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6月28日(土)2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接実践編・口頭試問編)の様子

6月28日(土)2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接実践編・口頭試問編)の様子

執筆者 | 野島 レナ

6/28(土)にGoogle meetを用いたオンライン形式で
「2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」

~面接実践編・口頭試問編~
を開催いたしました。

こんにちは。働く楽しさ研究所・サポーターの野島です。
この日は、午前が『2級面接実践編』午後が『2級口頭試問編』の2コマで
試験直前の2級CC技能検定対策講座をダブルヘッダーで開催しました。

面接実践編はたくさんの参加者がおられました。
これまで何度も参加してくださっている方が多かったこともあり
リラックスした雰囲気で始まりました。

とはいえ、同日の夕方に面接試験本番を控えているという方も。
仕上げに弊社の講座を選んでくださって、本当にありがとうございます。
退室前にはチャレンジャー同士でエールを贈る様子もみられました。
お力を発揮されますように、心から応援しております。

口頭試問編では、1つのロールプレイをもとに、まずは個人で回答を考え、
続いてより良い回答をどうやったら導き出せるのか参加者全員で検討しました。

少しぎこちなかったディスカッションも、
検討が深まるにつれて白熱しつつも冷静に考えをまとめておられました。
「どういうことだろう?」
「わからないなあ・・」
と、グルグルと思考を巡らせることは、まさに相談者の背景の解像度を
上げていくことでもありました。

また、午前と午後の両方の講座にご参加くださった方もおられました。
長時間、本当におつかれさまでした!
試験でも、日々の面談でも、今回の学びが活きますように。

それでは、ここからは講座の中でも要点になった箇所を振り返ってみましょう。
講座内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。

ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。

「2級 面接実践編」の振り返り

「2級 口頭試問」の振り返り

では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。

受講された方の意欲や熱意は、アンケートを通してわたしも1人1人丁寧に確認しています。
今回の学びの内容をどれくらいの熱量で発信していけるのか、
考えを整理し・言語化する訓練と捉えている人と、
ただの回答だと思って適当に済ませる人とでは、頭の鍛えられ方が全然変わってきます。

いつもお伝えしていることですが、本気で2級合格を目指すのであれば、
上位15%に入るアウトプットをしようと、こだわって回答してくださるはずですね。
熱意ある受講者さんがどれくらいのものか、ぜひこの回答から感じ取ってください。

2級 面接実践編・口頭試問編 参加者の声

今回試験が近づいてきて、やはりどこか勝手にケースの人物像を作り上げてしまって、相談者が、どんな景色をみて悩んでいるのかという視点が見えてない気がして、試験直前でしたが、参加させていただきました。改めてCLとの関わり方、もっと深く関わるためにはどうしたらいいのか、考えるきっかけとなり、参加させていただき本当に良かったです。

今回の気づきになります。
・なぜこの質問を今ここでするのか、タイミングや言い回しなど、すべてに質問する意図を持つこと。
 今まで私は面談中の流れで、自分の感覚で何となく面談を進めていたと思います。
 自分の質問や関わりに根拠をもって、きちんと説明できるように意識したいと思います。
 カレーの作り方のお話で、とても印象に残ったので、忘れないと思います。

・面談がどうしても表面的になってしまうことがどうしたらいいかと思っていました。
 ケース3で「普通」という言葉が繰り返しでていたことをとらえて、
 CLが意味を込めて話していることを拾うことで、それを変えなきゃでも変えたくない、
 そんな思いが見えてくる。話されたことを全て追いかけるのではなく、
 CLが何を話したいのか、焦らず冷静に捉えていく必要があると気づきました。

・CLのお話をうまく拾えなかったり、流してしまっても、焦らずに、
 「今のところ大事だと思ったので、もう一度言ってください」とか
 「いっぱい情報もらったので、考える時間をください」とか、
 素直に、CLに向き合うためにもう一度教えてもらうことはけっして悪いことでないと、
 誠実に向き合うことが大事だと感じました。 
 試験だと思うと緊張でミスしてしまったと動揺しそうですが、
 こんなふうに思えると、落ち着いて面談に向き合える気がします。

最後に、試験会場ではクライアントも試験官もみんな味方だ、という八阪先生のお話がとても心強くて、キャリアコンサルタントとして、しっかり相談者に向かい、冷静に面談を振り返りができるようにしたいと思います。貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。

今回で参加が2回目でしたが、やっと点と点が繋がったような気持ちです。
1回目は目新しいことが沢山で先生の仰ることを書き漏らさないことに必死でした。
2回目の今回は前回お聞きした内容がこういう意味かな?と理解できるようになってきました。
特に、今までは理解した気持ちでテクニックのように考えていたことが違うんだと、3点気が付きました。

