2月23日(日)に、ZOOMを用いたweb形式にて、
「国家資格キャリアコンサルタント更新講習」
~相談者の思考転換につながる質問力アップトレーニング~
~洞察力を高めて相談者の本音に気づける環境理解のしかた~
を開催いたしました。
こんにちは。働く楽しさ研究所の八阪です。
この日は本当に久しぶりとなる、国家資格CC更新講習で登壇をしました。
今年度は開催数を絞り、開催時期も限定的なスケジュールを組んでいたため、
前回開催からおよそ半年が経っていたこともあって
講座開始前には「ちょっとドキドキしているな」と緊張を感じながら迎えました。
また、更新講習は他の講座やイベントに比べて
ご新規のお客様とお会いすることが多いことから
新しく一緒に学べる方とお会いできるのも楽しみでした。
午前中の『質問力アップ』はほぼ全員が、午後の『洞察力と環境』も半数以上の方が
ご新規さんを示す☆マークをお名前欄につけてくださっていて、
一目見て「新しい方たちがたくさんいる!」と嬉しくなったのを覚えています。
『質問力アップ』の講習に関しては、満員御礼で大賑わいでしたね!
あらためて、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございます。
講習の内容は、支援の現場で起きた問題をベースに設計していますので、
CC側が感じる「あるある」だったり、ついやってしまう「うっかり」だったり、
心当たりがあるなという内容がたくさんあったのではないでしょうか。
弊社の更新講習は、単に知識や技法をインプットするのではなく、
『より良い支援ができるCCを育成するためのプログラム』
として更新講習を設計していますので、他社ではなかなか見られない
CCとしてのあり方・姿勢面まで学べる内容だったかと思います。
受講後レポートも、しっかりと自分の課題と向き合うための内容になっていますので、
自分を鍛えるつもりでぜひチャレンジしてみてくださいね。
さて、それでは、今回も更新講習の振り返りをしていきましょう。
講習内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。
ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。
「質問力アップ」の講習の振り返り
「洞察力と環境理解」の講習の振り返り
では、ここからは参加されたみなさまの感想・お声をご紹介します。
今回もたくさんの方からメッセージ・感想をいただきました。ありがとうございます。
ここで紹介するお声はごく一部だけになりますが、講習内容の復習に、
あるいはこの記事をきっかけにして弊社の更新講習参加の検討材料に、ぜひご活用ください。
参加された方の声
とても充実した時間をありがとうございました。あっという間の3時間半でした。相談者さんの気づきや思考転換につながる質問力が足らない点も、自分自身の課題の一つだと思っているので、この講座では、普段の業務でどう意識したらいいかとかどう考えたらいいかのヒントを得ることができればとの思いで参加させていただきました。
面接がうまくいかない相談者さんや、当日の練習グループワークで発表された事例での「質問を考えるワーク」では、思考転換につながる質問がいくつか考えることができるようになってきていることは素直に成長と捉えつつ、まだまだ様々な視点で物事を捕らえることが不足しているなと感じました。
今回の講座では、思考転換を促すことって万能ではないということも学びました。他責傾向にある方に対しては限界があることを認識しておくこと、アプローチとしてはまずは受けとめることに徹して思いを全て吐き出してもらうことが必要であることを学びました。かなり時間がかかる関わりになると思うのですが、根気強く対話をしていく覚悟も必要と感じました。
また、質問の技術というよりも相談者さんへの関わりという点で、CCが捕らえた相談者さんを困らせていることや不安、行動を阻害しているものに気づいていただくためのお声かけという場面のみならず、面談の最初から最後までの根本的な心がけとして、相談者さんが言いたいこと・伝えたいことは何なのか、自分が問いかけようとしていることや関わり方は本当に相談者さんのためになっているのか、意図を持った声かけができているかなどなど、相手への思いやり・ケアや尊重する姿勢が問われているんだなと、自分自身の日常を振り返る時間になりました。
八阪先生の講座ではいつも”うわっ‼すごっ‼”と思わず声が出てしまう場面があるのですが、今日も例に漏れず、練習ワークでの受け止めと思考転換の声かけに感嘆し、改めて、こんな声かけができるような人になりたい‼と思いましたし、そのためには日々の日常の心がけが大切なんだよと自分に言い聞かせているところです。引き続きご指導いただきますようお願い致します。
質問力を上げれば、相談者の行動変容を促すことができるのではないか、と思い講座を受講しました。
受講後に気づいたことは、質問力を上げるためには、相談者が何を話したいのか、どんな質問をして欲しいのかを理解することが1番必要で、相談者が話したいことを話せるための質問が、良い質問であるということです。
そのためには、面談の基本であるラポール形成と相談者への共感的理解をもとに、私自身が相談者に対して感じていることを理解し受け止めないと、相談者のことを理解できず、CCの独りよがりの質問になってしまうということを理解できました。
今の私の課題は、限られた時間の中でなるべく多く相談者の話を聞くために、ラポール形成をもう少し早くできるようになることなので、相談者が何を話したいと思っているのか、少しでも早く理解して、質問して、相談者が話したいことを話せるようにスキルを磨か必要があるということがわかりました。幸いまだCCになったばかりなので、焦らずじっくり基礎基本を固めることに注力しようと思います。
人事部に所属し、相談窓口対応や休職者や勤怠不良者などの不調者対応をしています。企業領域でしか相談者に関わっていないため、前提として相談者の家族情報や社内での交友関係、日頃の様子などの情報が入りやすい環境あったということに初めて気が付きました。
