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語彙力を鍛えるにはどうすればいいのか、教えていただきたいです。

語彙力を鍛えるにはどうすればいいのか、教えていただきたいです。

執筆者 | 八阪 義浩

今週の八阪さん ~1級CC技能士に聞いてみよう~

みなさん、こんにちは。働く楽しさ研究所・代表の八阪です。

ここでは、毎週配信している弊社のメールニュース・LABO Letter(ラボレタ―)の
読者アンケートで寄せられた「こんな話を聴いてみたい」というメッセージから、
毎回1つ、話題をピックアップしてみなさまにお届けしています。

今回はこの話題を取り上げてみようと思います。
ぜひ気軽な気持ちで読んでみてくださいね。

Q:語彙力を鍛えるにはどうすればいいのか、教えていただきたいです。
(福井県・需給調整機関領域ほか多数)

A:「例え話」をたくさん持てるようになりましょう

これは非常によく質問されるので、
いつか取り上げようと思っていたテーマです。
特に、

  • 面談中に、同じような応答になることが多い
  • 自分の言葉のせいでCLを傷つけてしまったことがある
  • お話が逸れがち、堂々巡りになりがち

など「言葉を扱う難しさ」を実感しているCCさんからよくいただく質問です。
個別指導でも、同じようなご相談をよくいただきます。

CCに限らず、CLや一般のビジネスパーソン・学生なども
語彙の少なさに悩んでいる方が多いからでしょうか、「語彙読解力検定」なんて資格もありますね。
言葉や表現のしかたを能力として検定するなんて、ただただ凄いなぁと感心するばかりです。

わたし個人としては検定そのものよりも、いったいどんなプロセスを経て、
どう吟味してその検定の問題を創っているのか、作問者のお話が一番聴いてみたいです。

さて、話を戻してわたしの見解をお伝えしていきますね。
語彙力を高めるためにまず目指して欲しいのが、冒頭でも回答したこれです。

「例え話」をたくさん持てるようになること

「例え話」ってすごく優れていて、
難しいことや馴染みのないことを誰が聞いてもわかりやすくすることができるんです。
まさに言葉の編集作業であり、翻訳作業でもありますね。

これは一朝一夕にはできないので、日頃からの訓練が一番です。
お仕事中の話でも、何気ない雑談の中でも、
どの場面でもいいので「何かに例えてみよう」と頭を働かせてください。

一番最初の段階では、「まるで○○のようだ」という1つの形式だけでも大丈夫です。

また、上手な例え話がすぐに創れなくても大丈夫です。
訓練の段階では、すぐに上手くいくかどうかではなく、
「頭を働かせる行為そのもの(訓練そのもの)」の方がはるかに重要で価値があるからです。

どんな技術・技法も、練習をしないことには身につかないですね。
そして、簡単にすぐできるものでもありません。
どうしても、試行錯誤や反復作業が必要になります。
そこは疎かにせず、根気よく取り組んでいきましょう。

そしてもう1つのコツがこちら。これも大事です。

できるだけ身近な話や、誰にでもわかる物事で例えられるようになること。

例えば、食事・買い物・掃除などの日常生活だったり、
動物・植物・乗り物などの身近にある/毎日見るものだったり…。
「知らない人がいない」物事を選ぶようにしましょう。

一番良く知られている例え話なら、
真っすぐ目標だけに突進していく考え方・行動の人を
「まるでイノシシのようだ」なんて言いますよね。

このくらい平易な表現でいいので、
バリエーションや数をどんどん増やしていくこと、これを目指してください。

参考までに、つい先日の講座でわたしが使った例を出すと、
前に進みたくてウズウズしているCLのことを
「出走前のゲートで暴れてる馬」なんて表現で解説をしました。
※CLに直接言ったのではなく、CC向けの講座の解説で、分かりやすく伝えるために使用した表現例です。

わたしは競馬は一切やらないのですが、
この表現を聞いてわからない人や、頭に映像が浮かばない人は、おそらくいないですよね。
身近で平易なもので例えることができれば、本当に「伝わりやすさ」が変わってきます。

例え話の訓練を繰り返すことで、語彙も豊かになり、
CLの気持ちを汲み取る力も鍛えられます。

そうすれば、伝え返しばかりの初心者レベルの面談をすることも、
誤解や堂々巡りが続くような苦しい展開が続くことも減りますし、
面談のレベルアップにもつながってきます。

ただ、堅苦しく「何かを学ぼう」と考えなくていいです。
まずはリラックスして、目の前のCLのお話を味わって聴きましょう。

そして、「まるで○○のよう」を創ることを楽しむくらいの心持ちで臨んでみてくださいね。

それでは、今日はこのあたりで。