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2月6日(木・夜間)1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接実践編)の様子

2月6日(木・夜間)1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接実践編)の様子

執筆者 | 八阪 義浩

2/6(木・夜間)にzoomを用いたオンライン形式で
「1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」

~面接実践編~
を開催いたしました。

こんにちは。働く楽しさ研究所・八阪です。

先週あたりから試験本番を迎える方も増えてきて、
この日の平日午後講座はこぢんまりとしたサイズになるんじゃないかな、
この土日に試験がある人だけだから、限られた人数になるかな、と思っていましたが、
いざ開催してみるとこの日も大変な盛況でした。
まずはお越しいただいたみなさま、ありがとうございます。

それだけ困ってる・悩んでいる方が多いんだろうなということもありますし、
アンケートや申込情報を見ていると、
「試験の直前で、モチベーションを上げたい」
「最後の最後だけれども、もう一度自分の中の芯を固めたい」
というニーズでいらっしゃった方も複数おられたようです。

最後の最後まで、指導者としてのあるべき姿をしっかりと自分の中に落とし込もうと
妥協なくチャレンジし続ける、その姿勢にわたしも拍手を送りたい
です。
そして、それが本番で実を結ぶように、自分の力にしてもらえたら嬉しいです。

どこまでCL第一・目の前の人第一を徹底できるのか、そのお手本になれるのか。
それが指導者の力量を示すものなんだと心に刻んでおいて欲しいです。

それでは、ここからは講座の中でも要点になった箇所を振り返ってみましょう。
講座内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。

ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。

「1級 面接実践編」の振り返り

では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。

今回も受講された方の意欲や熱意が伝わるメッセージが届いています。
また、今回はすでに1級に合格している方(次年度から講師をお願いする予定の方)からの
メッセージも併せて掲載しています。

1級を目指す方にとって、この参加者の声の「質と量」が
合格率5%を突破するための気付きと、本気度への刺激になると期待しています。

この記事を読んでいるみなさんも、本気で1級を目指す方たちの熱量を
少しでも感じ取っていただけると嬉しいです。

1級 面接実践編 参加者の声

3度目の参加になります。本日もありがとうございました。
今回は、初めて自身がロールプレイを実施しましたが、以下の3点を特に課題と感じました。

①指導の切り口を探ろうと、本質ではない質問=SVが知りたい質問になっていた点。
『指導者としての視点』が欠けていた事を、先生からのチャット欄の追記や、振り返りメールから痛感しました。もう一度、目の前のCCにSVとして質問を投げかける際に、その質問の意図や、指導効果を意識して当日の試験に臨みたいです。

②事例・ケースの細部を触りすぎている点
『このケースのNGな点を分からせてやろう』とする、前のめりな自分にも気づきました。
しかし今回のロールプレイは、たまたま理解度が高いCCだったため、拙い質問や関わりにも気分を害することなく、付き合ってくれたのでは?と私自身は感じました。ケースの事例が解決できれば、終了ではなく、CCが抱えている問題点を扱うことで【CCの育成をする】という視点が、自分には意識できていない点だと感じます。まずは落ち着く事、冷静に、CCが話している内容は『横道』なのか、丁寧に触れるべき点かを本番でも意識したいです。

③CCの育成を意識した関わりができておらず、結果的に口頭試問にも活かせなかった点
『自分の出来』をただ語っているだけで、『それで?』と思わず自身の動画を見て突っ込んでしまいました。感想のみで満足し、そこに育成の視点が振り返れていない点で、まだまだ目の前の人=CC第一を意識し、面談も展開出来ていないのだなと痛感しました。指導の目標を定め、関わる事が出来ていない結果、振り返りもグダグダになり、『このCCさんだから理解してくれたんだろうな・・・』という②のような振り返りにつながったと感じます。もう一度、頭と心をフル回転させ、本番に挑戦したいと思います。

試験を翌日に控え、事例指導者としてのマインドを確認しておきたいと思い、見学チケットで参加させていただきました。今回も学びの多い時間でした。ありがとうございました!