その情報があった上でも、相談者の本当に訴えたいことはなんなのか、どのような助けを必要としているかの判断については大変留意しなくてはならず、時間も手間もかけてヒアリングをしているつもりですが、改めて、自分の手元にある情報を丁寧に慎重に取り扱わなくてはという思いを強くしました。
相談者の関わる人、環境を考えることで、何を迷っているか、悩んでいるか、同じ言葉でもその後ろに隠れているものが違うということを意識することができました。
その中で、つい自分が想像したものがあっているかを確認したくなってしまう自分がいることに気づきました。確認しなくてはいけない部分もあるかとは思いますが、それは相談者のために発しようとしている質問なのか考えさせられました。特に今回午前中に質問力アップの講座を受講させていただいたからかもしれません。
例えばグループディスカッションで行った例で、初めの例では職場に味方になるような方がいないから外部に相談するしかなかったのかと思いますが、関係性が変わった2回目は「相談できる上司がいるのになぜ外部に相談に来ているのだろう…」と気になりました。もしかしたらあこがれて上司との関係は良好だが自身の悩みや弱みは見せられないのかもしれない、自身が相談して相手から評価や批判が出ることを気にしているのかもしれない等、いくつか可能性があるとして、どんな言葉を使うといいかと悩むのですが、それよりも早く何か言わなくてはと変なスイッチが入ってしい、あいまいな言葉を発してしまって相談者が戸惑うやりとりになってしまうこともあります。どちらにしても「うまいこと(質問)を言おう」としている自分がいると後から反省します。
また、私が相談者について想像するとき、「孤独」「疎外感」のようなものを抱いているのではと考える癖があるようです。今回グループディスカッションで「どこからそう思うのか?」と質問されて、これも発想の癖なのかと気づくことができました。
講座受講後、だいぶ落ち込みました。その理由は、私はキャリアコンサルタントとして相談者に寄り添う覚悟が足りない、相談者のために学ぶことを疎かにしていたことに気付いたからです。
本気ではない人に大切なことは話せないことをわかっているのに「なぜ、その時私にその悩みを話してくれなかったの?」と相談者側に問題があるかのように考え、発言をしていたことを恥じました。話しやすい雰囲気を作ることもなく、私の発言が大きな変化をもたらす責任の重さを感じ、正面から向き合うこと避けていたように思います。
考えを改め、学び続けることで昨日より今日と良い支援ができるように、相談者が相談することによってほっとできる存在になれるように成長したいです。
CCが相談者第一の姿勢から逸脱するとき、CCを信じ共に進もうと自己を委ねた相談者は、間違った指針のもと自分自身を見失い何かを脅迫的に目指さなくてはならない状態に陥ってしまうのではないかという気づきがありました。
相談者第一の姿勢を失ったCCと相談者のズレは、立場の上下関係を生み出し、相談者の本来の問題に向き合うのではなく、CCに正解と言われる進路、方向性はなんだろうと他者に気に入られるための回答、誤った判断に誘導しかねない。それは立場や情報が限られた弱きものへの一種の暴力だと感じます。
自分の課題は、CLに対して誠実に向き合えていないことだと思いました。いつのまにか、話を聴いて「あげる」、悩み解決の手伝いをして「あげる」、という意識になっていたと思います。CLの話をうわべだけ聞き、わかったような気になって会話を進めていました。
早く解決にもっていかなくては、ということばかり気にして情報収集するための質問が多かったためか、会話がぐるぐるしてしまい、手詰まりを感じることが多々ありました。また更に焦って情報収集の質問を重ねてしまい、CLが困って黙ってしまう場面もありました。
まずはCLとの良い関係性を築くことにあまり意識が及んでいなかったことに気づき反省しましたが、自分の心の中に浮かんでしまう悪い感情をどう処理したらよいのか、いまひとつわからないところです。
講座で学んだ、面談の時だけでなく、普段から意識して相手が言ってほしいことを考え、言ってみる、という訓練をしてみようと思います。
ワークの中で学んだ、「相手の関係性を、こちらから先に聞く必要はない」というのは、情報収集に偏ってしまう自分にとっては目からウロコでした。周辺の情報を詳しく聞かないといい答えは出せない、と思っていたのですが、良い質問をすれば、相手が話してくれる、または相手のことばから読み取れる、ということがわかりました。
まずは関係構築、そして相手が本当に思っていることを聞かせていただく、という意識を持って面談に臨む努力をしていきます。
ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。
当日の講習の様子
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アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。
すごく真剣に・真面目に考えてくださっている方がたくさんいて、
ただ単に資格更新できればいいのではなく、CLのために学ぶことが本当に大事なことだと
実感してくださっている様子が伝わるシーンがたくさんありました。
また、場をほぐす目的も兼ねて、ところどころで笑えるシーン・メッセージも
盛り込んでお届けしていましたので、笑顔が出ている様子もありますね。
真面目なシーンと楽しく笑っていられるシーンの緩急をしっかり付けて
学びの機会をお届けしたいと思って運営していたので、
それがうまく受講されたみなさんに伝わったのかな?と思っています。
この記事を見てくださっているみなさんにも、講習の雰囲気が伝われば嬉しいです。
これからも、CLのために・本気でCL第一を目指せる
「血の通った講習」をお届けしていきたいと思っています。
それに理解・共感してくださる方は、ぜひ弊社の講習で一緒に学んで成長していきましょう。
それでは、今回はこのあたりで。
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