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41歳。人生の正午をどう迎えるか。

41歳。人生の正午をどう迎えるか。

執筆者 | 八阪 義浩

自分が40代になってからというもの、少しずつ体調面の変化を覚えることも増えてきました。
8月ごろが特にひどかったのですが、足が痛いだの腰が痛いだの、
健康問題がちらほら出てくることもあって、

「歳を重ねるって、こういうことなんだな…」

と感じる毎日です。

そして、自分が若者ではなくおじさんであることを
何とか受け入れようと頑張っている日々でもあります。

さて、CCの世界では、「人生の正午」という言葉がありますね。
男性の平均寿命が81~82歳とされていますので、今41歳のわたしは、
今まさに正午の位置にいる、ということになるでしょうか。

40代になって、ちょうど半分になったことで、
これまでの人生で経験してきたことや、歩んできた道のりの意味・価値を考えてみること、
残りの人生について考えることも多くなる時期です。

そして、その人生の正午の時期を上手に受け止められないと、
どんよりした気分になってしまったり、自己肯定感がすごく下がってしまったりして
「中年の危機」を迎えるというお話もあります。

それをきっかけに鬱にまでなってしまう方もいるので、
支援者としては気を付けましょうね、ということを昔習ったのを思い出します。

この人生の正午の話を習った当時は、わたしもまだ20代でしたので、

「ふーん、そういうものなのかなぁ?」

くらいのふわっとした捉え方だったのですが、
いざ自分がその立場・年齢になってみると…確かに意識をする部分はありますね。
また、その人生の正午についての捉え方やイメージする事象・例なども
きっと人によって多様なのだと思います。

もともと「人生の正午」を言い出したとされるユングは、
まさに時間・時計を例にしていて、

午後に差し掛かるということは、太陽が頂点を超え、時計で言う12時を超えることだ。
これからは沈んでいく時間になる。 だからこそ、午後の人生も充実させよう。
それが生きているということだ。

なんて話をしたと言われています。

また、人によってはもう少し直線的に捉えて、
マラソンや水泳の「折り返し地点」をイメージする方もいらっしゃるかもしれませんね。

この「折り返し地点」という捉え方は、上がるとか下がるという概念を持たず、
あくまでもフラットでいられる考え方なので、ネガティブになりにくくなる効果がありそうですね。
わたしは個人的にはすごく良い捉え方だなと思っています。

そして、わたし自身がイメージしたのは「山でした。
これまでは山を登っていく人生で、今が頂点にいて、
これからは下山ですからだんだんと下っていく道のり…。
わたし自身は山登りの経験は無いのですが、「下山の方が大変」というお話を
よく耳にしますので、転げ落ちたりしないようにしないといけないですね。

そんなことを考えているうちに、さらにふっと頭の中によぎったのが、
「自分が死ぬ時が、自分の技量の頂点でありたい」
という、仕事に対しての自分の想い
でした。

もちろん、年を取れば取るほど、きっと体力も落ちるし、頭の働きも鈍るんでしょうけど、
やっぱり自分にとっては技量向上って大事なんだなと。
だからこそ、答えも正解もない無いCCという仕事を好んでやっているのかな、と。

そんな自分自身に気付いくことができた瞬間が、最近ありました。

みなさまは、人生の午後を迎えたとき、あるいはこれから迎えるにあたって、
どんなことを考えておられる/考えておられたでしょうか。
この記事を読んでいるあなたは、いかがですか?

ちなみに、あくまで個人的な好みの話ですが、
前向きさを示すいろいろなポジティブワードの中でも、
成長や発展、上昇、成功、改善などよりも、「上達」という言葉がわたしは好きだったりします。

だって、上手くなるって嬉しいですよね!
まだまだ、もっともっとわたしも「上手くなりたい」と思いながら、
日々の指導・支援を頑張っています。ぜひ、みなさんと一緒に成長していきたいです。

さて、今回の記事はいかがだったでしょうか?
いつも読んでくださってる方、今回初めて読んでくださった方、
どちらもここまでお付き合いくださって、感謝しています。ありがとうございます。

今後も、弊社発行のメールニュース・LABO Letter(ラボレタ―)のバックナンバーとして、
そして、弊社やわたし自身の考え・視点をお伝えする場として、
ぼちぼちペースで発信していきたいと思っています。

今回のひとりごとも、何か少しでもみなさまの良い気づきになれば幸いです。
よろしければ次回も、わたしのひとりごとお付き合いくださいませ。

それでは、また。