12/22(日)にzoomを用いたオンライン形式で
「2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」
~面接実践編・口頭試問編~
を開催いたしました。
こんにちは。働く楽しさ研究所・八阪です。
この日は木曜の夜間に続いての『面接実践編』と、
かなり久々の開催になったでしょうか、多くの人が苦手としている
面接試験の口頭試問に特化した『口頭試問編』の2講座を開催いたしました。
12月の筆記・論述試験が終わった後は、もうこの2講座の連続で
最難関の面接試験に向けてどんどん技量を磨いていただく、
まさにラストスパートの期間になります。
面接準備編では、ロールプレイをした3人の方の面談の力量に
ビックリするシーンもあるくらい、ずいぶんと上達しておられました。
見学していた方も、それを感じるシーンがあったのではないでしょうか。
もちろん、ロールプレイをされたご本人たちは、
まだまだ課題があると認識していると思いますが、
できていることは”できている”と、ちゃんと自己肯定することも
健全な支援をするうえでは大事ですから、復習するときはぜひ
自分の良かった点に注目してみてください。
一方の午後の『口頭試問編』は、かなり苦しい現状も明らかになりました。
試験直前の時期で、本番よりもはるかに多くの時間とヒントをもらったにも関わらず、
回答を用意することができなかったという現実は、厳しく見つめ直して欲しいです。
優しい・温かいと甘いは違います。
プロとしてふさわしい技量を身に着けるために、
そしてそれをCLへのより良い支援に活かすために、わたしたちは学ぶのです。
それが備わっていなければ、当然フィードバックは厳しくなります。
「自分が受かりたい」という欲求や「自分の意見が否定されるのが嫌だ」という
自分中心の発想ばかりで、CLのための支援を考えられなければ、
熟練レベルにふさわしい資質を持っているとは言えないことを、
よくよく心に刻んでおいてください。
それでは、ここからは講座の中でも要点になった箇所を振り返ってみましょう。
講座内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。
ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。
「2級 面接実践編」の振り返り
「2級 口頭試問編」の振り返り
では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。
受講された方の意欲や熱意は、アンケートを通してわたしもしっかり受け止めています。
自分で言葉を考えて、自分で発信する機会を大事なトレーニングと捉えるか、
ただの作業と考えるかで、頭の鍛えられ方が全然変わってきます。
本気で2級合格を目指すのであれば、上位15%に入るようなアウトプットをしようと
こだわって回答してくださるはずですね。
そんな受講者さんの熱意を、ぜひここから感じ取ってください。
2級 面接実践編・口頭試問編 参加者の声
八阪先生、木上さん、ロールプレイにチャレンジしてくださったみなさん、今日はありがとうございました。今回の面接実践編でもたくさんのことを学ばせていただきました。面接事例を自分なりに読んでみたものの、わからないことだらけでしたが、講座に参加したことでたくさんの収穫がありました。
今回改めて学んだこと・気づきは、
●相談者第一
「相談者第一にするということは、自分の思い通りにいかないということ」
私は改めてこの言葉を受け、きちんとわかっていなかったなと思いました。
自分の思うように面談を展開させたい欲が出てしまうのを抑えられていない自分に気がつきました。私が相談者になったときに話を聞いてほしい人は、待ってくれて、受け止めてくれる人です。私が行動にあらわせるようになるには日常の訓練が必要だと感じました。
●仕事内容を調べる必要はない
相談者の仕事内容を調べたところで、一緒に仕事をしていたわけではないからすべてわかるものではないし、お話を聞いている中で、起きたことに着目してはいけない。相談者はなぜこの選択をしたのかに着目すると悩みに近づけることを学びました。
●応援してくれる人がいることの心強さ
私が何かに挑戦できたとき、近くに応援してくれた人がいたなと、振り返ってみてその存在に気がつきました。人で落ち込むこともあるけれども、人を救うのもまた人だと思いました。私も相談者の人生を応援するカウンセラーになりたいです。
今回の講座を受けて、今まで私がしてきた面談を振り返り、その内容の薄さに猛省しています。
講座では相談者を第一に考える姿勢やキャリアコンサルタント(CC)の基本的なあり方について、多くの学びを得ました。冒頭の八阪先生の柔らかい態度や言葉選び、鋭い視点がが印象的で、講座全体の緊張感はありながら温かい雰囲気を感じることができました。また、相談者(CL)の視点やニーズを理解する重要性を改めて実感しました。
気づきのポイントは大きく3つです:
1. 関係構築の再認識
