11/29(土)にGoogle meetを用いたオンライン形式で
「1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」
~面接実践編 オリジナルコース・アドバンスコース~
を開催いたしました。
こんにちは。働く楽しさ研究所サポーターの木上(きがみ)です。
本日開催した午前の面接実践編オリジナルコースには12名
午後の面接実践編アドバンスコースには5名の方にご参加いただきました。
いつもながら、ご参加いただきありがとうございます!
サポーターとして関わらせていただいて感じたのは
さすが1級を目指すだけあって、SV役の方々は冒頭のあいさつや自己紹介から
一言ひとことに工夫の姿勢が見られたということです。まさに“ツカミ”の努力ですよね。
面談はあくまで相談者第一。SV側の意図を無理に入れると対話が歪んでしまいます。
だからこそ、SVの最初のあいさつ、いわば“開口一番”の瞬間こそ
「自分から意図的に働きかけられる唯一のチャンス」と言えるのかもしれません。
(逆に、ここでしっかりツカミができていないと後あと苦労しますよね)
開始直後から問われる言葉選び、声のトーン、そして表情。
あらためて、1級キャリアコンサルティング技能士という資格の奥深さと高さを感じました。
事例相談者と向き合うその瞬間、自分がどんな言葉で、どんな声で、どんな表情で話しているのか?
そこに少し意識を向けてみると、更に良い指導者としての姿に近づけるように思います。
なお、午後の『実践編・アドバンスコース』に私は御一緒していませんが
講師を担当した八阪さんのフィードバックはstand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。
ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。
「1級 面接実践編 オリジナルコース」の振り返り
「1級 面接実践編 アドバンスコース」の振り返り
では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。
今回も受講された方の意欲や熱意が伝わるメッセージが届いています。
このアンケートへの取り組み方1つとっても、その人の学びに対する意欲や本気度が
伝わってくるのではないでしょうか。
技能士試験の合格を目指すなら、自分の言葉でアウトプットすることへの
質・量へのこだわりは、ぜひ持っていて欲しいですね。
この記事を読んでいるみなさんも、本気で合格を目指す方のアウトプットの質を
ぜひ感じ取っていただけると嬉しいです。
1級 面接実践編 オリジナルコース・アドバンスコース 参加者の声
今回は新しいケースで挑戦していただき、一緒に勉強させていただきました。ありがとうございました。
「確認」のリスクについて:SV役としても、CC役としても、「確認」という言葉は普通に使っていました。自分がSVとして、聞き漏らしたこと、曖昧なこと、自分が知りたいから確認を使っていました。また、指導プランとして「確認」をしていく事を目標にしたり、SVから逆に目標として提案されることも多々あり。自分が「確認」という言葉を普通に使っていたがため、自分が納得していました。それは自分が知りたいから、自分の指導プランに導きたいから、主語が自分になっている。自分ファーストになっている。本当に要注意に気付かせていただきました。
だからこそ、そういう場面になったときに、どう対応していくのか。そこの課題がみつかりました。
「主訴」の意味について:主訴はカウンセリングの協会によっても捉え方が違い、CLが最初に話した言葉を主訴と捉えることもあり、CLが一番訴えたかったことを主訴と捉えることもあり。ただ、SVとしては、自分の考えに引っ張るのではなく、CCがどう意味と捉えているのかを理解して進めることが大事。主訴と限らず、考え方の違いに興味を持つこと。自分自身余裕がなく、関係構築が浅い点を感じました。
「パラレル」について:CCとCLで起きていることが、SVとCCの間でも起きている。以前から先生にご指導いただいていますが、私自身、焦りの中で、自分主導に引っ張てしまう。パラレルを起こしています。
今回も新たな気付き、昔からの課題と、学び多き時間になりました。ありがとうございます。
今日もまた、自分の中の”当たり前”が論破され、私はこれまで何をしていたんだろうと思いました。
願望「~したい」は、言葉だけ、字面だけみれば、本人が言ったのだから扱うのは問題ない!もちろん、それだけではないがある種の正攻法だと信じていた。”やりたい”だけで”できない”何かをちゃんと見れていただろうか、自信がなくなってきた。
事例相談者が、時間を軸に面談している場合、どうやっても詰む。それは分かりますが、ホイホイと言葉が出てこない。それはパターン化して準備することはできるが、逐語を読み返してイメトレするしかない。
同じ言葉(用語)を使っていても、意味が違う。これは方言に似ている。理解はできますが、キャリコン用語で、事例相談者と間に齟齬があることもあるのかと驚いた。「狭い範囲で、捉えている」とか、理解度が同じでないとか、事例指導者として関わっている瞬間に気づくことが出来るのだろうか。違和感は持つまでも瞬時に言語化できるだろうか。
ここ最近、練習を重ねて、他の人のも見るようになり、なんだか掴めてきたと思っていたが、八阪先生との雲泥差がハッキリと分かるようになってきた。少し前は「すげー、深いー」と漠然と感じていたものが、全然その視点・思考に届いていないと気付かされる。
どうきたらどうなるとか予見ができない。目の前の話を聴くだけで精一杯な今の状態に焦りを感じています。