3ケースともに共通して見えてきたのは、ケースに張り付きすぎないほうが良いということでした。
CCはケースについて話したい、SVはケースから離れてCCの傾向を見たい、両者の思いが少し違うところにあるという構造上の注意点を頭に置いておくことによって、CCの話をゆったりとした心持ちで聞くことができることを学びました。

CCの「自分は間違ってないはず」という気持ちを汲んで、話きってもらったほうがそのあとの指導が効果的にできそうな場合は、あえてそこに時間をかけるのもあり。ただし、口頭試問でこの考えがあったことをちゃんと伝えて、偶然ではなく、自分の面談を俯瞰して見ることができているということを示す。このように考えると、ロープレと口頭試問が評価の上でセットになっている意味を改めて認識させられます。

また、変わる様子(気持ち)がまだ見えないCCには、それを前提で指導プランを立て、30分で変化することを求めないという作戦をインプットしました。時期尚早に提案を行っても受け取ってもらえないこと、受け取ってもらえない提案は無いも同然であることも再確認できました。これらを試験対策のためだけに推し進める面談はしないようにしよう、と改めて念頭に置くことができました。

試験を前に落ち着かない時期でしたが、今回の講習に参加させていただくことで、しっかり必要な整理を行うことができ、有意義な時間にすることができました。ありがとうございました!

今回も見学で参加させていただき、ありがとうございました。自分なりに問題を見立て、つかむことを目標としていましたが、関係構築がまず大事であることを改めて認識することができました。

今回特に思ったことは、事例相談者のほんの少しの変化でも受け止めるようにすることです。自分が正しい、CLの問題ばかり語っていた事例相談者が、自分かも、とふと振り返った時、それがいかに大事かということ、その変化の意味もつかめるようになりたいと思いました。
そのためには、受け止めを粘っていくこと、まず自分が正しいを思ってやったことを語ってもらうこと、失敗を認めたくない思いを受け止めていくこと、そのために時間をかけていくことが必要であると学びました。難しいことですし、自分との戦いでもあると思います。

今回もロールプレイをされた方々の真剣な姿勢に触れ、自分も学びを続けていきたいと思いました。ありがとうございました。

今回ロープレを担当された方は初めての観る方ばかりで新鮮でした。それぞれがCLのペースを大事に進めたり、ハキハキと気持ちよくお話されたり、丁寧で優しくと、タイプの違う方々がそれぞれのあり方で進められていることを見ることができ、幅が広がったように感じます。

終了後のミニ交流会ではロープレされた方2人が残ってくださったので、参加してみての感想や、ロープレをしているときの心境などを伺えて参考になりました。試験が間近なのもあって少しエイエイオー的なノリにもなりましたけど。(笑)
皆さんお忙しいので難しいところもありますが、ミニ交流会で得られるものは私にとっては講座と同じくらいあると感じています。講座を見学してあらためての確認として、事例指導の実践や試験で気をつけることを下記にまとめてみました。

・目の前の事例相談者を観る
・敬意をもって関わるが、形式ばらない
・事例に入り込まない(入らない)
・受容的、共感的関わり合いを一環して行なう
・どんな思いで面談に臨まれたのか、CLをどう思っていたのか話してもらいたい
・思い通りじゃなかったことを一緒に分解する
・2級技能士の口頭試問の内容も意識したい
・流れや関係が悪くなったとしても、CLと粘り強く向き合い立て直す
・もっともっと俯瞰して事例相談者のことを観る
・事例相談者のためにできることを探す
・(口頭試問で)事例相談者のためにできたこと、今ならできることを探す


