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指導者としての仕事を始めたきっかけ
2022.12.16

指導者としての仕事を始めたきっかけ

執筆者 | 八阪 義浩

今週の八阪さん ~1級CC技能士に聞いてみよう~

みなさん、こんにちは。働く楽しさ研究所・代表の八阪です。

ここでは、毎週配信している弊社のメールニュース・LABO Letter(ラボレタ―)の
読者アンケートで寄せられた「こんな話を聴いてみたい」というメッセージから、
毎回1つ、話題をピックアップしてみなさまにお届けしています。

今回はわたし自身のことについて、ご質問をいただいたので、
ちょっぴり恥ずかしいのですがお話させていただきますね。

Q:「指導者としての仕事を始めたきっかけを教えて欲しいです。」
(神奈川県・教育機関領域ほか)

A:もっと良い支援・面談ができる人が増えて欲しい、という
  自分の内心に気づいたことがきっかけです。

この質問は複数の方からいただいていましたので、
興味のある方もたくさんいらっしゃるかな?と思って、今回取り上げてみました。

一番最初に指導者・1級を意識したのは、
大学のキャリアセンターに勤めていた時です

そこで、非常に誘導的・断定的な良くない面談をしておきながら、
その職場での在籍歴が長いことを理由に幅を利かせている人がいる、
という現実を目の当たりにし、それに疑問を抱いたことがきっかけです。

ただ、この時点のお話は、どちらかというと
1級を「取ろうと思った」理由であって、
指導者としての仕事を「実際に始めた理由」とは
ちょっと違いますから、今回はさらっと触れるだけにしますね。

(参考)
1級CC技能検定にチャレンジする時点でのエピソードは、Youtubeの動画にしています。
まだ動画撮影に全然慣れてなかったので、かなり堅い表情をしていますが…(笑)

ただ、指導者としての仕事をはじめたきっかけは、
実はその1級挑戦時の考えの部分とつながっています。

というのも、実は自分から「よしっ!指導者だ!」と思って
個別指導を始めたわけではなかったんです。

それよりもわたしは、1級挑戦時から

「なんで1級取りたいんだろう?」

「取ったとしたら具体的に何をしよう?」

ということを何度も何度も自問自答していました。

その結果、辿り着いたのが、先ほど挙げた“良くない支援“の逆をすること。
つまり、より良い支援ができるCCを1人でも増やしていくことだったんです。

これが、自分が1級を取ったうえで、
指導者として活動していきたい理由だ、と気が付いたんですね。

そうはいっても、1級を取ったから勝手に個別指導の希望が舞い込んできたり、
仕事が降って湧いてくるわけではありません。

当たり前ですが、1級に合格したあとであっても、
勤め人であれば明日も明後日も日常の業務はありますし、
CCとして自営・独立するなら、自分で営業やマーケティングの施策を考えて、
顧客を獲得しないといけないです。

結局、私が選んだのは「ダブルワーク」でした。

当時の勤務先であった2つ目の大学で話し合いをして、
正規雇用を敢えて非正規の週4日勤務(のちに週3日勤務)に変えていただいて、
少しずつ無理のない範囲で、個人で講座をやってみたり、
CCからの個別指導を受け付けてみたり、小さく小さく仕事を始めていきました。

これぞ「ザ・指導だな」というお仕事をするようになったのは、
そうした小さな仕事を積み重ねて、多くのCCさんと出会う中で、

「八阪さんだったら指導を受けてみたい」

というお話を、お相手から自然といただけるようになってからです。

でも、やっぱりここでも
「よっしゃ、指導者として活動するぜ!」
と強く思ったわけではないんですね。

「現場で困っているCCさんのために何ができるかな?」
と考えて、日々コツコツと取り組んでいるうちに
幸いにして声をかけてもらえるようになった、という感じです。

そういう意味では、指導者としての明確な開始地点は
ハッキリしていないのかもしれません。

個別指導としてやるのか、講座形式としてやるのか。
どこかに雇われて勤めるのか、あるいは自営・独立するのか…。
そのような「形式」の部分は特にこだわっていませんでしたし、今も気にしていません。

わたしはただ単に、

わたしのできる範囲・目の届く範囲の中で、「良い支援とは何か?」を
お伝えする機会があるなら、それを1つずつ取り組んでいきたい。

そう思っていただけです。

そして今でも、できる範囲で・その姿勢で、
指導や支援をやらせていただこうと思っています。

ということで、このコラムを読んでくださったみなさまも、
引き続きどうぞよろしくお願いしますね。

それでは、今日はこのあたりで。
ここまでお付き合いくださいまして、ありがとうございます。