6/13(木)にzoomを用いたオンライン形式で
「2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」
~論述事例読み解き編~
を開催いたしました。
こんにちは。働く楽しさ研究所・八阪です。
この日は久々に平日の夜間開催の講座でしたが、土日だとなかなか参加できない方も
試験前の段階で論述について学ぶ機会を設けたくて、
直前ですがこのタイミングでの論述対策講座を開催いたしました。
直前になると、どうしてもテクニカルなことばかり追いかけてしまいがちですが、
今回参加された方はご新規の方も、リピーターの方も、
みなさん「小手先のテクニックでは熟練レベルには届かないよね」ということを
言われなくてももうわかっている方たちがたくさんいらっしゃったので、
わたしも安心してお話をすることができました。
論述試験ならではの「目の前にその人(CL)がいない」という状況で、
どこまでを汲み取り、そしてどこまで回答にズバリと書いていいのか
面接試験との違いで悩んでいる方も多かったようです。
回答に悩んだ時こそ、「この回答を本人に見せたら納得するか/喜ぶか」という視点で、
CL第一の姿勢で振り返るようにしてみてくださいね。
さて、それでは、ここからは講座の要点を振り返ってみましょう。
講座内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。
ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。
「2級 論述事例読み解き編」の振り返り
では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。
今回も濃密なアウトプットをたくさん出してくださっていますね。
アンケート一つとっても訓練として活用して、自分を鍛えることを忘れない、
その姿勢はぜひぜひ継続して持ち続けて欲しいと思っています。
この記事をご覧のみなさまは、ご自身の振り返りのために、
そして他者の気付きとの違いを比較してそれを良い刺激とするために、
ぜひ参加者の声・気付きをじっくりと読んでみてください。
2級 論述事例読み解き編 参加者の声
今回の受講を通して、熟練レベルはよくよく自分の頭で考え、それをアウトプットすることがそう簡単ではないことを再認識しました。何となく分かった気になっている自分がいて、そうじゃないよという心の叫びも講義を聞きながら、聞こえてきました。講座のお題目に読み解きとうたっているように、ていねいに言葉を読み解く姿勢が如何に大事か、本当に思い知らされた気が致します。
言葉に隠された相談者の本当の悩みをどれだけ深く掘り下げてすくい上げることができるか、それを自分の言葉で表現することの大事さも、学んだと思います。
書き方の点でも、表現上転記はないし、いわゆる何々不足なる表現も厳に慎むこと、加点方式という理解だとして、箇条書きが読む立場からしても分かりやすいですし、知らない人が読んでもすんなり受け入れられる表現も大事であることも、理解しました。ものの見方も多様にあることを思えば、納得できます。
講義で特に八阪先生の視点、ポジティブ、ネガティブ、どちらでもない、という見方で捉えて読み解くと、非常にわかりやすく、読み解く楽しさが感じられ、この点は私にとって大きな収穫です。
今度の論述試験で読み解くことが楽しみに思えてきます。ありがとうございます。
講義は勿論ですが、講義後の参加者皆様のご質問と八阪先生のご回答が自分事としてよく捉えられました。有意義な時間を過ごすことができ、学ぶことの楽しさを感じつつ、試験に向けて、また普段の相談業務に向けて、改めて相談者のお役に立ちたい、より良い相談をしていきたい、という気持ちが沸々と湧いてくるのが感じられる翌朝です。
講義を受けて、視野を広げて、ある視点を導入することで、こんなにも違って見えるのが不思議ですし、凝り固まった自分を解きほぐす良い薬、頭には少々苦味を感じた次第です。
受験するにあたり、今は情報が溢れすぎており色々吸収しすぎて沼にハマってしまっている自分がいました。理論的すぎて型にハマった内容も多く(それを出来る方は凄いなと圧倒され自分にこんな立派な回答ができるだろうか自分の思考や見方が違うのかと不安にもなり)そんな理論的な言葉が相談者に届くのだろうかという疑問が解決し、講義でスッキリしました。
もちろん、知識や技法、理論は必須ですが、それはCC側の問題や課題であり、いかに相談者にわかりやすく伝えるかが重要で分かりやすい言葉にするための言語化が出来ていないのは、自分が理解していないからだといつも気づかされます。だから常に自己研鑽が必要であると。
