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9月14日(土)1級・2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接準備編)の様子

9月14日(土)1級・2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接準備編)の様子

執筆者 | 内田 智子

9/14(土)にGoogle meetを用いたオンライン形式で
「1級・2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」

~面接準備編~
を開催いたしました。

こんにちは。働く楽しさ研究所・内田です。

少しずつ秋の気配が近づく中、基礎固めとなる『面接準備編』を、
午前(1級)と午後(2級)一日を通して開催されました。

午前(1級)は少人数での開催ということもあり、受講経緯をお伺いしながら、
なごやかな雰囲気でスタートしました。
初受検の方が多く、「面接対策はどうすれば?」「指導とは何か?」
といった問いに真剣に向き合われていました。
講師からは「早い時期から取り組むと、高いところでも届くようになるよ」との助言もあり、
挑戦を躊躇しそうになる背中をそっと後押ししてもらう場面もありました。

午後(2級)は、「属性が変わっても安定的(波をなるべく小さく)でいることが大切」
というお話に、みなさんが顔を上げて大きくうなずく姿が印象的でした。
熟練レベルとしての、偶然ではなく安定した面談力を目指す、
その第一歩を確かに踏み出されたように思います。

弊社の『キャリアコンサルティング技能検定講座』は、テキストを基本にしながらも、
その場に合わせてアレンジが加えられるライブ形式と、いつでも何度でも学べるオンラインストアの2種類。
ライブ形式では、一度きりの貴重な学びの時間も生まれます。
サポーターとして参加する私も、毎回新しい気づきをいただいています。


今回の『面接準備編』で得た学びを、ぜひ今後の挑戦の土台として、
折にふれて思い返していただけたら嬉しいです。
その一歩一歩が確かな力となるよう、これからも心を込めて応援しています。

それでは、ここからは講座の中でも要点になった箇所を振り返ってみましょう。
講座内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。

ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。

「1級面接準備編」の振り返り

「2級面接準備編」の振り返り

では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。

今回も受講された方の意欲や熱意が伝わるメッセージが届いています。
このアンケートへの取り組み方1つとっても、その人の学びに対する意欲や本気度が
伝わってくるのではないでしょうか。

技能士試験の合格を目指すなら、自分の言葉でアウトプットすることへの
質・量へのこだわりは、ぜひ持っていて欲しいですね。

この記事を読んでいるみなさんも、本気で合格を目指す方のアウトプットの質を
ぜひ感じ取っていただけると嬉しいです。

1級・2級 面接準備編 参加者の声

スタートしてすぐに、合格のための面談になっている人は考え直すようにお話があったことにまずハッとした。普段の面談の最終目標も会社の生産性向上や人的資本のような頭でっかちになりがちで、まず相談者の話したいことや相談者のための時間ということが見失いがちと実感した。
2級不合格という現実を知った時には、私が面談している人たちのためになれていないのではという気持ちと同時に、普段からこんなにたくさんの面談をしてきているのに不合格だなんて恥ずかしい、と感じた自分がいて、主語が自分のその気持ち、それがショックだった。会社の中にこういう相談の場所があって良かったともっともっと多くの社員に感じてもらえるように、今日という日を一つの区切りにして改めて自分の面談への望み方を見直し面談の時間と向き合っていきたい。
自分の愛する人たちを愛さずに、相談者を大切に出来るか、という八阪先生のお言葉心に響きました。

気づきが多かったです。
前回の合格者の方のお話しで関係構築の大切さをあらためて思いましたが、今回もさらにCLの方が悩むなか次の一歩に踏み出すときに他でもない自分に相談に、話してみようと思っていらしてくださったのに、その話を聞く、話してもいいかな?、話せそうだな、話せたって思っていただけることが大切だということをあらためて思いました。
話していただけるからこそ、同じ景色を見ようと寄り添い、そこから本人は気づかないこちらが感じた問題点が見えてくるでしょうし、提案も関係構築ができていない人からされても、気持ちは動かないし、やってみようとは思わないと思いました。

また、自己理解不足、仕事理解不足、コミュニケーション不足というのもたった20分でいうのは失礼、本人が聞いてたらムカつくについても本当にそうだと思いました。
単にこの3つに当てはめて言おうとしていた自分があったので、本人が話した内容から、本人が気づいていない問題だなと思われることをCCが感じてそれを、一歩踏み出すにはを一緒に考えて同意を得ながら、やってみようかと前に進む伴奏者でありたいと思いました。

また、キャリコンとしてありたい姿を考えたときに、今は出向先で出向もとやグループ内の面談もできない環境ですが、社内への提案と並行して、できることを探していきたいと思いました。

国家検定キャリアコンサルティング技能士2級の受験を決めてから、2級の実技試験は目標の設定迄持ち込まなければならないと考え、その為に必要なスキルやテクニックを習得する事を目的に、過去問の解説書などを読んでいました。しかし昨日の八坂先生の講座を受講した後に読み返すと、自分自身がフォーカスした部分が著者や解説者の意図とずれているのでは、と感じました。

