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余裕と余白

余裕と余白

執筆者 | 八阪 義浩

このコラムは、弊社が発行しているメールニュース・LABO Letterに
載せているコラムから毎月1本を抜粋してお届けしています。

毎回楽しみにしてくださっている方や、
あらためて読むことで、過去の気付きをまた思い出してくださる方など
みなさんそれぞれに上手に活用していただいているようで、ありがとうございます。

今回は面談でも日常生活でも活かせる内容として、
お風呂に入って「ホッ」としているリラックスタイムに
ふと頭によぎったことをコラムにしています。

みなさんも、リラックスしながら楽しんで読んでくださいね。


「余裕と余白」

CCのみなさんへの個別指導やSVをしていると
「面談中に余裕が無くて…」という言葉をよく耳にします。

CCである自分がやらないといけない(と思っている)ことがあったり、
自分の面談に手ごたえを感じられなかったり、
おかしな方向にCLが行きそうになったり、
あるいはCLが怒り出す・泣きだすなど感情表現が強く出たり…

面談をしているとあたふたしてしまいそうな場面って、ありますね。

それに対して、わたしはあくまで指導している立場であって、
その面談の場にいるわけではない分、面談場面を冷静に見つめることができます。
そもそも冷静でないと指導できないのですが…。

でも、いざ自分の業務・自分の面談を振り返ってみると、
この「冷静でいること」って、なかなか難しいですよね。

なにせ、この「本日のひとりごと」の原稿も
発信日当日に背中をつつかれながら必死で書いているので、
まさに「あたふたしている」わけです。
この記事を読んでいるみなさんと同じかもしれませんね。

人に指導することの難しさや、
言ったことがブーメランになって戻ってくることの恐ろしさも感じます。

ただ、せっかくですから「転んでもただでは起きない」精神で、

これすらも学びにできないかな?

と考えて今回のお題にしました。

わたしの場合は、年間の講座スケジュールの組み方の話になるのですが、
1回1回の面談にも共通していることがあるな、と感じています。
目いっぱい詰め込もうとすると、どうしても余裕が無くなってしまうんです。

例えば、このコラムの執筆や編集をしながら、
昨日の講座開催報告記事を書き、それと同時にフォローメールの設定もしています。
週末の合格者座談会のお知らせを準備しつつ、
LINE公式アカウントでのメッセージを考えて、管理画面の設定を行なう。
外部からの依頼案件についての調整や確認などもしています。

そして、その合間には、個別の通知やメールで届く
みなさんの講座申込情報を確認して、事務処理・対応指示などをしながら、
事務方との業務改善の打ち合わせをしたりしています。

さらに法人研修の中身を企画して…
更新講習のレポートに評価・コメントをして…
時間を見ながら家事もして、天気を見ながら愛犬の散歩に行き…

もうここから先は、ただの愚痴になりそうなので省略しますが、
あらためて書いてみると、めちゃくちゃ詰め込んだ業務スケジュールになってます。

これが、例えば1週間に2コマ程度しか
講座を開催しないようにしていれば、作業量がぐんと減るんです。
実際に、2月の下旬から3月ぐらいは、わたしの手帳は空白(余白)が目立ちます。
手帳に書くことも少ないので、目に見えてスカスカな日もあったりします。

やっぱり余裕があると、余白が生まれるんだよなぁ

と湯船でそんなことを考えていた時に、
面談中にバタバタ慌ててしまう人とふと重ね合わせて理解してみました。

  • 面談中にいっぱいCLの話をインプットしようとする人。
  • 話したことを全部覚えよう、全部そのまま変えそうとする人。

傍から見ていても、やっぱりぎこちないしすごく不自然なんですよね。

個別指導などでお伝えしているように、
ゆったりと落ち着いて面談するためには、どこか心に余裕を持って、
さらに言えば自分の頭の中に「余白」を創っていくことが必要です。

わたしはよく面談の指導の中で

ここの話は流してます。要点だけは拾います。

といったことをお教えしています。
それもまさに、この頭の中に「余白」を創る行為に他なりません。

一から十まで全部を漏らさず聞こう、すべてを覚えようと思っても、
そんな非現実的なことはできない、と冷静になれれば、無理をすることも無くなります。

余裕のある人は、余白ができる。
余白を意図して創ることで、余裕が生まれる。

自分自身への戒めも兼ねて、そんなことをコラムの読者のみなさんにも
共有できたらなと思って書いてみました。

今回もお付き合いいただき、ありがとうございます。
それでは、また。

さて、今回の記事はいかがだったでしょうか?
いつも読んでくださってる方、今回初めて読んでくださった方、
どちらもここまでお付き合いくださって、感謝しています。ありがとうございます。

今後も、弊社発行のメールニュース・LABO Letter(ラボレタ―)のバックナンバーとして、
そして、弊社やわたし自身の考え・視点をお伝えする場として、
ぼちぼちペースで発信していきたいと思っています。

今回のひとりごとも、何か少しでもみなさまの良い気づきになれば幸いです。
よろしければ次回も、わたしのひとりごとお付き合いくださいませ。

それでは、また。