7/5(土)にGoogle meetを用いたオンライン形式で
「2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」
~面接実践編 ・アドバンスコース~
を開催いたしました。
こんにちは。働く楽しさ研究所サポーターの内田です。
今回の面接実践編・アドバンスコースには、3名の方がご参加くださいました。
何度もご参加くださっている皆さんで、意欲の高さが伝わってくる一方、
リラックスした雰囲気の中で、穏やかに時間が流れていました。
前期試験も終盤の時期でしたが、試験対策だけにとどまらず、
日々の支援にもつながる、学びの深い時間となりました。
このコースでは、ロールプレイ後に動画を見ながら丁寧に振り返ることができます。
CC役の方が、CLの置かれている状況を考え、表現された言葉に対し、
CLが「まさにそうなんです!」と返すような場面も多く見られましたね。
もちろん、気持ちを言いあてることが目的ではありません。
CLの置かれている状況をしっかり受け止め、考えながら言葉にしていく。
その積み重ねが関係づくりを支えていることを、あらためて感じられる機会にもなりました。
また、ロールプレイ後の事例検討ワークでは、
「自分だったらこう聞いてみたい」「こう掘り下げてみたい」
といった声が自然に出てきて、参加者同士のやりとりもとても活発でした。
一人では気づけない視点に出会えることも、このワークの大きな魅力だと感じます。
CLの人生の大切なひとときに関わる支援者として、
「いま、CLはどんな気持ちで、どんな毎日を過ごしているのか?」
そのことに丁寧に心を寄せながら、具体的な展開を急ぐのではなく、
目の前のCLが「今できること」「できそうなこと」を一緒に見つけていける、
サポーターを務めていて、わたし自身もそんな支援者でありたいと思いました。
ときには立ち止まり、じっくりと耳を傾けること。
その話を聴くこと、人を頼ることの意味を見つめ直せる、貴重な時間になりました。
暑い中、本当にお疲れ様でした。
それでは、ここからは講座の中でも要点になった箇所を振り返ってみましょう。
講座内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。
ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。
「2級 面接実践編・アドバンスコース」の振り返り
では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。
受講された方の意欲や熱意は、アンケートを通して講師も1人1人丁寧に確認しています。
弊社代表の八阪が常々お伝えしていることですが、
今回の学びの内容をどれくらいの熱量で発信していけるのか、
考えを整理し・言語化する訓練と捉えている人と、
ただの回答だと思って適当に済ませる人とでは、頭の鍛えられ方が全然変わってきます。
いつもお伝えしていることですが、本気で2級合格を目指すのであれば、
上位15%に入るアウトプットをしようと、こだわって回答してくださるはずですね。
熱意ある受講者さんがどれくらいのものか、ぜひこの回答から感じ取ってください。
2級 面接実践編・アドバンスコース 参加者の声
アドバンスコースでは、一番大切にしたい思いを受け取った気がします。私自身、自己肯定感が低く、周りの目や言葉を鵜呑みにし、自分の考えと衝突する時は、相手を立てる方がうまくいくと思って、それが混乱、暗中模索の時期に突入していました。
今日の学びでは、管理職の孤独、限界に達した時、辞めるにやめられない状況での悩みでしたが、最後まで相談者の気持ちに寄り添い続けることで、「ラクになりたい」というつぶやきがでました。ここまで寄り添ってはじめて、目標が立てられるのだと実感したこと。その前に一旦、目標をたてCLの合意を得たものの、無策なままなので、また引き戻して、CLの悩みの明確化を重ねることができました。
お約束の20分は超えましたが、面談を5分延長してでた相談者のつぶやきが「辞めるにやめられない」から「ラクになりたい」に変わったのです。だから、CCは最後の時間まで真剣にCLとかかわり、相談者を支配せず、相談者主体であることを実感できました。
しかし、「ラクになりたい」だけでは、すべて手立てが詰んでしまっている状況がみえるほどに、打開する見立ては見つかりません。そこで面談をギブアップ。グループで考えを出し合い、問題解決ではなく、相談者がみずからラクになる、すこし手前の方策を考えても、ひとりで抱え込んでいるCLには届く方策は浮かびません。そこで、CCがCLに「ひとりじゃないよ、わたしがあなたの隣にいますよ」という、そんな存在の大切さを学んだのです。
八阪さんがよくいわれる、隣に座って話を聴くシーンです。理論や教科書に書いてあるわけではない、CCとしてのありたい姿を学びました。
基本的態度といっても具体的に何をどうするのかは、暗中模索でした。真剣に考えるほどに「こうしたらいい」という解を私が教えたがってしまうからです。具体的展開から、からこそ、CCの考えを伝えてもそれをCLがどう捉え感じ考えるのかを聴く姿勢の大切さ。そうではないと、CLをおいてけぼりにするということが肚落ちしました。