ほかにもまだまだありますが、先ずはこのあたりを忘れずに。
ほぼ備忘録です。

夜間:1級面接実践編(初参加:見学)に参加して
まず、始めに八阪先生から講座の概要と学習のコツの説明を受けたので、安心して、研修に参加ができた。

・自分が口頭試問をこたえるつもりになる
見学だからという意識ではなく、あたかも事例指導役になったつもりで、こたえてみた。
その結果として、私は口頭試問の時に事例指導者視点の問題把握に囚われていたことに気づいた。「問題把握→具体的展開のつなぎ」の部分では、事例相談者に気づきを与えるような質問していくことに集中しているため、事例相談者の「分からない」に付き合わず、出来ていないことを確認していた。
そのため、意図性や根拠をもって事例相談者に質問しているというより、知りたいことについての質問を行い、事例相談者の立場からすると責められているように感じたことが考えられる。関係構築が維持できるか、危うい場面になる可能性があると思う。

八阪先生がおっしゃる通り【他人の人生を変えるのかもしれないのがCC、本当に支援できる人を育てる】ことが目的とするならば、事例相談者の分からない気持ちに付き合い、どうすればいいかを一緒に考える、関係構築が深まり、事例相談者が自身の言いたいことを吐き出せるようになったら、事例指導者の視点を伝えることが側面支援に繋がるかもしれないと感じている。

・人のロールプレイを評価的に見るのはダメ、
正直、難しかった。「緊張されているな」「落ち着いておられるな」「わたしとタイプが似ているな」等、事例指導者役に目が向いていたことに気がついた、事例相談者役が戸惑う場面や、考えて沈黙になる場面をみると「私だったら」の視点でみることができたので、客観視できたことには感謝している。
事例のケースに張り付いてしまうとお互いがしんどいことに気付けた。せっかく来ていただいたので、事例相談者の役に立ちたい気持ちで接しているのは共感する、30分で目標を見つけることを意識しすぎず、指導計画として【目の前のCCが話すモードなのか、聴くモードなのか】見定める視点を持って臨みたい。

・全体を通して
「CCの育成のため」に無理をしない、意図性や根拠をもって質問を行う、事例相談者役の今ここでの思いに留意する。口頭試問は回答の指針を改めて考える。
眼から鱗の講座でした、ありがとうございました_(._.)_

(次年度から講師登壇をお願いする予定の1級ホルダーの方の感想です。1級に受かる方の学び方・気づき方の参考にしてください)

2年ぶりの受講でしたが、受講者の時とは違った以下の3つの点からの学びがありました。

①指導者としてのマインド
働く楽しさ研究所で学んで指導者になる以上、それにふさわしい指導者になって欲しいという八阪先生の熱い思いが伝わってきました。また、それが伝えられる指導者にならなければいけないと感じました。
具体的には、初めて受講された方をブレイクアウトルームで八阪先生が説明された際に仰った、本講座は「自分が口頭試問をするつもりで見て欲しい!」「自分のアウトプットを説明できない人はプロじゃない!」「アウトプット(アンケートへの記入)にこだわりそれが品質の向上につながる!」については、まさにその通りだなと改めて感じました。
実際、私自身もそれらを実践して成長させていただいたし、この先もそれらを実践していきたいし、私がかかわらせていただく方々にもそれらを実践して成長していって欲しいと思った次第です。

②指導者としての態度
関わった方々(CC)に対しお手本(見本)にならなければならないと改めて思いました。具体的には、「面談を引っ張ってしまうCCに対しては、決して引っ張ることをしないSVとしてかかわる(指導をさせていただく)」「この面談の時間はあなたの時間ですよと言った以上はその通りの面談を行う」などです。
今回も、講座の時間が超過していたにもかかわらず、最後の最後まで「この講座は受講を申し込まれた方々の時間」を実践され、質問が出なくなるまで受講者と向き合われていたところは、まさに「受講を申し込まれた方々の時間ですよ」を実践されていると感じました。
きっと受講された方々は見学者も含め、講座受講に満足されたのではないでしょうか。指導者は発言したことは実践する、そのことそのものがお手本であり、かかわった方々との良い指導関係が構築されCCの成長につながっていくものと感じました。

