11月14日(金・夜間)に、Google meetを用いたweb形式にて、
「国家資格キャリアコンサルタント更新講習」
~学生・若者支援に関わるキャリアコンサルタントに本当に必要な面談技術と心がけ~
を開催いたしました。
こんにちは。働く楽しさ研究所・サポーターの大藤です。
金曜日の夜にもかかわらず、19名の方に参加していただきました。ありがとうございます。
仕事を終えてすぐ、速足でPCの前に駆けつけてくださった方も多かったのではないでしょうか。
遅い時間までの長時間の受講、本当にお疲れさまでした。
本講座にはグループワークの時間が多くありますので、わたしたち講師やスタッフも
時々様子を伺いに巡回させていただきましたが、どのチームも意見が活発に出ていて、
相談者に、もっとよりよく寄り添うためにできることはなんだろう、と
真剣に模索しているご様子が同じCCとしてとても心強かったです。
今回講師をつとめた吉川さんは、普段から学生と接する機会が多いので、
学生がわたしたちをどう見ているか、わたしたちの言動をどう感じているか、
ということについてとても慎重で繊細な意見を持っていらっしゃいます。
常日頃から、若者の成長を見守る視線が、講座を受けた方にもあたたかく
伝わったのではないかと、サポートをしながら感じていました。
変化の激しい時代。今日の非常識が明日の常識になるかもしれない。未来のことはわからない。
誰も知らない時代を、わたしたちよりはるか先まで生きる若者に、CCとしてどう関わるのか。
「簡単に答えを出すことのほうが危険」という趣旨の講師のコメントが印象に残りました。
正解を知っているのがキャリコンじゃない。
目の前にいる相談者の、唯一無二の人生を、キャリアを、自走する力を応援していく。
わたしたちは、彼らの背中を見送る応援者なのだとあらためて思いました。
さて、それでは、今回も更新講習の振り返りをしていきましょう。
講習内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。
ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。
「学生・若者支援」の講習の振り返り
では、ここからは参加されたみなさまの感想・お声をご紹介します。
今回もたくさんの方からメッセージ・感想をいただきました。ありがとうございます。
ここで紹介するお声はごく一部だけになりますが、講習内容の復習に、
あるいはこの記事をきっかけにして弊社の更新講習参加の検討材料に、ぜひご活用ください。
参加された方の声
自分の価値観に無自覚なまま、相手の言葉を「自分ならこうする」という枠で無意識に解釈してしまう癖を改善するために、まず学生の「自己決定の機会」を尊重する姿勢を徹底して貫いていきたい。相手が自分の考えを言語化し、取捨選択していくプロセスを大切にし、自分自身が学生に正解を与える役割にとらわれすぎないよう常に意識する。そして学生が遠慮なく思いや迷いを語れるよう、傾聴や受容を基盤にした「安心感を生む関係構築」に努めていく。
相手の言葉を遮らず、評価せず、事実と感情を丁寧に確かめながら対話を重ねていくことで、自分自身の価値観が過度に前面に出てしまうことを防ぐようにする。さらに学生がこれから直面する不確実な社会の中で、自分らしい道を選択していけるように、短期的な助言よりも自らが考え選び取る力を育む伴走に重点を置いたサポートをしていきたい。これは学生の「未来への適応」を支えることにもつながる。面談の都度、「相手の視点で聴けているか」「自分の価値観が基準になっていないか」と振り返りを行う。そして自己理解と対話の質を継続的に高めていくことで、課題である「押し付け」を解消するための実践としていきたい。
まず、キャリアコンサルタントの更新講習の必要性や意義を深く考えることなく、更新講習自体を甘く見ていたこと(受講と簡単なレポートさえ出せば修了できると思っていたこと)が大きな課題であり、今回の講習受講は、自分の考えの甘さを認識することができたとともに、本当に自分はキャリアコンサルタントとしてやっていく覚悟があるのかを自問自答できた分岐点、キャリアコンサルタントとしてのスキルアップに真摯に取り組んでいくことを心に誓うことができた貴重な転換点となりました。
次に本講習の内容を通じて浮き彫りにできた課題としては、無意識なものを含めて「学生や若者よりも社会人経験が豊富な自分の方が上の立場であり、上から目線のスタンスで面談に臨んでいた」ということです。自然と上下関係ができていることに気づいておらず、自分の中では相談者のためにという思いから「こうしてみるのはどうかな?」や「そういう考えはあまり良くないと思うけどどうかな?」といった、一見、オープンクエスチョンで相談者の意見を聞こうとしているように見えて、自分の経験則や自分の価値観に相談者を当てはめようとする良くない癖があることを認識することができました。