最後に具体的展開まで、八阪さんにずっと寄り添っていただいた感じがしました。CC役をしたのですが、そんな実際の指導を受ける体験ができたこと、ほんものに触れることが一番の学びと心得た、時間でした。この場に参加されたおふたりや、八阪さん、事務局の方に感謝しております。ありがとうございます。
2級面接実践アドバンス編に見学者として初めて参加しました。ロープレされた方、八坂先生、ありがとうございました。貴重な学びの機会となりました。
私は次回冬の2級を初受験する予定で、今から準備を進めようと2週続けて(面接実践とアドバンス編)参加しました。アドバンス編は見学者の私達も交えて面談の感想や今後の展開などを考える時間が設けられているので、面接実施編の見学のみとは違い、よりCLの思いやCCの関わり方について深く考えることができました。
具体的には今回「共感」と「CL第一」について大きな学びがありました。共感については、CLの思いを適切に要約することの大事さを目のあたりにしました。面談ではCLがCCに対して「分かってくれている」と感じる要約が随所にあり、CCがCLを理解したいという気持ちも一緒に伝わってきました。共感とはこういうことなのだと改めて感じました。
また、CCが時に目を伏せ、間を置き、考える姿は、CLを深く理解しようとする誠実な行動に映りました。これまで頭では分かっていても、CLを不安にさせてしまうのではないかといった考えがどこかにありました。しかし、それは真逆でした。「この人(CC)なら信頼できる」という空気しかありませんでした。
CL第一については、どこまでもCL第一に寄り添うことなのだと当たり前のことに改めて気付かされました。今回、先生はアンチテーゼを沢山盛り込んだとおっしゃっていましたが、CCは1つも引っかかることなく面談を終えていました。それは、戦場のような職場に疲弊しているCLの現状を理解し、話を進められていたからだと感じました。
一方、どうしても具体的な提案をしてしまいたくなる自分がいました。ディスカッションの時間も、職場で何かできることはないかといった視点で問いかけていました。自分の思考癖を思い知らされ、以前先生に個人面談でロープレをして頂いた際に「電車型だね」と言われたままだと痛感しました。頭には常に置いているつもりでしたが、CLを置いてきぼりにしてしまう自分の思考癖を再確認し、今後は先生の「聞くことが展開になる」という言葉とセットで取り組もうと考えました。
今回学んだことを日々の面談で具体的に実践していくことで、昨日より今日、今日より明日と少しでも成長し、CLの力になれるよう努力します。引き続きよろしくお願いいたします。
当日の講座の様子


アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。
ロールプレイ中に講師からも「あとで振り返ってほしいポイント」が
札を使って表現される場面があり、学びのヒントが随所に散りばめられていました。
この写真(左)は、ちょうど「GOOD!」な場面が紹介されているところです。
気になるところも、すばらしいと賞賛されたポイントも、
すべてが支援者としての大切な学びの糧になっていく。
そんな前向きであたたかなひとときでした。
お忙しい中ご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました。
みなさまの姿勢や対話から、こちらもたくさんの気づきをいただきました。
それでは、今回はこのあたりで。またお会いしましょう。
2025年度の2級CC技能検定対策講座のご案内
弊社が企画・運営する2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめたページをご用意いたしました。
特に、弊社では「面接準備編」の講座の受講から始められることをお勧めしています。
「面接準備編」では、最難関とされる実技試験(面接)の突破に向けて、
絶対外せない大事な視点や、熟練レベル(2級)にふさわしい考え方や姿勢を
きちんと身に付けることを目的として企画・設計している内容です。
初めて試験にチャレンジされる方はもちろん、
何度挑戦してもなかなかうまくいかない方にとっても、
揺るがない足場を整え、困った時の拠り所がわかる内容です。
次の試験で合格したい!という方は、いきなり「面接指導編(ロールプレイ講座)」や
「事例読み解き編」などの実践編から入るのではなく、
しっかり基礎固めができる「面接準備編」から一歩ずつ学んでいってほしいです。
一部の講座は、オンラインストアでの動画販売もしておりますので、
講座形式での参加でも、動画形式でも、学びやすい方法をお選びください。
講座で参加されたい方と、オンラインストアの動画講座を購入して学びたい方、
それぞれに合わせてリンク先のボタンを下の方に用意しています。
※講座の場合、クリックすると開催日程カレンダーが表示されます。
表示されたページの中から、希望の日程をクリックしてください。
その後、詳細な内容などがご覧いただけるようになります。
みなさまの指導・支援ができる機会を心待ちにしております。
ぜひこの機会に弊社講座にお越しくださいませ。