③指導の方法
改めて立体的な学びの場であることを強く感じました。具体的には、登壇者に対する八阪先生からのFB、逐語録内に込められた指導事項、自分が口頭試問をするつもりで見ること、振り返りメール、アンケート(アウトプット)記入、録画されたビデオ(登壇者のみ)などです。
これらを活かすも殺すも受講者次第ですが、指導者としての「指導の質」もものすごく問われ、指導者として責任重大であることを再認識いたしました。

(次年度から講師登壇をお願いする予定の1級ホルダーの方の感想です。1級に受かる方の学び方・気づき方の参考にしてください)

今回の見学は、「働く楽しさ研究所」の講師として登壇することを前提に、講座運営や指導の基本姿勢(哲学)等を学ぶために参加させていただきました。また、指導者として参加メンバーのロールプレイングを見たときの自分自身の心の動きと講師のチャットによるコメントを比較し、自分が登壇するときのことをシミュレーションしながらロールプレイングを見学させていただきました。

今回の学び・気づきは、大きく分けて二つあると思います。一つは、講師やサポートスタッフの一挙手一投足に「意味」があるということ、もう一つは、講師がロールプレイングを見る視点と私がロールプレイングを見る視点の軸合わせができたということです。

まず「講師やサポートスタッフの一挙手一投足に『意味』があるということ」についてですが、例えば最初「初回受講者」と「2回目以降受講者」を分けてガイダンスをしていました。他の団体の講座とは異なる「厳しさ」があること、その「厳しさ」は「技能試験の合格」を超えた「キャリアコンサルティングの質」を見据えてのことであることを丁寧に説明しているわけですが、確かに毎回このガイダンスを全員に実施するのは、時間もかかります。おやつをねだるペットに長々と「お預け」を食らわせるようなもので、受講者のやる気をそぐかもしれません。そういう諸々のことを考えて講座運営を考えていくことが、講師に求められていることだと感じました。

「ロールプレイングの軸合わせ」については、少しうれしいことがありました。一つ目のロープレだったと思いますが、事例指導者が事例相談者に、事例の詳細を聞いている場面がありました。(えらく長々と事例を聞いているなぁ…)と思っていたところ、講師から「ケースの内容を理解するための質問が続く」というチャットが入りました。一瞬かもしれませんが、講師と視点を共有していたことが明確になったので、これはちょっと自信になりました。

とはいえ、講師として登壇することを考えた場合、「働く楽しさ研究所としての講座の質の担保」という点で、私自身はまだまだ課題が多いのかなとも思いました。もし機会があるなら、「講師・サポーター」同士による「ピア・コンサルティング」をやってみるのも学びになると思いました。

ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。

当日の講座の様子

アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。

今回は非常に良い感じで笑顔たくさんのシーンを切り抜きできました!
みなさんが一緒になって、講座全体を「温かい学びの場」にしていただいているから
こういうシーンが撮れるのだと思うと、ありがたい限りですね。

試験の直前で、みなさん気が張ってる最中だからこそ、
ライバルでもあり仲間でもある学びの場を、良い雰囲気にすることで
ロールプレイにチャレンジした方が前向きでいられるので
それがまた、次の「ロールプレイをやってみよう!」という
一歩踏み出す勇気に繋がっているんじゃないかな?と思っています。

そうはいっても、いよいよ本番は間近ですね。
ここで学んだことを活かして、どこまでも「目の前のCC第一」でいられる
誠実でまっすぐな指導者像を目指して、試験に挑戦してきてください!

それでは、今回はこのあたりで。また次の講座でお会いしましょう。

弊社の1級CC対策講座特集ページ・オンラインストアのご案内

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この記事をご覧になって、「参加してみたいな」と思った方はもちろん、
まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度このページをご覧くださいませ。

詳しくは「1級CC技能検定対策講座のご案内ページはこちら」の
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また、弊社では一部の講座をオンラインストアでも販売しております。
そちらのリンクボタンも掲載しましたので、併せてご利用ください。

みなさまのお越しを心からお待ちしております。