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障がいや病気を抱えているCLへの支援で気を付けることはありますか?
2022.05.19

障がいや病気を抱えているCLへの支援で気を付けることはありますか?

執筆者 | 八阪 義浩

今週の八阪さん ~1級CC技能士に聞いてみよう~

こんにちは。本日は先週配信された弊社のメールニュース「LABO Letter」のアンケートで寄せられた「こんな話を聴いてみたい」というメッセージから1つピックアップしてみました。

Q:障がいや病気を抱えているCLへの支援で気を付けることはありますか?(東京都・教育機関領域)

A:あくまでもそのCLさんが抱える”困難さ”に重きを置くようにします。

ご質問では「学生」とされていましたが、学生に限らず、障がいや病気を抱えておられるCLさん全般に関して、という視点でお話ができればと思います。

わたし自身は、学生・若者支援が専門だったこともあってか、「病気」に該当する相談者の方との面談はほとんど経験が無く、身体・精神・発達・知的などの障がいを抱えた方のお話に限られてしまいます。

ただ、そんな中でも特に気を付けていたのは、
「病気だから・障がいだから」に目を奪われないようにすることです。

あくまでも、わたしたちが目をつける最初のポイントはその方自身が(主に働く・キャリアというテーマの中で)感じておられる”困難さ”への必要な支えであって、病状がどうであるか、障がいの程度がどうであるかを第一に考えるわけではないですよね。

もちろん、就労であったり、社会に出るにあたって、その病気や障がいが何かしらのネックになる可能性はありますし、そのことが心配で相談に来る方もおられます。

それでも、CLはCCに病気や障がい自体を改善・治癒してほしいと思って来るわけではないですよね。
(まれに、そこの区別もつかないくらい混乱していたり、病状・障がいの程度が深刻な方もいますが…)

そう考えると、病気や障がいがあろうがなかろうが、
「そのCLさんが働くこと・キャリアに関して困っている」
という点においては、他の相談者の方と変わらない、ということをCC側が強く意識しておくことが大事だと考えています。

そうでないと、CLもCCも、何か問題があるたびに「障がいだから・病気だから」と、そこにばかり原因を紐づけてしまうリスクが生まれます。

このような状態が続くと、CLが抱える本当の課題が障がいや病気と関係のない部分であったとしても、課題が見えない・直視できない状態になってしまう可能性もあるからです。

「病気だから、障がいだから○○がうまくいかないんです…」
って、それは本当に因果関係ありますか?という視点。

CCまで病気や障がいに気を取られすぎると、この視点が抜け落ちてしまうリスクが生まれます。ちょうど今、企画設計している新しい更新講習のテーマでもこのあたりの話に触れていければと思っています。

「誰が感じている困難を扱うのか」

を見失わないこと。
これはわたしも心がけていますし、ご質問された方も、そしてこれを読んでくださったみなさんも、どなたもぜひ大事にしてほしいなと思っています。