相談者の「分からないので、やり方や考え方を教えてください」という言葉に対して、自分の発言がどれだけの影響を及ぼすのか(自然に上下関係ができている以上、私が発したことが正しいことであると相談者が誤認識してしまうリスクが高いこと)を深く考えることなく、自分本位でアドバイスに近い内容を発言しており、相談者のためにならない間違った面談を展開していたことに気づくことができました。
中でも、「自分たちの経験や価値観は陳腐化している」というメッセージは正直ショックを受けましたが、ショックを受けるということは自分がそういう考えを持つことがないまま面談を実施していたということを証明しており、今の自分はすぐにでも改善に動くべき大きな課題があることを認識することができました。
今回の講習で得た気づきをもとに、しっかり時間をかけて自分の課題と原因の深掘りを実施し、またそれを改善するための継続的に実施する対策をしっかり実行に移していきます。
今回の受講を通して、自身の課題点として気づいたことは、大きく2つあると感じた。
1つ目は、学生との「上下関係」を築いてしまっていることがあることだ。
当方が勤務している大学は、歴史のある女子大で、学びに対しても就職活動に関しても真摯に取り組み、素直な学生が多い。その中でも就職支援センターを活用する学生は一段とその傾向が強く、先生の存在は確固たるものであり、私も「Aさん」ではなく「A先生」と呼ばれ従事している。
そのような環境下で、締め切り間近の書類であったり、翌日に面談を控えているといった相談が多くある。数回通っている学生であれば、学生本来の本質の部分を考え助言するようにしているが、初対面でこのケースの場合は、「こうあれば通過する」といった自身の経験をもとに「先生」として「上」から助言をしてしまっていることを、金曜日の講義の中で痛感した。
エントリーする企業のことは研究しているし、ポイントも熟知している、数年に渡り当該企業に内定者を出しているからこその助言ではあるが、「先生」である私の言葉が「正」となり伝わり、学生にとっても「正」にさせてしまっている。時間がない中でも、目の前の学生に向き合い、学生の可能性を引き出し、学生自らに話してもらうことで、自立に向けて学生が成長する機会を減らしてはいけない、逆に提供する支援をすることに立ち帰らなくてはならないとあたらめて気づいた。
また2つ目として、自身の経験は過去のものである、ということを忘れていたと気づいた。
大学卒業後、転職経験もあるため多くの業界、職種を経験してきている。もちろん、時代が違うので業務内容であったり、立ち位置が違うことはわかって上で支援をしていたつもりだったが、最後のグループワークを経て、この考えを正さなくてはならないと感じた。
カウンセラーとして、未来があり可能性がある若者を支援する立場としては、常に学生の利益(成長)を第一に考え、自身も自己研鑽をして挑まなくてはならないことを再認識した。この気づきをもとに、学生のためにし支援していこうと思う。
ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。
当日の講習の様子




アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方はお早めにお願いします(修了証発行に必須の設問があります)。
受講したみなさんは、レポートに取り組んでいらっしゃるころでしょうか。
日々お忙しいかと思いますが、ぜひ記憶と感覚が新鮮なうちに、
日々のご自身のコンサルティングを振り返っていただき、
学びの中から向上の種を探してください。
今回の弊社とのご縁を、「ただの資格更新のための講習受講」ではなく、
「技能向上を真剣に考える時間」と感じていただけますように。
それによってみなさんが「自分のところへ足を運んでくる相談者さんが、
唯一無二の未来を創造するための、さらによりよき一助になろう」と、
ご自身の仕事に誇りを持っていただけますように。
ぜひ明日からも一緒に、相談者さんに寄り添っていきましょう。
最後に、初めて弊社の講習を受けていただいた方も、今回学んだ感触が良かったと感じられましたら
また次の講習にもお申込みいただけたら、またお会い出来たら嬉しいです。
それでは、今回はこのあたりで。
弊社の国家資格CC更新講習 特集ページのご案内
弊社が企画・運営する国家資格キャリアコンサルタント更新講習について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめたページをご用意いたしました。
この記事をご覧になって、「参加してみたいな」と思った方はもちろん、
まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度このページをご覧くださいませ。
詳しくは、以下の「国家資格CC更新講習のご案内ページはこちら」の
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みなさまのお越しを心からお待ちしております。
