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CC業界によくいる”お化け”の話

CC業界によくいる”お化け”の話

執筆者 | 八阪 義浩

タイトルだけ見ると「一体何の話が始まるの?」と思われるかもしれませんが、
ここ最近、わたし自身が講座や個別指導をする中で
日々感じている・見ていることを、ちょっとキャッチーな表現にしてみました。

わたしがCC業界でよく見るお化けの正体、それはインプットお化けです。

簡単に言えば、「お勉強が好きすぎる人」とでも言えばいいでしょうか。
傍から見ていて心配になる傾向の方たちです。

インプットお化けさんは、新しい知識や情報を入れることが大好き。
それを求めていろんな書籍を読み漁ったり、

講座や勉強会に参加したりすることにすごく熱心なんです。

こうやって書いてみると、すごく真面目で良いCCさんに見えるんです。
ただ、どんなCCさんでもそうですが、頑張って学んだとしても、
実際に支援の現場に出ると、上手くいかないことってありますよね。

せっかく一所懸命学んだにも関わらず、
それを活かせない、上達してない、CLにとっての良い面談に繋がってない…。
そんな場面に出会うとがっかりしてしまうものです。

ここでドロップアウトして、自己研鑽すらも諦めてしまうのはもちろん論外なのですが、
インプットお化けさんが取る行動は”さらに学ぶ”です。
もっと言えば、何か別のものを追加でインプットしようとする、なんです。

でも、よくよく考えてみて欲しいのです。
面談の本番って、アウトプットの場ですよね。

インプットを一所懸命増やしたけど、アウトプットの場でうまくいかなかったんですよね。
その時に、またインプットを増やす…この流れって、泥沼にはまってませんか?

インプットは知識。「わかる」ことです。
アウトプットは技能。「できる」ことです。

「わかる」と「できる」は全然違う、というお話は、
過去にも一度させていただいていますね。

もちろん、元々の知識が何もない空っぽの状態だと
「出すものが何もない」のでアウトプットもできない、
という気持ちもわからなくはないですが…。

泳ぎの苦手な人がいくら本で読んでも、映像を見ても、
実際に水に入ってみなければ、
いつまで経っても泳げるようにはならないのと同じです。

インプットばかり繰り返していて、果たしてアウトプット=技能は向上するのか?
という視点は、ぜひCCには持ってほしいとわたしは思っています。

このコラムを読んでいるみなさんは、
ついついインプットばかりに力を入れてしまう
インプットお化けさんになってしまっていませんか?

もし心当たりがあるようでしたら、いったんインプットすることは休憩して、
”アウトプット”の量や質を見直してみてはいかがでしょうか?

知ってるだけでは「上達」はしないのですから、CC業界で面談業務をしているみなさんには、
ぜひ実践(アウトプット)に重きを置いたトレーニング・訓練に力を入れて欲しいです。

さて、今回の記事はいかがだったでしょうか?
新コーナーの記事もこれで3本目となり、読んでくださっているみなさんにとっても、
だんだんとこの「ひとり言」コーナーが定着してきたでしょうか?

今後も、弊社発行のメールニュース・LABO Letter(ラボレタ―)のバックナンバーとして、
そして、弊社やわたし自身の考え・視点をお伝えする場として、
ぼちぼちペースで発信していきたいと思っています。

今回のひとりごとも、何か少しでもみなさまの良い気づきになれば幸いです。
よろしければ次回も、わたしのひとりごとお付き合いくださいませ。

それでは、また。