極めつけは、”相手に聞くことのリスク”というお話が印象的でした。相手と向き合い”応答すること”が目的になっていたのかもしれない。誰の都合で”相手に聞くのか”と問われ、自分のためだったかもしれないと頭を悩ませています。この1か月、少々混乱しています。考えを整理しないといけません。
今回もたくさん学ばせていただきました。ありがとうございます。
今回のロープレで、事例相談者の問題「もったいないと思っている」に要約されているのは、なるほど!と思いました。要約したことを意識することで、私のパンパンになった頭の中は少し空き容量ができるんだということが理解できました(自分の中で、要約出来るようになることが、また課題ですが…)。
そんな私は「話の中で濃淡をつける」について、面談中、特に試験を意識してしまうと、事例相談者の話も上塗り上塗りになり何が大事なのかが途中で分からなくなりがちです。結局その流れのまま終わり、振り返ったとき「あれなんだったかな」の状態になってしまうのが正直なところです。どうしても次何質問しように意識がいってしまい、場当たり的に質問していたように思います。それでは「相談者第一」=「事例相談者第一」になっていないと今回改めて感じました。「型にはめようとする面談はしない」との気持ちが大き過ぎて余裕がないのだと思います。
これからは八阪先生から教えていただいた「基本の型や対応のパターンは持ちつつ、工夫やアレンジは加える」を意識して、3歩先の景色が見えるように、もう少し余裕を持って取り組みたいと思います。ありがとうございました!
アドリブが不安すぎて、毎回事例を想定し、セリフ考えガチガチに取り組んでいたと反省しました。ロープレもとても参加になり、スムーズに質問されているし、的確な質問だと思いました。八阪先生のフィードバックで、相談者ではなく事例相談者に注目して質問をするというアドバイスがとても参考になりました。また、参加者の皆様との対話が楽しく、勉強にもなりました。なぜ、それをやったのか、その先にどんな支援を考えていたのかを質問するのは効果的だと思いました。
今回のロープレでは、事例相談者がなかなかご自身の相談を省みようとされない···と感じ、どうしたらいいのか、あの手この手で働きかけようとして、綱引きになってしまった感覚がありました。「主訴」という言葉の意味が一致していなかった、と教えていただき、何が起きていたのかやっと理解できました。
キャリアコンサルティング用語だから分かるだろう、伝わっているだろう、ではなく、自分がどういった意味で伝えようとしているかを自覚し、相手がどう受け取っているか考えることが必要と感じました。
また、なかなか事例相談者が向き合おうとしないように感じていましたが、今はそういう段階なんだ、と捉えて、課題共有までいかないかもしれないということを認識するのも大切だと感じました。事例指導に来たのに、向き合えない心境を、「なぜなぜ」と責めるのではなく、まず受け止めて、向き合おうかなと思える準備に伴走することも育成の一つだと感じました。
ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。
当日の講座の様子


アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。
筆記と論述試験が日に日に近づく中、受講者のみなさんの表情から
気が引き締まっている様子が画面を通してでも伝わってきました。
午前の講座で手応えを感じ、そのまま午後の講座に飛び入り参加してくださった方も
複数おられて、その意欲が本当に頼もしかったです。
そして…この時期は体調管理も大事です。勉強も大切ですが、まずは健康あってこそです。
ロールプレイで参加された方も、見学で学ばれた方も、どうかベストコンディションで
当日を迎えられますように!と、応援させていただきます。
それでは、今回はこのあたりで。また次の講座でお会いしましょう!
2025年度の1級CC技能検定対策講座のご案内
弊社が企画・運営する1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめたページをご用意いたしました。
特に、弊社では「面接準備編」の講座の受講から始められることをお勧めしています。
「面接準備編」では、最難関とされる実技試験(面接)の突破に向けて、
絶対外せない大事な視点や、指導者レベル(1級)にふさわしい考え方や姿勢を
きちんと身に付けることを目的として企画・設計している内容です。
初めて試験にチャレンジされる方はもちろん、
何度挑戦してもなかなかうまくいかない方にとっても、
揺るがない足場を整え、困った時の拠り所がわかる内容です。
次の試験で合格したい!という方は、いきなり「面接指導編(ロールプレイ講座)」や
「事例読み解き編」などの実践編から入るのではなく、
しっかり基礎固めができる「面接準備編」から一歩ずつ学んでいってほしいです。
一部の講座は、オンラインストアでの動画販売もしておりますので、
講座での参加でも、動画形式でも、学びやすい方法をお選びください。
講座で参加されたい方と、オンラインストアの動画講座を購入して学びたい方、
それぞれに合わせてリンク先のボタンを下の方に用意しています。
※講座の場合、クリックすると開催日程カレンダーが表示されます。
表示されたページの中から、希望の日程をクリックしてください。
その後、詳細な内容などがご覧いただけるようになります。
みなさまの指導・支援ができる機会を心待ちにしております。
ぜひこの機会に弊社講座にお越しくださいませ。
