ブログ

9月11日(日)国家資格キャリアコンサルタント更新講習(学生支援・事例検討の進め方)の様子

9月11日(日)国家資格キャリアコンサルタント更新講習(学生支援・事例検討の進め方)の様子

執筆者 | 木上 和裕

9/11(日)に、ZOOMを用いたweb形式にて、
「国家資格キャリアコンサルタント更新講習」

~学生・若者支援に関わるキャリアコンサルタントに本当に必要な面談技術と心がけ~
~事例検討の効果的な進め方と倫理綱領の上手な活用法を学ぶ~
を開催いたしました。

みなさん、こんにちは。
働く楽しさ研究所サポーターの木上(きがみ)です。

今回の講習は『学生・若者支援』と『事例検討と倫理綱領』の2テーマで実施しました。

『学生・若者支援』ではCLと向き合う際の立ち位置や陥りがちな落とし穴や
これからの未来を歩んでいくCLの役に立つために何ができるのかを考えていただきました。

『事例検討と倫理』ではCCが”品質管理”の感覚を持っておくことの必要性や
経験の長短や声の大きさに左右されない事例検討を行うための秘訣について解説しました。
どちらのテーマも、多くのCCが相談業務で活用できる内容で構成していますが
受講いただいた皆様の実践的な学びに繋がれば幸いです。

「キャリアコンサルタントのゴールってどこにあるの?」

そんなことを考える内容の講習でしたが、
わたしも改めて、講習後に考えを巡らせてみました。

ゴールも無ければ正解も無いとなると…途方に暮れそうです。
「これでいい」と納得してしまう方が危ないということはわかりつつ、
たまにはチョット、安心したいなとも思ってしまいます(笑)

さて、それでは、ここからは各講習のポイントを振り返ってみましょう。
午前の講習(学生・若者支援)に私はご一緒していませんが、講師から要点のメモを受け取っています。
当日ご参加いただいた方は復習に、参加をご検討中の方はお申込みへのきっかけに、
この記事を活用してくださると嬉しいです。

学生・若者支援」の講習の振り返り

講師曰く『未来のことは誰もわからないけど、
そこに突入せざるを得ないことだけはわかる。』

講座では学生・若者が迎える未来について考えるグループワークに取り組んでいただきました。
しかし、10年に1度は世界を巻き込んだ『大どんでん返し』が起こる世の中ですから
そんな中でもCCにできることは何なのか…頭を悩ませたのではないでしょうか?

そこで八阪講師はコメントしました。

『CCにできるのは、過去にCLが経験してきた・くぐり抜けてきたことへの「意味付け」です』

これはつまり、CLが今まで経験を活用できるようになるための支援です。

それは成功体験だったり、場合によっては反省・後悔になるかもしれませんが
自らの体験を振り返り、意味付けを行うことで『自分のルール』が明確になっていきます。
そのルールが明確だとであれば未来に起こる出来事や、無数に広がる選択肢を前にしても、
何となく流されるのではなく、きちんと真っすぐ向き合うことができるようになります。

得意/苦手、やりたいこと/やりたくないこと、大事にしたい事などの
『自分のルール』を形成するには、自分を俯瞰的に見る必要があります。

一見すると自己分析と同じ要領のように見えますが、CCが一緒に『意味付け』をし、
そのことにCLが本心から納得してくださることが大事です。
CCが機械的にツールやフレームに当てはめたり、CCが思う方向に誘導したりしてはいけません。

何が起こるか分からない未来で、どう生きていくかを決めるのはCLです。
CCがCLの傍について回ることはできませんし、誰にも相談できないことだってあります。

『最後に頼れるのは自分だけ』という言葉をよく耳にしますが、このことだと思います。

未来にどんな大どんでん返しがあっても、しっかりと生き抜いていく。
そして、CCと一緒に課題に取り組みつつ、その課題への取り組みのプロセスを通して、
CCがいなくても自立できるように人間的な成長を目指す。
そこを支援できてこそ本物のCC
だ、というのが講師からのメッセージだと私は思っています。

事例検討と倫理」の講習の振り返り

講師曰く『あなたが今日、事例検討で話した/考えた内容を、
事例提供したCCに聴かせたらどうなりますか?』

事例提供者はCLへの対応に手詰まりがあり、事例検討の参加者に意見を求めますが
返ってくる答えがダメ出しばかりだと…?

