6月7日(土)に、google meetを用いたweb形式にて、
「国家資格キャリアコンサルタント更新講習」
~相談者の思考転換につながる質問力アップトレーニング~
を開催いたしました。
こんにちは。働く楽しさ研究所・サポーターの木上です。
今回は20名(満員御礼!)の方にご参加いただき、運営側を含め総勢25名という
大所帯での更新講習となりました。
この人数は久しぶりなような気がします。いつもながらありがとうございました!
ところがスタート直後から、まさかの八阪さんのPCが熱暴走するというトラブル発生…。
さすがにこれは予測できず。それでもみなさまが明るく受け止めてくださって本当に救われました。
最近はこんなアクシデントが起こりがちですが、そのたびに皆さまには助けられてばかりです。
そんなこともあってか、八阪さんの熱量がいつもより高かったような?そんな気がしました。
みなさまの成長に繋がるように、時にはアツく学びをお届けできればと頑張らせていただいています!
さて、それでは、今回も更新講習の振り返りをしていきましょう。
講習内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。
ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。
「質問力アップ」の講習の振り返り
では、ここからは参加されたみなさまの感想・お声をご紹介します。
今回もたくさんの方からメッセージ・感想をいただきました。ありがとうございます。
ここで紹介するお声はごく一部だけになりますが、講習内容の復習に、
あるいはこの記事をきっかけにして弊社の更新講習参加の検討材料に、ぜひご活用ください。
参加された方の声
今回の講座を受講して、そもそも、基本中の基本である「相談者第一」が自分は実行できていないのでは?という気づきと危機感を強く感じました。普段、どんな意図をもって聴いているか、自分自身の内面を振り返ってみた時、その主体は相談者ではなく、自分がどうしたい・どうなりたい、という気持ちがメインだった気がしたからです。
そこには、私自身の〈思い込み〉と〈驕り〉があるように思います。
すなわち、「きっと相談者は、どうしたら良いか、解決方法や答えを教えてもらえることを期待して、ここに来ているはず」という〈思い込み〉から、その「期待に応えて、感謝されたい」「だから何か言って“あげなきゃ”」と思い、そのヒントを探るために「自分が知りたいこと」を質問してしまう。相談者の困りごとを自分が何とか解決しようなどと思う〈驕り〉。
そこには、「相談者を理解するには情報収集が必要だ」という〈思い込み〉もありました。
普段、自分が行っている相談を思い返してみると、相談者が抱える課題について、CC(自分)側だけで、相手から情報収集して解決方法を考えようと躍起になり、肝心の相談者は置いてけぼりになっていたかもしれない・・と冷や汗が出てきました。
「相談者理解」がどういうことなのかも、今回改めて捉えなおす機会をいただきました。熊さんのワークを通じ、相談者理解とは、相手が置かれた状況・経緯について、様々な観点から考え、抱える困りごとや問題点について、こうかも?ああかも?と想像し、いくつもの仮説を持った上で、相談者は何を話したいか、何を聞いてほしいか、それに寄り添える質問を考え、対話・観察をしながら確認していくことなのかな、と自分なりに理解しました。(違っていたら教えていただけますと幸いです→その通りですよ!)
