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8月27日(日)『あんずのてんきとママのてんき』出版記念セミナー(大阪開催)の様子
2023.08.27

8月27日(日)『あんずのてんきとママのてんき』出版記念セミナー(大阪開催)の様子

執筆者 | 八阪 義浩

8月27日(日)に、大阪・梅田とオンラインのハイブリッド形式にて、
『あんずのてんきとママのてんき』出版記念セミナー
~子どもと一緒に絵本で学べる、子育て世代のママ・パパのためのキャリア講座~

を開催いたしました。

こんにちは。働く楽しさ研究所の八阪です。

今回の絵本出版記念セミナーは、おそらく今年最大のキャッチーなイベントになるであろうと
わたし自身もわくわくしながらこの日を待ち望んでいました。
また、数年ぶりの対面形式でのイベントが復活したということもあり、
前日の準備の段階からどこかそわそわしていたように思います。

いつもは心斎橋の小さなカウンセリングルーム・貸しスペースで
こぢんまりと講座をすることが多かったのですが、
今回はちょっとおしゃれな雰囲気の貸し会議室を梅田に見つけたので、
それもまたわくわく感に拍車をかけていたように思います。

会場にいらっしゃった方には、秘密のゲスト登場もずいぶん驚かれたようで、
そんなちょっとした「仕掛け」を楽しめるのも、生の講座ならではの良さですよね。
笑い顔だけでなく、笑い声まで伝わってくるのが良かった、なんてお声もありました。

オンラインの便利さは大事にしつつ、少しずつ対面でお会いできる機会を
これからも創っていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

当日を振り返ってみて・・・

ここで少しだけ、セミナー当日のことを振り返ってみようと思います。

第一部では、わたしが制作した絵本のテーマ「転機」をベースに、
実際に子育てに携わっている方や、それを支援する方たちの経験談・知見などを
座談会形式でお話しいただきました。

4人の登壇者の方がそれぞれ抱えている背景が違う、
家族・子育てに関する事情も違うという方たちに登壇をお願いしましたので、
例えば子供がいる側/いない側の視点ひとつとっても、多様な見方・意見がありましたね。

育てる大変さもあれば、子どもを持たない・あきらめると決断する難しさ。
「子育て」だからといって、子どもを持っている人だけが考えるテーマではないですよね。

それぞれに思い悩みながら、そして受け止め方を前向きに転換しながら
今の人生を進んでおられる姿が印象的でした。

第二部では、絵本を制作したわたし自身がお話をするパートとして、
なぜキャリアコンサルタントなのに絵本作家を兼業するようになったのか、
絵本というツールを選んだ理由、そこに込めた思いやメッセージ
などを
お伝えさせていただきました。

CCに必要な「わかりやすく伝える・言葉を創る力」の大事さと、
絵本というツールがどう繋がっているのかがおわかりいただけたかと思います。

そして、CCだけではなくて、何かもう1つ、CCとしての自分の色になるものを持つこと。
すっぴんCC、なんていう表現もしましたが、武器無し・色なしのままでは、
CLさんがCCをどう選べばいいかわからないままですよね。
そしてCLにとってそれが不便・不具合になってしまう。

だったら、CCのためだけでなく、
CLのためにも、ちゃんと自分のカラーを出せるようにしましょう。

自分はこういうことが得意です!

こんなスタンス・支援方針・特色を持ったCCです!

と言える状態を1人1人創っていこうよ、そんな呼びかけもさせていただきました。
みなさんすごく真剣に聴いてくださっていて、本当にありがたかったです。

午前・午後と2時間ずつだと長いかも?とも思っていましたが、
いざやってみると本当にあっという間だったように感じています。
登壇してくださったみなさま、ありがとうございます。あらためて御礼申し上げます。

そして、ご参加いただいたみなさまも、ありがとうございます。
今回のセミナーがみなさまにとって少しでも役立つものになっていれば幸いです。
絵本をお持ちの方・お買い上げいただいた方は、ぜひ実際にご家族で読んでみてくださいね。

さて、ここからは、当日のイベントの楽しい雰囲気が少しでも伝わるように、
会場の雰囲気が伝わるお写真と、参加されたみなさまの感想をご紹介します。
初めての絵本出版セミナーがどんなものだったのか、この記事を見ている方にも
少しでも伝わればいいなと思っています。

ぜひ楽しみながらご覧くださいませ。

当日のイベントの様子

参加された方の声

では、ここからは今回のイベントにご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。
今回もたくさんのお声・感想をいただいています。
すべてを紹介しきれないのが残念ですが、いつも書いている講座の開催報告記事よりも
たくさんのお声を載せるようにしています。