関係構築は問題把握の後に自然と生まれるもので、焦らずCLの見ている景色や思いを共有し、真摯に向き合うことが重要だと再認識しました。人は安心感を抱いたときに「話したい」と思うのだと感じました。
2. CLの本音を汲み取る姿勢
CLが語ることは全体の一部に過ぎず、その背景や意図を深く考える必要があります。過去の自分は事実確認に偏っておりCLを急かしていたことに気づき、反省しました。
3. ネガティブな感情も受け止める大切さ
ポジティブな方向に誘導することは、CLの本来の感情を否定することになると知りました。沈んだ感情もそのまま(時に「え、それは違うんじゃない?」とCCが違和感を感じたことでも)いったんそれを受け入れる姿勢がCCに必要だと再認識しました。今回はリアルタイムで先生や木上さまがコメントを入れてくださったので、その様子がよく分かりました。
講座の内容から得た学びを次回の面談で実践するため、以下を意識していきます:
• CLが話したい内容を優先する。
• CLの見ている景色を想像し、共感の深さを高める。
• 自分の感じたことを適切な言葉で伝え、信頼関係を築く。
また、過去事例からCLの生活や思いをより具体的にイメージすることで理解を深め、CLにとって意味のある関わり方を目指します。口頭試問ではきっちり説明できるよう「意図してそうした。その質問をした」と自信を持って説明できるよう、落ち着いて関わっていきます。
この学びをもとに、CLが「この人に相談して良かった」と思えるようなCCになることを目指します。今後も相談者第一の姿勢を忘れず、自己理解・技術の向上に努めていきたいです。今回の講座を通じて新たな目標が明確になりました。本当にありがとうございました。
八阪先生、木上さん、ご参加の皆様、本日はありがとうございました。
できない自分を人様にお見せするのは悔しいので避けていた実践編ですが、現実の自分を受け入れる覚悟を決めて今回CC役で参加させていただきました。終わってみれば、想像していた最悪の打ちひしがれる自分ではなく「現状が分かってホッとした」安堵の気持ちの方が大きかったです。
自身の課題について改善段階のどの地点にいるのか、また今後取り組みたいことが明らかになったので良かったです。皆様からの拍手や八阪先生から「関係構築は出来ているけど私自身が認識できていない」とコメントいただけたことで「全部がダメダメじゃなかったのね」と自己肯定感が少しアップした学びの時間になりました。
いつも「出来ていない」と反省はすれど改善行動や結果につながっていないのはなぜ?そう考えるところからスタートした今期の受検対策。何が出来ていて、何が出来ていないか迷子になっていました。課題分析と行動計画が間違っているのかも?と、八阪先生にご指導いただき、ロープレのやり方ではなく、CCとして「相談者第一」の考え方・在り方に課題があると分かりました。
現状はまだ「相談者第一」を徹底できていませんが、無意識にやっている「相手を否定しない」で関係性を作ることや、意図してやったこととその効果は口頭試問で回答できるように努めます。今回も自分のクセが出てしまったので、今後も課題改善と長所強化に取り組みます。
■今日の改善点
①CL理解(興味関心)が浅かった。セカンドキャリアに進み出す原動力を意識できていないCLの状態を捉えられず、今悩み立ち止まっている理由を考えていただくことができていなかった。CLが気付いていないことや見ようとしなかったことにCCが焦点を当てて関われていない。
⇒CLが訴えていることを汲み取って共有しCL理解を深める。
②職務内容を把握しようとするクセが出て、CCの聞きたい質問を続け、手詰まり感があった。CCの興味関心がCLの内面に向いておらず『今は描けていないセカンドキャリアについて考えが整理できず迷う』気持ちに対して「会社に残った場合」と「早期退職制度を利用した場合」について掘り下げ、「何がやりたいのか」を明確にし、整理することができなかった。
⇒事柄ではなくCL内面で起こっている問題に対しての「見立て」をCLに伝え、問題共有につなげる。
今回の講座で「全部繋がっている、全部回収していく」という意識を持てたことが1番の学びでした。
常々自分だったらどんなふうに口頭試問をするか意識しながら見るようにと八阪先生からのお言葉がありますが、2回目の参加ということもあり今回は面談において、自分ならどうする?という意識をもって見学させていただきました。
そう意識すると、そこはまだ触れる場面じゃなかったかな?言葉に対するアンテナの張り方が少しずれているのかな?と迷いが生じることが多々ありました。しかし「全部繋がっている、全部回収していく」という言葉の通り相談者の言葉や振る舞いから丁寧に拾っていくと、相談者は自分が話したいことを話すことに集中し、悩みとして発信してくれるのだと思いました。
もちろん自身の発言には明確な意図、適切な言葉やタイミングは必要ですが、カウンセリングはこれが正解!という明確な解答はないからこそ、怖がりすぎずに相談者のなかにある答えを探していく重要性を学びました。