「相談者第一」に立って、全力で「相談者理解」することこそが、質問力アップのスタート地点なのだと改めて認識しました。
今回の講座を受講し、本当の意味で”相談者主体”の考えや姿勢の大切さが理解できました。
私の今までの面談では、頭の中で流れを先読みし、意識が自分に向いた状態で自分が満足する質問や投げかけを行っていたように思いました。むしろ、クライアントの思考転換に拘るあまり「いい質問をしなきゃ」と気負うばかりで、クライアントの感情を無視した自分本位な発言になっていたはずです。
今後の課題として、その質問がどんな意図があって発せられ、クライアントにどのような意味(メリット)をもって届くのかをしっかり考えて行いたいと思います。そもそも、クライアントの思考転換に繋げていただく質問がどのような場面でも有効なわけではなく、状況によっては反感を買うことを理解し、しっかり相手の話を聴くことで何より信頼関係を作ることが重要であることも理解しました。
今回の講座で特に印象に残っていることに、講師から「気付きを”与える”とか思考転換”させる”とか感情を”引き出す”とかの言葉の1つ1つがおかしい」と言われたときはハッとしました。
自分は本当にクライアントのことを理解できていたのか、理解しようと努力していたのかを振り返る時、気を付けてはいたものの、クライアントに対する位置関係や意識そのものに思い上がりがあったことを受け止めて、小さな努力を重ねていきたいと思います。
私は質問をすることに対しての課題はたくさんあります。それは自分の自信のなさからでていることも分かっています。今回の最初のワークの中で、考えた質問の中に情報収集の質問はなかったことは良かったなと思い、少し安心しました。
しかし、どんな意図で聴いたのかと考えると、考えられていない、また、相談者が話したい、聞いてほしいと思っていることを聴く、自分が聞きたいことを聴いていなかったかと自問自答しました。相談者に考えてもらい、気づいてもらえる質問を心がけているのですが、なかなかできません。感情受容型と思考転換型を意識し視野を広げて聴くこと、それには、相談者主体、主役であることを忘れてはいけないと強く心に響きました。日ごろの鍛錬も心がけようと思っています。
CLの為にと思ってしていた質問が、面談を有意義な時間にする為に良かれと思って分析するようなCC主体の質問になっていたと気付き反省しました。CCからのフィードバックによるCLの気付きは、本来のCLの気付きとはかけ離れていてCCの自己満足だったのかと自身の面談を振り返り今後の面談や質問内容の改善の課題を考える良い機会になりました。個人情報保護に基づき1対1でされているからこそ自分の面談がどうなのか誰かに聞いて頂き改善する機会がないので、相談者主体の質問や日頃からの訓練方法を学ぶ講師の私生活での心構え等、今回の研修は自身を振り返るとても良い時間になりました。
私の課題点は、情報収集型の質問が多いことです。求職者の方が今、どういう環境にいるのか、家族構成等を含めて質問して答えていただくことで「情報がたくさん自分の中に入ること=求職者の方の理解」と、勘違いしていたことに改めて気づかされました。
養成講習の時からずっと、話が手詰まりを起こしていたり、深掘りができなかったり、試験のギリギリまでかなりコンプレックスになっていましたが、そもそもコンプレックスになる時点で、すでに自分のことしか考えておらず、どうやったらロープレの15分を過ごせるか、しか頭に無かったように思います。
先生が仰ったように、求職者の方にとってのメリットは無く、かなり失礼であり、自分しか見えていない、質の悪いキャリアコンサルタントそのものでした。
「日頃の会話から訓練することが大切」だと先生が仰ったように、私自身が、日頃の会話でも情報収集ばかりしているから会話の思考回路がそのようになっていて、面談でも同じことをしてしまうのだろう、と感じましたので、日頃から、会話をする際には、自分が聞きたい質問が情報収集にならないように、また、相手の方が何を話したいのか、相手の方にとってメリットになることなのか、今一度、考えながら、日常会話から訓練であることを意識して過ごしていきたいと考えています。
今回もありがとうございました。3つ感じたことがあります。
1. 感情受容型の質問が少ない自分がいた
私が考える質問のうち、思考転換型の質問が50%を占めて、感情受容型が35%しかなかったことに愕然としました。思考転換型の質問をしても良いとは思うのですが、受容・共感をしてからでないと、相談者はCCの質問を受け入れられません。思考転換型の質問が多い私は、相談者の問題を指摘したい解決思考の感情が抜けていないなと感じました。