みなさんがどんなことに気付き、どんな発見があったのか、1つ1つじっくりと読んでみてください。

ご出版、おめでとうございます!
私は午後の回に参加させていただきました。会場に伺い直接購入したかったのですが職場の予定が前日まで判らず、zoom参加となりました。絵本が届くのを楽しみにしています。

八阪先生のお話で特に印象に残ったのが「難しい理論を偉そうな顔で話すのではなく、誰にでもわかるように翻訳して伝える」というお話です。絵本作家という肩書きを加えることでキャリコンの世界でご自身のキャラクターを確立しようというアイディア、さらに、それを実践されていることも大尊敬です。

私も自分なりのカラーを見出していくことをやっていこう!と思いました。

大変貴重な楽しいイベント、お話しをありがとうございました。
絵本を通して人生、仕事、働き方や、キャリア、子育ての事を、支援しているママにパパに伝えることができるのが、私もとても嬉しい気持ちでおります。八阪先生の想いや、キャリコンとして伝える力創造する力のお話しもわかりやすくて、あっと言う間の2時間でした。

届いた絵本を早速家のソファーの上に置いてたら、遊びにきた孫娘(小4年)が
「この絵本面白かった〜!あんずちゃん可愛い、ママもお仕事のことはパパに相談するんやな〜」
って、自分から話してくれました😊
次の絵本も楽しみにしております。よろしくお願いします〜!

初めて参加させていただきました。受けとる方誰もにわかりやすいことに焦点を当て、絵本を選択なさったことが、子育て経験者&絵本大好きな私にとって大変興味深く、納得いくお話でした。
キャリコンにとって一番必要な創る力と伝える力、日常会話の小さなことから心がけていくことの大切さも教えていただきました。キャリコンの資格をとったばかりで、キャリコン+◆◆で何をすべきか模索している中、大変参考になるお話をありがとうございました。

本日は直にお会いすることができたので嬉しかったです。

お話しの中で、先生がご自身の特色、色を付けたかったとのお話しがありました。また、どなたかに先生を選んだ理由を聞いてみたところ「雰囲気」との回答だったともおっしゃっていました。

私自身、4つほどの団体を受講してみてダントツ、八阪先生に学びたいと思った人間ですので、他の団体とどこが違うと思ったのか、言語化してみたいなと思ったのですが、以下、長々すみません。

 1)私の相談業務の軸である言葉「みんな幸せになーれ」を実現する
  技術と取り組み方がここにある!という思いを抱いたこと
 2)視点・切り口の豊富さに圧倒されたこと
 3)価値観がニュートラルであること、またそれが揺るがないのに冷たくはないこと
 4)本日の講演でも語っていただきましたが、とある言葉、とある視点、とある価値観を
  クライエントに提示し、それをクライエントが受け取っていただけた時に起こる
  化学反応にも似た変化、例えるなら、クライエントの中にすでにある、
  事実と価値判断で組み上がった数多のレゴブロックがいったんガラガラと崩れ、
  新たな意味を持って急速に組み上がっていくその一瞬を、美しく尊いと思い、
  自分もそんな技術を持ちたいと思ったこと

でしょうか(4つ目は何だか恥ずかしい文章ですみません)

また、絵本のネタですが、職種の選択、決定について書いていただけると嬉しいです!
以前、中学校に職業講話に行く機会が多かったのですが、圧倒的に多い質問が、「どんな仕事を選んだらいいですか」でした。絶対に正しい答えはないこと、選択の基準は人さまざまであることを短い時間で伝えても、伝えきれない歯がゆさがいつも残ったので、是非、検討していただけるとありがたいです。

本日は本当にありがとうございました。

私は人事部でキャリア相談を担当していますが、各キャリコンの得意分野を明示して社員へお伝えする方がよいのだということに気づきました。
キャリア相談への申し込みがあった場合には、キャリコンの業務状況を鑑みて担当振り分けをおこなうことが多かったのですが(もちろん、特殊な相談は、対応できるキャリコンへ振るということもありますが)社員に対して不親切だったと反省しました。
またキャリコンにとっても、自分の得意分野や特徴を持つということが差別化、活動しやすさ、スキルの高めやすさにつながるのだと気づきました。

午前・午後通して参加しました。絵本制作のきっかけや内容に込めた想いは、以前別の機会で伺っていましたが、改めてお話を聞いて『八阪先生らしいあたたかさ』が詰まっているなぁと感じました。