「ダメなのは痛いほど分かってるよ。だから意見を求めてるのに。」

という気持ちになるのではないでしょうか?
モチベーションが下がるどころか、CCとして頑張る自信すら無くしてしまうかもしれません。

実際に、私(木上)の経験上の話ですが、事例検討で涙するCCさんを何度も見てきました。
チームリーダーが事例提供者に向けて…

「なんでそんなこと言ったの?」
「なんで〇〇〇ができていないの?」

このように事例提供者を「なんで?なんで?」と問い詰めていました。

事例提供者は「すみません」と謝罪することから始まり、怯えながらの事例検討です。
他のCCから出てくる意見に対しても問い詰めてしまう、という有り様でしたので
建設的な、CLのためになる支援策は全く出てこなかったのを覚えています。

なお、事例の提供は持ち回りになりますので、例にもれず私も吊し上げられました(笑)
(この話は長くなってしまいますので自粛します

とはいっても、ダメ出しをしてはいけないという事ではありません。
失敗には原因がありますので、そこから目を逸らしていては、
改善のヒントを見つけることができなくなってしまうからです。

重要なことは、事例提供者が反省する・謝罪するような内容で終わらせないということです。

そもそも、本来の事例検討はCLの役に立つCCに成長するための取り組みであり
CCの手詰まりを冷静に見据えて、より良いの策を考えるのが事例検討の役割です。

更には、参加している他のCCも『追体験の場』として学ぶ機会でもあります。
同じミスを未然に防ぐ方法やリカバリーの方法など、沢山学べることはありますよね?

そして何より、事例提供者は上手く行かないことをチーム内で告白することになります。
ミスを直視する怖さや、恥ずかしさ、悔しさなどが多少なりにもあるでしょう。
そんな気持ちを抱えながらも、参加しているCCの学習機会をもたらしてくれています
そう考えると、事例提供者は感謝・歓迎されても良いくらいに思えます。

相談に訪れてくれるCLのために、今後の方針で悩んでいる事例提供者が
「困りました。どうしましょう?」と素直に意見を求めることができる。
建設的な議論で知恵を出し合い、改善案を考えることができる。

そんな事例検討が当たり前にできれば、もっとCCはお互いを高め合って、
支援の品質をしっかり管理する習慣がつくようになると思います。

参加された方の声

では、ここからは今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。

学生や若者の支援において、今一つ彼らの気持ちがつかめないような気がしており、親ほど年が離れている年代のギャップってあるのではないか、もっと彼らと年の近いCCの方が分かってあげられるのではないかと感じていました。
でも今回の講習でそれは、知らないうちにできる「上下関係」からくるものと気づかされました。勝手に年代ギャップを感じ距離を取っていたんだと。反省です。
講習ではそれに対するヒントがいくつもあったので距離感を埋められるよう取り組みたいです。ありがとうございました。

現在大学のキャリアセンターで相談業務をしており、半年ほどたちます。今回の講習を聞いて、関わり方が上下関係になってしまっていたことを反省しています。
学生の中には就活を受験のように捉えている方もおり、エントリーシートなどの相談では選考に通る正解の文章を求められることがあります。絶対的な正解はないものの、通らせてあげたい、解決してあげたいと上から目線で指導してしまっていました。大学に勤めるキャリアコンサルタントとしての大前提の考え方ができておらず、もっと早くこの講習に出会っていれば良かったです。
あと、事前にしっかりとした冊子のテキストが送られてきたり、(他の更新講習では自分で印刷が多かったので)、丁寧なzoomの説明書があったり、オリジナルのコーヒーがついていたり、振り返りのメールがあったりとサービスが行き届いていて、感動しました!先生とわんちゃんのイラストもかわいいくて、ほっこりしました。それでいて金額も他の機関に比べてリーズナブルで大変ありがたいです。

普段、倫理綱領を見ることもなく、改めて読むと(というより、もしかすると、きちんとじっくり読んだのは初めてかも知れません)、大切なことが凝縮されて書かれており、まさにCCにとって拠り所になるものだと気づきました。
キャリアコンサルティングは正解がないだけに、日々迷うことが多々ありますが、本日の講習で学んだことを明日からの業務に活かしていきたいと思います。 研修のタイトル通り、上手な活用法を学べた3時間でした。ありがとうございました。

今回参加してみて、標準レベル、熟練レベルといろいろな経験年数や、レベルの違った方と、グループワークをして見て、多様な考えに触れることができました。その多様な考えや意見を受け止める、また意味を受け止めることで、信頼関係が築かれていく過程が体験できました。
最後のグループワークでは、全員が参加できる関わりを意識できたことは、自分の気づきにつながりました。ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。

当日の講座の様子

アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。

笑うところは笑い、真剣に考えるところは考え、おやつを食べながらの受講OK!
基本的にリラックスしながら、メリハリのある講座を運営させていただいています。

なお、八阪講師のスタンスはYoutubeでもお分かりいただけると思いますので
講座の受講をお考えの方も、お手すきの際に是非ご覧ください!

『働く楽しさ研究所・1級キャリコン八阪センセの相談室』
https://www.youtube.com/channel/UCwX2u_vimwk-becvdaQlxfw/videos

それでは、また次の講座でお会いしましょう。
このたびはご参加ありがとうございました。

弊社の国家資格キャリアコンサルタント更新講習のご案内


この記事をご覧になって、「参加してみたいな」と思った方はもちろん、
まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度このページをご覧くださいませ。
2022年度下期・秋冬の更新講習のチラシも新たに出来上がっております。
詳しくは、このすぐ下のボタン「国家資格CC更新講習のご紹介ページはこちら」をクリックしてください。

みなさまのお越しを心よりお待ちしております。