①気持ちを労う=「お辛いですね~」と言葉にすることで信頼関係が生まれる。
➡正直、今までは労うことが関係構築になる。という認識でしたが、その人の辛さや悩みの深さを感じる事で、本当に訴えたいことは何かを理解できるように、想像しながら受けとめるということだと理解できました。そのうえで、訴えたいことが何かを理解していることを伝え返すことで安心感を与えることが関係構築だと気が付きました。

②何度も繰り返す言葉の意味を確認することで問題把握の糸口が見えてくる
➡繰り返す言葉の意味(定義)を聞くだけでは不十分で、なぜその言葉を使っているのか本人も理解してい無い事もあり、そこを何度も仰っていることに気が付いてもらい、自ら言葉の意味を考えてもらう事が大事だと気が付きました。

③CLが発言した物事ではなく、感情のこもった言葉や高ぶった言葉を拾う。CLの気持ちを代弁・言語化する。
➡拾って伝え返すだけで、勝手にCLが心の内側を考えてくれる。なんて都合の良い事はないんですね、こちらが言葉の意味をしっかり理解して、自分なりの解釈を返すことで、CLに気づきが生まれるということに気が付きました。

また、最大の勘違いをしていたのは、2級レベルになると悩みを解決してあげる=具体的展開と思っていました。
先生から、解決代行業ではない。具体的展開とは少しでも現状を受け入れられるようになること。さらに、この人の理解者になり、今後の展開を見通しを立てること。と学び、まずは目の前のCLの理解者になれること、なぜこの場に相談に来たのだろうと想像することから始めたいと思います。

「先生の言葉に理解・納得が頭ではできていても、実行できない」という自分の気持ちと同じようにCLも悩んでいるのかな、と想像ができるようになりました。まずは話を聞きながら、CLの辛さ・悩みを想像できるように、聞く・考えるが同時にできるように、そこから始めたいと思います。

今日はありがとうございました。まず、最初のお話の時に、試験は通過点であり、私たちの学びは、CLと向き合うためとのこと、初心にかえりました。もともと、CCの資格をとりたいと思ったのは、目の前の利用者さんの話にきちんと耳を傾けられるようになりたい、面談力を上げたいと考えたからだということの思いにかえることができました。

今回、3ケースとも、自分がCCの立場のつもりで、どのように投げかけるか、CLの思いのポイントは?非言語的な部分はどのような姿勢であればよいかいうことを考えながら参加しました。3ケース終えて感じたのは、やっぱり自分の面談のクセが出るということ、3ケース目の方が振り返りでおっしゃっていましたが、具体的展開を考えすぎるとこちら主導で引っ張ってしまう傾向になりかねないという点です。
そこで、わたしは質問を重ねすぎてしまうクセがあるので、まずは丁寧に思いを伺い、関係構築を大切にすること、そして、質問するにも、意図を自分の中で明確にしながらすることを心掛けたいと思いました。

カレーの例えは、とてもよく理解できました。確かにカレー作る時、けっこうその都度意図をもって切ったり調味料いれたり…ですね。面談はライブなので、それを考えながら、やりとりをする難しさをいつも感じます。そういう中で、ロープレをしていただいた3名の方に感謝と敬意を表したいです。
面談中迷ってしまい、どう展開すれば??となってしまった時も、「考える時間をくださいね」と率直であっていいんだなぁ、ということも気づきになりました。その率直、素直である、ということが、難しいことであることも理解していますが…。

34回も受験しますが、わたしの中では次回35回が本番のつもりでいますので(笑)次回の試験前はロープレに参加できたらなぁと思います。またよろしくお願い致します。ありがとうございました。

今回は、久々の人前でのロープレにひやりとしましたが、適度な緊張感と日々のトレーニングが大事だと感じました。また、今回の面談意識したことは、「CLのペースにあわせることを意識し、CLより前にでないこと」と「CLの感情を先回りように注意し、先回りと共感を区別し、言葉を発するタイミングに注意を払うこと」を意識して、ロープレに挑みました。以下、振り返りたいと思います。

①意識することで、CLのペースにあわせることができ、CLより前に出ることがなかった。
→こちらは、今回のロープレで実践でき、これがペースをあわせることなのだと、感覚としてつかむことができました。先生からも、CLの後ろからついて言っている感じだったとのコメントをいただき、やっと感覚がつかめたような感じがしました。ただ、ケースによっては、大学生のケースのように、ついつい引っ張ってしまいたくなるケースがでてくるといけないので、「CLと同じペースで歩むこと」を意識していきたいです。