これ迄自分で行ったキャリアコンサルティングを思い起こしてみても、面談の途中で「そうだ、このテクニックを使おう!」と考えながら行ったケースはありませんでした。実際にはその様な余裕もまかったと言った方が正しいかもしれませんが、緊張して臨む実技試験で決め打ちしたテクニックを出せる筈はなく、全身全霊でクライアント役に向き合う以外無い、という事に気付く事が出来ました。

これ迄自分が実施してきたキャリアコンサルティングは社内の指名面談中心であり、まだまだ学ばなければならないことと多いのですが、面談はクライアントの為の時間である事を忘れず、試験及び実務に取り組んでいきたいと思います。

講座を受け、又先生のポイントを読んで学んだことは、CCにとって「CL第一」という原点が、知識として理解するだけではなく、実際の面談にどう反映できるかが最も重要であるという点です。表面的に「CL第一を知っている」ことと、「CL第一を徹底して実践する」ことの間には大きな差があると思います。相談者の人生に関わる責任の重さを意識し、自分の合否や都合ではなく、CLの求めていることや感じていることを本気で受け止める姿勢こそが、本当のCCとしての在り方だと強く感じました。

特に印象に残ったのは「主語は誰か」という点です。自分が聞きたい質問や進めたい展開ではなく、CLが何を望んでいるのかを基点に面談を構築することが求められている点は、自分自身の面談スタイルを見直す大切な気づきになりました。また、抵抗や葛藤は失敗ではなく、CLからの大切なメッセージであり、それを受け止められることが熟練レベルに必要な要素であるという言葉には大きな学びがありました。

結局、CL理解とは単なる事実の把握や属性の確認ではなく、「どうにもならない気持ち」を受け止め、CLが本当に分かってほしいことに寄り添い続けることだで、知識やフレーズは道具にすぎず、使い手であるCCの心がCLに向いているかどうかが面談の品質を左右するという指摘は、自分の内面を振り返る大きな動機になりました。
この学びを通して、自分が本当にCL第一の姿勢を貫いているかを常に問い直し、誠実に向き合えるCCを目指していきたいと思いました。

今回の講座で一番の気づきは指導者として「やり方ではなく在り方」が大切であるということです。そのために、事例指導者が、キャリアコンサルタントとしての基本・基礎を守り、目の前の事例相談者を第一に大切にしているということを実践でやる必要があることを学びました。講座を受講した今、まずは、自分自身の常日頃の思考・言動が事例指導者として相応しいものなのかを常に考えて生活しようと思います。
そうすることで、指導を通してキャリアコンサルタントの品質管理を行なうにふさわしい存在になりたいです。

また、八阪先生の「社会の何の役に立つのか」説明できないアウトプットは仕事ではなく趣味という言葉も印象的でした。事例指導者として、事例相談者の成長により、より良いキャリアコンサルタントを育成することが、社会のどんなところにまで影響を及ぼすのかも常にイメージできているようになるぞ!と思っています。講座が終了して、キャリア・働くこと・生きることについての解決したい社会課題に対する明確な目標も言語化したので、それを実現できるよう「使命感と覚悟」を持ち学び続けていきたいです。

「事例指導とはどうあるべきか」についての情報の目のつけどころも大切にするということも、とても参考になりました。やみくもに努力をしても本質には近づけないと思うので、冷静に情報を見極める能力も身につけていきたいです。同時に、有益そう情報に飛びつきたい自分の思いの底にあるものに気づき対応できる自分いたいと思いました。

新渡戸稲造さんの「to be はto doよりもはるかに重んずべきものぞ」という言葉のように、この講座で、まずは事例指導者としての在り方をしっかり学べたことに感謝しております。
在り方をブレイクダウンして、事例指導者としてふさわしい日頃の思考・言動を実践し続けます。

今回も大変貴重な学びの時間をいただき、ありがとうございました。

今回はたまたま少人数ということもあり、同じ目標に向かう皆さんとお互いに自己紹介の機会もあり、嬉しく思っております。2級受検の際から八阪先生には大変お世話になっており、今回初めて1級面接準備編に参加させていただき、「徹底的な(事例)相談者第一」というブレてはいけない大切なことを改めて自身の中で味わう時間になったと考えています。

私は自身の面談ケースの相談で、八阪先生には複数回SVをお願いしたことがあります。その中でも特に初めてSVをしていただいた時に「八阪先生から学び続けたい!」という思いが湧き上がって来たのを鮮明に覚えています。その際の八阪先生の関わりがまさに本日お話しいただいた内容そのものでした。

初めてSVをお願いした時の私は、本当に面談が「うまく進まない」ことに悩んでいて、「解決策を見出したく」、SVを申し込みました。今、当時のSV申込書に記載の面談概要を読み返しても、いかに「私自身が面談がうまく進まない悩みから抜け出したい」と考えていたか、を思い知らされるようです。その際に、できていないことがたくさんある私に、八阪先生は寄り添い、勇気づけ、そして私の先にいる相談者の見えている景色について今までの私が考えも至らなかった部分まで一緒に検討をしてくださいました。
そして実際にそれ以降、少しずつ相談者との関係構築が積み上がって来た感覚を持つことができ、また私自身もキャリアコンサルタントとしての成長を感じることができました。

もしあの時、ダメなところばかりを指摘されていたら、いつまでも面談に悩み、相談者と向き合えず、大好きなこの仕事を辞めたいとどこかで心が折れていたかもしれません。
だからこそ、今回の学びを再び強く胸に刻み、精進し続けたいと強く思いました!これからもよろしくお願いいたします!