感情受容型の質問は、「相談者に楽になってもらいたいから質問する」ときに使う質問でした。この考え方は今回の講習で得た大きな着眼点でした。CCの私は目の前の相談者の何を重荷と感じたのか。それを捉えられているかを確認することで、相談者第一の態度に一歩近づけそうな気がしました。
2. 練習ワークで寂しさ「以外の」感情もカバーする質問を考えられるか→質問の作り方の「編集」力を上げられるか
相談者の置かれた環境をCCは捉えられているか。まさしく、『洞察力と環境理解(K-4)』の更新講習で学んだ考え方ができるかの実践の場になりました。ただし、今回は、その環境を相談者さんに質問しなくても、CCが相談者さんが置かれた環境を想像した上で質問を作ってみましょうという高度なものでした。
真っ先に浮かんだのは「さみしい」という感情でしたが、これが、万が一「ヒャッホー」だった場合にも受け入れられるような質問の引き出しを持っているかどうかがポイント。しかし、この引き出しは一朝一夕で増やせるものではないから、日常からの訓練で研鑽し続けることが大事なんだと言うのが理解できました。相反する2つの感情があることが想定される相談者への質問を作るというのは、眼の前に相談者がいなくても訓練できそうなので、事例検討会や試験の過去問などで検討して、凝り固まった自分でいないことを目指したいと思います。
3.認知の歪みを4x3マスで捉えることでわかりやすくなった
「よくいわれる認知の歪みはだいたい10個あります」を覚えきれない自分がいました。それを、4x3のフレームの考え方をすることで、非常に楽に引き出せるようになると感じました。しかも、より「I(自分自身)」に集中して捉えるというところが分かり、焦点化しやすいかもしれないと感じました。「ねば,だめ,最低,我慢ならん」を唱えて覚えたいと思いました。
私は、雷に打たれたことはありませんが、雷に打たれた様に感じるくらい、「質問」と言う事柄の認識が、完全に変わりました。
受講前も「質問」はCLの為に行う行為だとは認識していました。しかし、受講して自分が今まで行っていた「質問」は、CLの為と思って行っていましたが、実は、CLを無視して、CCとしての自分が、自分の為に行っていた事に気づくことが出来ました。今までの質問は、CLからすると「情報を取れれるだけ」「搾取される」の認識を持たれるものばかりだと、自分自身の「質問」に関して反省しました。
それに加え、大切なこと「単語」や「フレーズ」ではなく「質問の意図がCL第一になっているかどうか」が大切である事を言う事に、改めて気づかされました。受験対策講座でも、「質問の意図」と理解する事はありましたが、「CL第一」という言葉を意識しての理解には、なってなかったと思い、この点も反省する点です。
また、講習の最後のポイントとして、教えていただいた「質問力を鍛える訓練は日常の中で、毎日必ずできます」は、現在までの反省と、今後の自分の将来への「不安」と「課題」を与えていただける言葉になりました。現在までの反省は、自分がCCの業務を現在行っていない未経験であるので、講習でその経験を補い、将来の業務に活かしていこうと考えていました。
しかし、講習の受講も重要ではありますが、それに勝るとも劣らない「日常」の大切さに気付かされました。将来の「不安」「課題」は、表裏一体で、講習で学んだ「日常」でどのように、自分が精進していけば良いか、自分でも本当に出来るのか「不安」です。しかし、これを自分なりにでもクリアしていく事が「課題」であり、自分の成長に欠かせないものだと思いました。
今回の講習で学んだことを意識し、「日常生活」を送りたいと思います。ありがとうございました。
ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。
当日の講習の様子






アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方はお早めにお願いします(修了証発行に必須の設問があります)。
そして何より、皆さんの笑顔が画面いっぱいに咲いたあの瞬間は、本当に圧巻でした!
グループワークでは難しくて考え込まれる瞬間はありながらも、やっぱり笑顔が絶えず。
八阪さんとも「今日は盛り上がってるなぁ」と話していて、と嬉しく感じていました。
ところでこれは余談ですけど…八阪さんの熱暴走したPCは途中から順調に動いていましたが
あれは氷枕で冷やして無事に乗り切ったとのことでした。まだまだアナログは強い!(笑)
それでは、今回はこのあたりで。
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