②ロープレで実践して、材料はあるのに、口頭試問で「言語化」することができない。
→例えば、今回のケースの場合は、CLの現役時代の仕事での話にスポットをあてて、CCとして話を聞く時間を多くとったのですが、これは、CLの「俺はまだまだ仕事をバリバリできる」という気持ちをくみとり、その気持ちをはきだしてもらうために、あえて現役時代の話(過去の話)を聞くということを意図的に行いました。ただ、実際の口頭試問では、この部分がうまく伝えられませんでした。後から考えればわかることなのですが、口頭試問でいかに、自分が意図的におこなったことを言語化できるか。これが、今後の課題です。先生のおっしゃっていた「カレーのレシピを説明できるように」を今一度意識したいと思います。

③CLとの会話で、話題が流れしまった場合や、CLからの情報量が増えてきている場合の対処の仕方『素直に、CLに「すみません、今の部分大事だと思うので、もう1回いってもよろしいでしょうか」とか「ちょっと考える時間をもらってもよろしいでしょうか」などと伝えてみる』
→つい会話を止めてしまうと…と抵抗がありましたが、ロープレを前にすすめることばかりではなく、取り入れてみようと思います。「カレーレシピ」と「流しそうめん」の例えわかりやすかったです。本日も多くの学びをありがとうございます。

今日も見学させていただき、沢山の学びをありがとうございました。
前日、面談の練習をした際に、その20分がCLのための時間になったとは全く思えなかった為悶々としておりましたが、同じ志を持つ皆さまと真剣に向き合う時間を持てたことで、CCの役割を改めてよく考えることができました。

「普通に」働きたいというCLの言葉、CCの考える「普通」とCLの考えている「普通」は必ずしも一致しない。CCが大切にしたい、守りたい「普通」が何か。そこをCCが、あなたの普通ってこういうことですか?それを変えなくちゃいけない状況なのが、しんどいんですよね。と横に座って話す感じ。
繰り返す言葉には、CCの思いがある。CCが無意識に繰り返していたとしても。そこを、何度も出てくるけど、どういう意味?と、キャッチ出来るように、常にアンテナを立てておこう。

話を聞く効果を明確に教えていただいた事で、改めて、20分間の 開始1秒からCCの行動全てが CLの為のものであると考える事ができました。

「ちょっとしたこと」では、普通相談に来ない。それなのに、どうしてそういう言い方をするのか。流してしまいそうな言葉の中に、CLの諦め、卑下、でも誰かに聞いてほしい、『私には大事』という気持ちなど、様々な感情が入っている。ロープレ中も、口頭試問について考える余裕をもつ。CLの横で伴走できるように、学んだ事を体に染み込ませ頑張りたいと思います。ありがとうございました。

今回も3つのケースを見学させていただきました。私が自分の課題としていることは、問題把握です。CLは何を相談したかったかを捉えること、またCC視点としての問題を捉えることが難しいと感じています。今回の講座で、考えるヒントももらえたと思います。

まずは、相談者の何度も出てくることばの意味を聞いていくこと。普通に、という言葉や、変えなきゃいけない、という言葉の意味、本当は変えたくないのではないか、と考えながらも、相談者に語ってもらえるように関わっていくことが大切である、ということです。
また、状況を聞き、不満を持ったりショックを受けるのは当然のことなのに、相談者は大事に捉えたり、自分が悪いと受け止めている。それはなぜなのか、それがこの人特有の問題なのではないか、という視点で聞いていくこと。

相談者の話しを鵜呑みにするばかりではなく、客観的な視点で話を聞いていきながら、なぜなのかを語ってもらえるように関わっていくことで、問題は見えてくるかと思いました。
新たな視点にも気づいた講座でした。ありがとうございました。

ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。

当日の講座の様子

アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。

写真は、左側が午前『2級面接実践編』、右側が『2級口頭試問編』の様子です。
真剣な学びの時間の中にもパッと笑顔が広がる瞬間が印象的でした。
試験本番直前の方にとっては、研鑽に励む仲間の存在を再確認でき、
背中を押された時間になったことと思います。

貴重な週末を使って講座に参加してくださって、本当におつかれさまでした。
それでは、今回はこのあたりで。
また次の講座でお会いしましょう。

2025年度の2級CC技能検定対策講座のご案内

弊社が企画・運営する2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめたページ
をご用意いたしました。

特に、弊社では「面接準備編」の講座の受講から始められることをお勧めしています。
「面接準備編」では、最難関とされる実技試験(面接)の突破に向けて、
絶対外せない大事な視点や、熟練レベル(2級)にふさわしい考え方や姿勢を
きちんと身に付けることを目的として企画・設計している内容です。

初めて試験にチャレンジされる方はもちろん、
何度挑戦してもなかなかうまくいかない方にとっても、
揺るがない足場を整え、困った時の拠り所がわかる内容です。

次の試験で合格したい!という方は、いきなり「面接指導編(ロールプレイ講座)」や
「事例読み解き編」などの実践編から入るのではなく、
しっかり基礎固めができる「面接準備編」から一歩ずつ学んでいってほしいです。

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