「1級面接準備編」この講座を受講するのは何回目だろうか?しかし毎回新たな気づきがある。毎回心に突き刺さる箇所が違ったりする。

今回は、良かれと思って支援をしたにもかかわらず、結果が上手くいかなかった事例相談者のことを本当に理解しようとしているか、或いは理解しようとすることを指導できているか、という点であった。良かれと思って一生懸命支援した相談者にドタキャンされた事例相談者の心情。ここを私たちは本当に理解できていただろうか、理解しようとしていただろうか。
揺れ動く事例相談者のこころ、言い訳だってしたい、愚痴だって吐きたい、そんな事例相談者の口に出せない心の叫び、そこをまず受け止めようとしていただろうか。寄り添おうとしていただろうか。指導の大義名分のもとに、正しい、間違いで事例相談者を裁いてはいなかったか。そんな自分は、指導者として、事例相談者に範を示せていただろうか。お手本になれていただろうか。
言うのは簡単だ。でも言葉だけでは伝わらない。必要なのは、私たち自身が範を示して、事例相談者に体感してもらうことである。その体感が「相談者第一」でなければ、どの口で「相談者第一」を指導しようとしてるのかと逆に事例相談者に断じられることだろう。

事例相談者がこの指導者は自分のことを理解しようとしてくれている、と感じた時、その温かさ、包み込まれるような安心感を感じるとともに、自分は相談者にこれができていただろうか、という内省に繋がるだろう。体感は気づきとなり、気づきは概念化され、行動化に繋がってゆく。このプロセスの支援こそが指導の神髄だろう。
私たちの前にいるのは事例相談者である。しかし事例相談者の向こうには相談者がいる。事例相談者の成長を通じて相談者の成長を支援させていただく。さらに相談者が成長することにより、その相談者が属する職場や学校などの環境の方々が仕事がしやすくなる。そのことがひいてはその先のお客様へのより良きサービス、顧客満足へと繋がってゆく。

私たちの役割は目の前の事例相談者への支援を通じて社会貢献へと連なるものであるということを認識したときに、改めてキャリアコンサルタントとして、指導者としての自分自身の成長、さらには人としての人間性の向上を目指し続けることの責任を感じるに至る。今回の講座で改めてこのようなことを感じた次第である。

ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。

当日の講座の様子

アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。

『面接準備編』といっても、一度で十分に消化できる内容ではなかったかもしれません。
頭では理解できても、実際に活かしていくためには、振り返りを重ねながら
少しずつ自分の中に落とし込んでいくことが大切なのだと感じています。

私自身も、後から「ああ、こういうことだったのか」と気づかされる瞬間が多々あります。
学びとは、時間をかけてじっくり育まれていくものなのだと改めて思います。

弊社では、この『面接準備編』を土台として、実践編や応用編など、
さまざまな講座をご用意しています。
その時々の状況やご自身のペースに合わせてご活用いただけたらと思います。

それぞれ目指すキャリアコンサルタント像という山は違う山でも、登りきった時、
そこから見える景色はどれも美しいのではないでしょうか。
私も挑戦者の一人として、いつかその景色を見て、みなさんと分かち合いたいと願っています。

それでは、今回はこのあたりで。また次の講座でお会いしましょう。

2025年度の1級・2級CC技能検定対策講座のご案内

弊社が企画・運営するキャリアコンサルティング技能検定対策講座について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめたページ
をご用意いたしました。

特に、弊社では「面接準備編」の講座の受講から始められることをお勧めしています。
「面接準備編」では、最難関とされる実技試験(面接)の突破に向けて、
絶対外せない大事な視点や、指導者レベル(1級)・熟練レベル(2級)にふさわしい考え方や姿勢を
きちんと身に付けることを目的として企画・設計している内容です。

初めて試験にチャレンジされる方はもちろん、
何度挑戦してもなかなかうまくいかない方にとっても、
揺るがない足場を整え、困った時の拠り所がわかる内容です。

次の試験で合格したい!という方は、いきなり「面接指導編(ロールプレイ講座)」や
「事例読み解き編」などの実践編から入るのではなく、
しっかり基礎固めができる「面接準備編」から一歩ずつ学んでいってほしいです。

2024年8月からはオンラインストアでの動画販売も始めましたので、
講座での参加でも、動画形式でも、学びやすい方法をお選びください。

講座で参加されたい方と、オンラインストアの動画講座を購入して学びたい方、
それぞれに合わせてリンク先のボタンを下の方に用意しています。
※講座の場合、クリックすると開催日程カレンダーが表示されます。
 表示されたページの中から、希望の日程をクリックしてください。
 その後、詳細な内容などがご覧いただけるようになります。

みなさまの指導・支援ができる機会を心待ちにしております。
ぜひこの機会に弊社講座にお越しくださいませ。