5/26(木)に、ZOOMを用いたweb形式にて、
「国家資格キャリアコンサルタント更新講習」
~相談者の思考転換につながる質問力アップトレーニング~
を開催いたしました。
こんにちは!サポーターの木上(きがみ)です。
この時期から釣り好きな私は活発に動き出すシーズンでもあります。
地元でアジが釣れるのですが、私の釣り針には掛かってくれません。
晩御飯を豪華にする、新鮮なアジフライを食べるために夜な夜な港を練り歩きます。
さて、今回は13名の方にご参加いただくことができました。
しかも木曜日という週の半ばにも関わらず沢山の方のご参加、本当にありがとうございます。
そして、この度は機材トラブルからご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。
講習中に改善できれば良かったのですが、どうしても収まらず代替機での登壇となりました。
以後、再発防止のため環境を整備してまいります。改めてお詫び申し上げます。
さて、ここからは私とこの日の講座の要点を振り返ってみましょう。
当日ご参加いただいた方は復習に、ご検討中の方は講座の参考のために是非お読みください。
「質問力アップ」の講習の振り返り
講師曰く『Aはゼロで、B、Cのみで相談してください』
A:情報収集
B:感情の受容
C:思考の転換
質問はCLが聞いてほしい、相談したいことについて話してもらうためであって
CCが知りたいことを優先している場合ではないということでした。
あくまでも『相談者第一を忠実に実行する』ということです。
情報収集をゼロにするというと極端に思われるかもしれませんが、相談は成り立ちます。
CLが話したいことを話してもらうことで情報が蓄積されていきますので
そうして蓄積された情報の中からCLの思いや考え、そして課題も浮き上がってきます。
そしてCLに『このCC、私の話を受け止めてくれる!』という感触を持っていただくことができれば
深いところにある悩みや本音で話してくれるようになります。
『相談者第一』これは机上の空論や理想論ではなく、支援するうえでとても実用的なキーワードであり
純度の高いキャッチボールで構成された相談はCC・CLの両者にとって実のあるものとなるでしょう。
講師曰く『答えが分かりきっていることを、あえて話してもらうために質問することがあります』
思考転換型の質問は、CLからアウトプットしてもらうことで気づいてもらうために投げかけるものです。
これは『遠回しな質問』『あえてとぼけた質問』とも言えるかもしれません。
なぜそんなことをする必要があるかというと…
直球での指摘はCLが受け取れない可能性があり、関係性の構築を妨げるかもしれませんし
直接的な助言ばかりでは、CLが自ら考える機会を奪ってしまいかねません。
つまり、思考転換型の質問の目的は伝える・伝わることではなく考えてもらうことにあります。
応募書類の提出期限が3日後に迫っているのに筆が重いCLとの応答を例に挙げると…
CC「そういえば履歴書の提出期限は何日でした?(あと3日しかないよ?)」
CL「あと3日後です。急がないと間に合いませんよね…実はココの書き方が分からないんです」
このように直接的に伝えず、CL発信で何をどうしたいか?を話してもらうイメージです。
かといって、意図的とはいえ”とぼけた質問”だけに終始するとCLに不信感を持たせてしまいます。
CC「ITエンジニアに必要な習慣って何だと思います?(日々の自己学習だよ)」
CL「んー…。新技術を常にチェックしておくことではないでしょうか?」
CC「そうですよね!次々と開発される技術を知っておくことが大事ですよね」←コレ
思考転換型の質問に対する返答があれば、キッチリと反応を示す必要があります。
反応を返さないと「何も知らないCC」と認識される可能性もありますので要注意です。
また、たとえ返答が期待していたものと異なっていても、自ら考えることでの学びが深まります。
多少の右往左往があるかもしれませんが、それもCLが成長できる機会だと思います。
とことん考えてもらった上で決断し、自らの足で前へ進んでもらう。
そのお手伝いをするために、我々CCはプロとしての質問をしましょう!という講習でした。
では、ここからは今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。
相談者主体の質問について、こんなに考えた経験がなかった。日常からの訓練の目標をたてることができた。新しい視点を得ることができたことが良かったです。ありがとうございました。
質問力アップという響きに惹かれて申込みしました。相談者のメリットを考えた質問を考えるワークは、様々な方の意見が聞けて勉強になりました。
自分がクライアントの為に限られた面談時間の中で如何に早く問題解決をするかを考え状況確認する為にあらゆる質問を投げかけていました。クライアントが話をしていくことで整理出来て問題解決に繋がると思っていた事が、自分が知りたいから質問をしていたことがわかりました、それは相談者が話すメリットがある思考転換型で意識して意図して訊く事が有効と学びました。
当日の講座の様子
アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。
今回は質問力を上げるというテーマでの講習でしたが、いかがでしたか?
CCは他者の人生に深くかかわるからこそ、その責任を果たすためには自己研鑽が必要不可欠ですが、
その自己研鑽には、他のCCと交流して価値観に触れることも含まれると私は考えています。
講習でのグループワークやイベント・座談会など、CCの皆様の交流の場を創り上げていきますので
引き続き弊社・働く楽しさ研究所をよろしくお願い申し上げます。
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まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度このページをご覧くださいませ。
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みなさまのお越しを心よりお待ちしております。