また相談者の思いを聴ききる難しさも感じました。相談者をしっかりと見て、一つ一つの言葉を漏らさず聞いて、相談者が発するすべてのものから相談者が何に悩んで何を話したいのか、どういう状況なのかをつかみとり、感じ取る必要があり、本気で逃さないようにしようとすらると、少なくとも試験=答えを出さなければいけないと”決断”を急ぐカウンセリングにはならないということを、フィードバックの中で伝えてくださるキャリアコンサルタントの姿勢から改めて学びました。
今までいくつかの講座を受講し、口頭試問の意図や目的は理解していたつもりですが、改めて皆で考えてみると、人によって認識が違いとても勉強になりました。以下まとめ。
■出来たこと
・こういう意図で、こういった関わりをすることによって、CLからこのような発言・行動があり、その結果〇〇できたと考えます。
■出来なかったこと
・到達しなかったと出来なかったは違う。意図を持って試みたがうまくいかなかったこと。
*CC本人にしかわからないこと。言ってもらわないと面接官はわからない事(面談がここまでしかいかなかった、などではない)
■関係構築・意図を持って、発言・行動したことで、このような結果が得られたため、このように考えます。
■CLの訴えていた問題(言ったことではなく訴えたいこと)
八阪先生の解答をお聞きすると、この箇所がもう一歩深く踏み込んで認識できていないなと感じます。私「今いい状態なのになんで昇進しないといけないんだ」先生「今の環境を壊されたくない」この違い。CLが離れたくない、無くしたくないこの状態は、『CLが自分で作り上げてきた』この過程に思い至っているか?ということですね。
■CC視点のCLの問題点(CLが知っている自覚していることは入らない)
八阪先生が挙げられた3点のうち1点は理解していましたが、一番肝である「壊されるのが嫌」にフォーカスしているが、今まで作ってきたことはこれからだって作り上げる事ができるんじゃないの?という点には思い至らず。親の介護をそろそろというCLのケースと同じく「やりがいはある、それを奪われそうなんだけどどうすればいい?」というCLでした。
■今後の支援
会社への不満と変化への拒否感が強いCLなので、改めて今の不満や昇進への気持ちを伺い、素直に気持ちを吐き出してもらう。それによって、何を言っても聞いてくれる人がいるという安心感を感じてもらい、今の問題に向き合う姿勢が整う。その上で、今の環境を作ってきたのはあなた自身だと今までの過程を肯定し、自分が成し遂げてきたことを振り返ってもらう。変化に対する恐怖に共感しつつ、怖がったままではまた違う変化に対しても、拒否することとなるため、自身の実績を認識することで、またどんな環境に身を置いても成し遂げる事ができると理解してもらう。
この度は、口頭試問の対策という事で講座に出席させていただきましたが、口頭試問で回答するためには、自分の面談を客観的に見るという視点が非常に重要だという事を改めて実感しました。そして自分にはその力が不足しているということも実感しました。
「CLの発言の意図を自分は正しく受け止められたか」
「自分が発言した意図はCLに正しく受け止められたか」
特に、今は客観視する力が低いため、「CLが相談したい事」が、CCの推測?(間違ってはないと思うけど確信ではない)みたいな状態になっているように思います。
「CLが相談したい事」が客観的に理解できていないと、CLがせっかく時間を取って相談に来ているのに、CLの使いたい時間になっていない。なぜ相談に来たの?という結果になってしまう。これは、相談者第一の姿勢ではないのではないかと考えます。
では、どうすれば自分を客観視できるのか?逐語を起こす、録画を見る、自分の発言や問いかけを、相談者はどうとったのか?自分自身に問いかける練習(書く、聞く)を行い、自分のスキルを磨くしかないと感じました。CLのためになる時間とするためにを自分に言い聞かせて、早速録画した内容をモニタリングするところから始めたいと思います。
ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。
当日の講座の様子
アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。
どちらの講座でも、できるだけニコニコしているシーンを
サポーターの木上さんに選んでもらっていますので、
穏やかな感じで伝わっているかと思います。
この日の講座の実際の様子は、真剣に悩んでいたり、
考え込むシーンの方が目立っていたでしょうか。
まもなく試験本番を迎える中で、まだまだ自分の力量の不足を感じる方も
いらっしゃるようですので、最後まで諦めずに練習を重ねていきましょう。
そして何より「CLをわかろうとすることを諦めない」ことと、
自分が受かりたいという欲求ではなく、
どこまでもCL第一でい続けるようにして欲しいです。
それでは、今回はこのあたりで。また次の講座でお会いしましょう。
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