自分らしい支援がブレてしまうと相談者との関係構築も図れなくなるので、論述はリアル面談となんら支援に変わりはないし、自分の思考やモノの見方や考え方、よく使う言葉やクセなどわかるのが目視できる論述の必要性を感じました。
今回の講座を受講して、改めて自分のCLに対する理解が表面をなぞっただけの薄っぺらい理解に留まっているのだという事を実感しました。試験問題の逐語記録の文章から表面に現れていないCLの葛藤や悩み、様々な思いをどれだけ深く読み解いていく事が出来るのか、八阪先生のCLに向き合う熱量や観察力、私とは圧倒的な差があります。
論述の問題だからサラッと読み終えてしまうのではなく、CLのちょっとした表現の仕方や言葉尻の引っ掛かる部分を見逃さない事の大切さを教えていただきました。CLの行動と話している内容が解離している事に感じる違和感や逆説的な言葉を発している部分を見逃さないように気を付けて読み解いていこうと思います。
今年度になり、初めて参加が叶いました。論述の読み解き編は、八阪先生の見立てや相談者の発言から、汲み取れる考え方や感情の解説が、とても新鮮で納得感があります。何度も参加させていただいていますが、同じ内容の時がなく、新たな気づきがいつもあります。
今回も、「肯定的な話が多く、行動できる、結果の出している相談者なのに、このまま転職してもいいのか迷うケース」でしたが、「肯定的な話をすればするほど悩みは深い」「自分の中で仕事の面白さ基準をすでに持っている人」など相談者の性格や考え方の傾向・能力までを短い逐語の中から理解することができることに驚きました。相談者の「相談したこと」ではなく、「相談したいこと」を言語化できないと、よりよい支援につながらないことも理解できました。
CC視点の問題として、「好きが強いと視野が狭くなる」八阪先生の言葉が心に残りました。自分がCCとして見立てるときの参考にさせていただきます。それと同時に自分のCCとしての傾向にも気づきました。私はどちらかというとポジティブな性格なんです、「こうしたい、こういうのが好き」が強いと思います。それが視野を狭くしているのではないかと思いました。私自身、組織で働いている以上、自分の好きだけを続けることはできないと頭では理解しているけれど、いやなことがあったら、「辞めたいな、今年限りでやめようか」なんて考えてしまうことがあります。その時は視野が狭くなっているんだと、全体を見渡して、しっかりと吟味する時間を持とうと思いました。
さらにCCとして、相談者と吟味する時間を一緒に過ごしながら、相談者の「強い好き」を肯定しつつ、相談者自ら「視野が狭くなっている」ことに気づいていただき、何をあきらめられるか、取捨選択ができることで、先の見通しを立てた人生選択ができるのではないかと思いました。学びの多い時間をありがとうございました。
最近仕事も忙しくなり、視野が狭くなっていたので、熟練レベルのキャリアコンサルタントを目指す受講者の皆様と一緒に過ごす時間が心の癒しになりました。ありがとうございました。
(すでに2級をお持ちの方の回答です)
ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。
当日の講座の様子
アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。
2級の論述試験と学科試験は、いよいよ今週末ですね。
最後の最後まで粘り強く質問をしてくださっていたこの日のように、
試験本番でもあきらめず粘り強く、時間めいっぱいまで考え続ける・書き続けることを
ぜひ心掛けてほしいなと思っています。わたしも、応援しています。
そして、どうしても苦しくなってしまった時は、
「他人の自分でもこんなに苦しいのだから、悩みを抱えるCL本人はもっと苦しいはずだ」
と言い聞かせて、さじを投げずに踏みとどまってください。
しんどいから・難しいからと言ってすぐバンザイしてしまうCCと、
そのしんどさ・難しさにどこまでも寄り添ってくれるCC。
どちらがより信頼をしてもらえるかは、言うまでもないことですね。
当日参加した方も、この記事を読んでいる2級チャレンジャーの方も
そのことを心に留めて論述試験を迎えましょう!
それでは、今回はこのあたりで。また次の講座でお会いしましょう。
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この記事をご覧になって、「参加してみたいな」と思った方はもちろん、
まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度このページをご覧くださいませ。
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みなさまのお越しを心からお待ちしております。
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