6/23(木)・25(土)・26(日)に、ZOOMを用いたweb形式にて、
「2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座 面接指導編」
を開催いたしました。
皆様こんにちは!サポーターの木上(きがみ)です。
6月23、25、26日の3日間、合計5回にわたり本講座を面接指導編を開催いたしましたが
全ての回でご見学チケットの定員を拡充しての実施となりました。
リピートでご参加くださる方がとても多く、ここ最近で何度もお顔を合わせている方もおられます。
いつも本当にありがとうございます。
そして、今回は自らに課題を設定してロープレに挑戦されるとお話しいただいた方がおられました。
本番が近づくにつれて自身の癖や課題が具体的に見えてきて、そこを調整するという事だと思います。
CCは常に自己研鑽を積み重ね、腕を上げていく職人の世界だと言えますので
是非とも熟練レベルへとステップアップしていただきたいところです。
八阪講師も私も、そんな『キャリア職人』を応援させていただきます!
さて、ここからは講座の要点を私と振り返ってみましょう。
当日ご参加いただいた方は復習に、参加できなかった方は新たな気付きのために、
熟練レベルへの到達・合格に向けて、成長に繋げていただければ嬉しいです。
「2級 面接指導編」の振り返り
講師曰く『お話の濃淡・強弱を大事にしましょう』(3日間共通の全ケース)
講師は続けて『CLは悩んいでる・混乱しているので、あれこれとたくさん出してきますが
あくまでも【要点=一番の肝】を優先して理解するようにしてください。』ともコメントしています。
CLの発言を全部拾うのは不自然(不可能)ですし、そこまでしなくても相談は成立します。
むしろ、CLが一番触れてほしいことを優先できるのが『CL理解ができるCC』です。
CLとのキャッチボールが続くにつれてキーワードがどんどん集まってきますが
その中でも濃淡・強弱があります。
今回の講座でよく出てきたCLの悩みを例にすると…
・今の仕事を続ける自信が無い
・できるなら今の仕事を続けたい
・転職したほうがいいのか
・家族や職場に相談しづらい
などなど、CCはこれらを受け止めていくのですが、そこにはCLがわかって欲しい優先度があります。
CLの言葉や口調・表情などの目に見える情報はもちろん、
CLが相談に来てくれるまでに経験したこと、その時の出来事をどう受け止めているか、
どんな感情を抱き、どんな解釈をしたのか、CL視点での見え方をCCが想像すること。
その「わかろうとする努力」をきちんとしてから、CLの話の強弱・濃淡を汲み取るということです。
CLは悩んだり愚痴ったり、不安を分かって欲しいと沢山の言葉で気持ちや考え、状況を話されます。
そんな散りばめられた数々の言葉の背景から強弱・濃淡を汲み取り、
CLの訴える問題・CC視点の問題を捉える。
また、講師は『関係構築を丁寧にやればやるほど数も質も増えていく』ともコメントしています。
つまり、CLが一番わかって欲しいことを理解するために、
CLの話の要点を押さえられるスキルが必要だということでした。
講師曰く『口頭試問で自分のやったことの根拠が説明できるように。』(3日間共通の全ケース)
口頭試問で、特に関係構築に対する返答に見られた兆候です。
関係を構築できたかという問いに対しての返答で「中程度にできた」と答えられる方が沢山おられました。
それ自体はよくあることですが、気になったのは”その根拠”を説明しきれていない方が目立ったことです。
もし関係構築ができていても、その根拠を説明できなければ
CCが意図的に関係構築を図ったと証明できません。
他者(試験官含む)からは、CLがたまたま打ち明けただけで、
CCの実力ではなく「まぐれ」だと解釈されるという事です。
それと、これは私(木上)が陥っていたパターンですが…
違っていたら恥ずかしいという思いから「できた」と言いづらいパターンもあります。
慎ましやかに「自分なんてまだまだです」「精進が足りませんね」なんて謙虚な伝え方をして
試験官が真に受けて「まだまだなのか」と判定されたら非常に残念ですよね?
別に胸を張る必要はありませんが、せめて「一応できたと思う」など、ちゃんとYESの意思を返す。
自信の有無ではなく、事実としてできたのかを明確に伝えるという事です。
もちろん、事実には『根拠』がセットになることを忘れずにですが、意識してみてはいかがでしょう?
