広さや思考の深さを参考にしながら
ご自身でも再チャレンジしてみて欲しいです。

この記事をご覧になった方は、あともう1回だけ
面接事例読み解き編の開催を予定していますので、ぜひお越しください。

それでは、今回はこのあたりで。また次の講座でお会いしましょう。

弊社の2級CC対策講座特集ページ・オンラインストアのご案内

弊社が企画・運営する2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめたページをご用意いたしました。

この記事をご覧になって、「参加してみたいな」と思った方はもちろん、
まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度このページをご覧くださいませ。

詳しくは「2級CC技能検定対策講座のご案内ページはこちら」の
ボタンをクリックしてご覧ください。

また、弊社では一部の講座をオンラインストアでも販売しております。
そちらのリンクボタンも掲載しましたので、併せてご利用ください。

みなさまのお越しを心からお待ちしております。