午前の部では、登壇者の方から妊娠=闘病生活の始まりだったと言う転機を経験された方のお話もありました。一つの転機(出来事)も、迎えた当時と時間が経って振り返った時とで、捉え方や感じ方は変わるんだな…と自身の経験(夫の闘病生活)と重ね合わせていました。介護や病気はマイナスな出来事であることは確かだと思うのですが、乗り越えた時や後から振り返った時にもその出来事にも意味があるんだと思えたら…時間がかかっても良い転機だと捉えられたら良いなと思います。

また、午後の部では講習などでも折に触れて先生が話してくださる、『相手が言われて嬉しいことは何か?』や、『相手がわかりやすいように例える』は、本当の相談者ファースト(相談者主語の視点)の第一歩と考えて、これからも日頃から意識していきたいと思います。今日はマンションの管理人さんのお話がありましたが、これまでの講習で、クリーニング店で働く新人アルバイトさんやコンビニで働く外国籍の店員さんのお話が印象に残っています。誰でも関わる機会のある方々だと思います。このくらい誰でも分かる例えがすぐできるようになることが伝える力アップに繋がるのかな…と思いながら、コツコツ取り組んでみます。本日もありがとうございました。

八阪先生のお気持ちがたくさん詰まった今日の出版記念セミナーだったと感じました。参加させていただき、ありがとうございました。
絵本はあんずちゃん、パパさん、ママさんの可愛い、親しみあるイラストに癒されました。
読んでいく中で、改めて自分のてんきを振り返り、『今自分がここにいて、充実した日々を送れている』のは数々のてんきに向き合い、ある時は苦しみながら選んできたからなんだとその時その時の自分を褒めたいと思うことができました。

八阪先生、登壇者の方々のお話で、「さまざまなキャリア、転機があるのだな」とあらためて思い、また、自身のキャリアを振り返る機会になりました。お話いただいた方、本当にありがとうございます。

八阪先生が「どうして絵本、と考えられたのか」その背景をお聞きし、いろんなCCがいることで相談者の方が選べるようになるのはとても大切なことだと共鳴しましたし、私自身も「これができる」と言えるものをちゃんと持てるように品質管理していきたいです。「嫁が趣味」の背景は思い至っていませんでした。身近な人を大切にできているかを自問自答しました(十分できていません、CCとしても反省です)。

絵本は子育て中の方は手に取りやすいですね。絵本は、大人視点でもいろんな示唆や感動があるので、私自身も楽しんでいました。読むたびに感じることも違ったりします。八阪先生の置かれている状況への共感力とやさしさをあらためて感じました。

このたびは、絵本の出版おめでとうございます。「てんき」という言葉を、絵本を読んだ小さなお子さんたちが覚えていて、生きていく中で時々思い出してくれるといいなと思いました。私は、特に10ページと11ページが好きです。なぜか涙が出てきそうです。なぜなのでしょうか。

イベントでは、登壇者の方がご自分の思いを語ってくださいました。勇気がいったことと思います。ありがとうございました。登壇者の方は皆さんお子さんをお持ちの方ばかりだと思っていたのですが、「お子さんがいる方といない方を同数にした」とのことでした。さまざまなお話を伺うことができました。

絵本の読み聞かせは、大人にとっても楽しい時間でした。ことに、作者による読み聞かせは、一番のぜいたくですね。あんずちゃんのセリフが心にしみました。
日本史は絵本になっても、「転機」が絵本になるとは思いませんでした。キャリアの絵本の第二弾も今から楽しみにしています。本日は、ありがとうございました。

アンケートにご協力をいただいたみなさま、改めてありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。

ご参加いただいたみなさん、今回は本当にありがとうございます。
ぜひ、また次のイベント・講座等でお会いできることを楽しみにしていますね。

絵本『あんずのてんきとママのてんき』のご案内

あんずのてんきとママのてんき

(絵本の画像をクリックすると、amazonのページ開きます)

この絵本は、「キャリアの理論をやさしく学べる」をテーマに制作しました。

子育てを頑張っているママさん・パパさんとお子さまに楽しんでいただきたいのはもちろん、
ママさん・パパさんのキャリアや働き方を支援するキャリアコンサルタントのみなさんにも
ぜひ手にとっていただきたいです。

今回のセミナーの中でもお話したように、
専門用語をいかにわかりやすく・受け取ってもらいやすい形で伝えるか、
それを具現化したツールとしての役割も持たせているものです。
CCとしての学び・気付きにも役立てていただける内容に仕上げています。

「見てみたいな、面白そうだな」と思った方は、
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