では、ここからは今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。
参加者の声
面談しているCLにプロとしてどう向き合うのかを分かりやすく解説して頂けました。
なるべく自分なりのポイントを実際の面談に落とし込めるよう努めていますが、仕事内容との差があるのでそこをどうキャリコンとして調整し、習熟度を高めるのかに苦心しています。
なので2級技能士挑戦後も継続してロープレや見学で実践的な学習を続ける場があればいいなと、受講を重ねるごとにもっと学びたいと思う気持ちが増しています。
合格を目指していますが、その後はこのロープレ学習機会があまりないと思うと寂しいです。
受けるたびに自分ではなくとも痛いところを指摘されたり新しい発見があるので、見学だけでも大変価値があり(見学なら価格的にも繰り返し受けやすいですし)今後もずっと継続受講したいと熱望しています。
面談で使う小手先のテクニックではなく、キャリアコンサルタントとしてどうかかわるべきかを学ぶことができとても参考になります。
なかでも、ガソリン、アクセル、ハンドルの話は、CLがどのような状況にいるかをCLとの会話で感じ取り、それに応じたかかわりをしていかなければ、CLが望んでいない方向に話を進めようとしてしまい、到底CLの悩みに寄り添えないと感じました。
また、コロナなど自分たちではどうしようもないことのせいにして話を終わらせては、CLはわざわざお金を払って外部のキャリコンに相談しに来た意味がない、そこでプロとしてキャリコンしかできないことをするのが我々の仕事という言葉が胸に響きました。
正解はないといわれがちですが、キャリコンの在り方、CLへのかかわり方、キャリコンとして根底にもっていなければならなものには正解はあると思うことができました。
この度は見学で参加しましたが、苦しい展開、スムーズな展開をともに拝見し、気付きや学びが多かったです。
気づき:関係構築無くして問題把握なし、ましてや具体的展開までたどり着けない。CL置き去りになると苦しい展開になる。CLに委ね、本音に付き添っていくことで、より関係構築、問題把握へとつながっていく。
学び:CCが発する言葉の意図を把握して展開すること。何となくでは標準レベル。解決せねば!とCC主導になる必要はなく、丁寧に進めて良いこと。
毎回試験当日は緊張してしまい、口頭試問の頃には頭の中がすっかり白くなってました。 20分で具体的展開まで行かねばならぬ!など、どこぞの攻略動画^^;のマネをする必要はなく。(本当にCLに失礼な話です、自分がこれまでの試験での姿勢) 普段の仕事と同じく丁寧に伺う対応…で良かったんだと力が抜けましたし、実感できました。
先日の講座後より、初心に戻って業務上でもより丁寧な傾聴と寄り添いを意識したことで、解決せねば的な力は抜けつつ、CLさんとのやり取りもしやすく手応えも増えた気がします。
業務都合上、ある程度型にはめた対応や、来期受託のために数字を意識して早期解決を求められるのですが、そもそもすぐに動けるCLさんはほぼ来られない施設なので。
今回で受からなければキャリコン2級は諦めよう、と思っておりましたが。 後ろ向きにあきらめたくないなぁ、もっと上手くなっていろんなCLさんと会いたいな…と思えたのが今回一番良かったかもしれません。
長文になりました、ありがとうございました。
他の方のロールプレイを見ると、いろいろ気づくことがあり勉強になります。
自分ならこう言うかも、あっ質問の仕方上手!、そっちへ行っちゃう?など。
自分がロールプレイを行うと、目先のことしか見えなくて、つい安易な方向を選びがちになり、結果クライアントが望むことではなく、キャリアコンサルタントとして自分が聞きたい、いきたい方向に進んでしまいます。
自分の欲求は抑えなければならない、肝に銘じます。
当日の講座の様子
アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。
本記事の冒頭でリピート参加の方が沢山いらっしゃったお伝えしましたが
一方で弊社の講習を初めて受講され、しかもロープレでの参加という方もおられました。
大勢の見学者が見ている中でのロープレはとても緊張されたのではないでしょうか?
でも、そんなプレッシャーにも負けず堂々と相談をされている姿はカッコよかったです。
その根性が試験本番でも存分に活かされることを祈っています!
それでは、またお会いしましょう!ありがとうございました!
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