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最高と最良の違いを身をもって知った話

最高と最良の違いを身をもって知った話

執筆者 | 八阪 義浩

このフレーズは、弊社の更新講習「事例検討と倫理綱領」(K-1)
受講してくださった方にとっては、聴いた覚えのある言葉ではないでしょうか。

今回のひとりごとコーナーでは、わたしが自分自身に対して
「あぁ、まさに最高と最良って違うな」と
実感できるような経験が起きたので、それを記事にしてみました。
いつもよりライトな(軽い)内容になっています。

ただ、せっかくですので読者のみなさまは、更新講習や技能検定対策講座などで
わたしが常々お伝えしている“日常の中から学ぶ”の具体例として
日常の出来事とCCとしての考え方をどう紐づけていくのか、
そこを楽しみながら読んでみてください。

実は最近、プライベートで使用しているメインのクレジットカードを変更しました。

これまでは10年近くずっと、某青色の航空会社のカードを使っていて、
その理由は何と言っても「マイルがざくざく貯まるから」です。

ポイントやマイルを効率よく貯めるために日々のお買い物やレジャーも
いつ・どこで買い物するかを考えながら行動することを、”ポイ活”と呼ぶそうです。
“ポイ活”って、なんだか可愛い呼び方ですよね(笑)

わたしは、そこまではやっていないのですが、関東で一人暮らしをしていた20代の頃から、
某青色の航空会社者のクレジットカードを長く愛用してきました。

それに、航空会社のカードって(赤の会社も青の会社も)
ものすごくいい交換レートなんですよね。

そんなこともあって、

いつかこれで貯めたマイルで旅行を楽しむぞ!

なんてワクワクしていたんです。

ところが先日、マイルの有効期限が切れそう、という事態に陥ってしまいました。
何とか休みの都合をつけられて旅行の日程も上手く組むことができて、
旅行そのものも大満足で良かったのですが、旅行から帰ってきてからふと、

確かに交換レートはいいけど、
この”マイルをもて余してる”という現状って果たしてどうなんさ?

と考え直すようになりました。
そして、講習でみなさんにお話している「最高と最良は違う」という話と紐づいて、

もしかしてこの航空会社のカードって、
自分にとっては最良じゃないのかも?

と思い始めたのです。

でも、よく考えれば当たり前なんですよね。
(わたしの住んでいる)京都って、そもそも空港が無いですし(笑)
一番近い伊丹空港でも、京都駅からのシャトルバスで1時間弱です。

空港到着はフライトの1時間くらい前に着いておきたい、と考えると、
もうこの時点で2時間使ってしまっています。
加えて、家から京都駅までの移動時間もあります。

他方、新幹線はのぞみも含めて全部の列車が京都駅に止まりますから、
2時間半あれば、博多も東京も行けてしまいます。

乗車までスムーズで、本数も圧倒的に多く、何より空を飛ばず地に足を付けている安心感。
いらち(=せっかちのことです)で高所恐怖症のわたしにはありがたい部分がいっぱいです。
じゃあ、何でわざわざ飛行機に乗るためのマイルを貯めてるんだって話ですよね(苦笑)。

一般論として、航空会社のマイルって航空券に交換するとすごくお得ですし、
頑張ってマイルを貯める価値は間違いなくあると思います。
「どんなポイントよりもお得だよ」という方もいらっしゃるくらいですから、最高の特典とも言えます。

ただ、その「他社では得られない最高の特典」が、自分にとって最良なのか?というと…
ようやく気付きました。違ったんですね。

というわけで、9月からは心を入れ替え、
某カモノハシのキャラクターで有名な鉄道会社のカードで日々のお買い物を楽しんでいます。

最高と最良は違う。

別にざくざくマイルやポイントが貯まらなくても自分に合っていることが大事。
最大のお得度でなくても、十分じゃないか。
と、自分自身に言い聞かせながら、毎日を自分なりにEnjoyしていくこと。

そのスタンスをあらためて、そして身をもって感じることで、
身近なテーマから対人支援の原点に触れられた気分になりました。
みなさんは、似たような経験はありますか?

毎日の生活の中から、学びや気付きのヒントを、ぜひ探ってみてくださいね。

それでは、また。

さて、今回の記事はいかがだったでしょうか?
いつも読んでくださってる方、今回初めて読んでくださった方、
どちらもここまでお付き合いくださって、感謝しています。ありがとうございます。

今後も、弊社発行のメールニュース・LABO Letter(ラボレタ―)のバックナンバーとして、
そして、弊社やわたし自身の考え・視点をお伝えする場として、
ぼちぼちペースで発信していきたいと思っています。

今回のひとりごとも、何か少しでもみなさまの良い気づきになれば幸いです。
よろしければ次回も、わたしのひとりごとお付き合いくださいませ。

それでは、また。