7月24日(木・夜間)に、google meetを用いたweb形式にて、
「国家資格キャリアコンサルタント更新講習」
~事例検討の効果的な進め方と倫理綱領の上手な活用法を学ぶ~
を開催いたしました。
こんにちは。働く楽しさ研究所・サポーターの内田です。
講座当日は、今期最大の猛暑日とも言われた一日でした。
しかも、お仕事終わりの夜間という時間帯。
きっとお疲れの方も多かったと思いますが、疲れを感じさせる様子もなく、
10名の方が参加されました。暑い中、本当にお疲れ様でした。
技能試験対策講座でおなじみの方々も参加されており、
適度な緊張感と、安心感のある雰囲気でした。
みなさんからは「よりよい支援者でありたい」という思いが、伝わってきました。
更新講習は、自分の在り方を見つめ直す機会でもありますよね。
「今の自分は支援者にふさわしいだろうか?」
「その努力を今も続けているだろうか?」
そんな問いを、自然と自分に向けていた方も多かったのではないでしょうか。
今回取り上げた「倫理綱領」は、少し硬い印象があるかもしれませんが、
実は日々の実践に役立つヒントが多く詰まっています。
グループワークでは、経験や領域の違いを越えて、
倫理綱領を軸にした対話が交わされていました。
率直でありながらも、互いを尊重し合うやりとりが印象的で、
キャリアコンサルタントという仕事の魅力を、
あらためて感じる時間となりました。
さて、それでは、今回も更新講習の振り返りをしていきましょう。
講習内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。
ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。
「事例検討と倫理」の講習の振り返り
では、ここからは参加されたみなさまの感想・お声をご紹介します。
今回もたくさんの方からメッセージ・感想をいただきました。ありがとうございます。
ここで紹介するお声はごく一部だけになりますが、講習内容の復習に、
あるいはこの記事をきっかけにして弊社の更新講習参加の検討材料に、ぜひご活用ください。
参加された方の声
今回の講習を通じて私は「自分の中の正しさ」に囚われたキャリア支援をしてしまっていたことに強く気づかされました。今年キャリアコンサルタントとして登録し、数回の面談経験を重ねる中で、私は常に「キャリアコンサルタントらしい対応ができているか」という、自分自身の振る舞いや言動の「正しさ」に意識を向けすぎていたように思います。
面談後の振り返りでも、「クライアントにどう関われたか」「その方の課題や思いにどう寄り添えたか」といったことではなく「適切な問いかけができていたか」「理論に沿った面談ができていたか」といった、自分自身のパフォーマンスばかりに注目していたことに、今回の講習を通じてようやく気がつきました。
講習の中で、八阪さんが話されていた「プロとアマチュアは違う」「1番を目指す」という言葉が、私の中に強く残っています。その言葉を受けて、自分の中には「まだ駆け出しだから」「経験が少ないから」という無意識の甘えがあったのではないかと気づかされました。
「クライアントの人生に関わる」というキャリアコンサルタントの責任の重さは、頭では理解していたつもりでした。しかし実際には、その責任に正面から向き合う勇気を持てず、漠然とした「正しいキャリアコンサルタント像」にすがりながら、どこかで責任を回避しようとしていたのだと思います。このような気づきを得られたことは、私にとって非常に大きな学びでした。
今後はまず第一に、倫理綱領を自分の活動の拠り所とし、迷いや不安が生じたときには繰り返し読み返すことで、自身のあり方を確かめていきたいと考えています。
また、これまで私は他のキャリアコンサルタントの方々と学び合う場に出る機会が少なく、事例検討にも参加したことがありませんでしたが、今回事例検討がどういうものかというのを理解できました。これからは、積極的に事例検討の機会を探し、学びの場に身を置いていきたいと思います。
特に、事例提供をしてくださる方には感謝の気持ちを持って向き合いながら、自分自身の視野を広げ、実践力を高めていけるよう努めていきたいです。
今回の講習は私にとってプロフェッショナルとしてどのように歩んでいくかを深く見つめ直すきっかけとなりました。これからも学びと実践を大切にしながら、クライアント一人ひとりと誠実に向き合えるキャリアコンサルタントを実践していくと決意できました。
キャリアコンサルティングに従事する立場として、これでよかったのだろうか?今のかかわりはどうだったのか?他の方法は?と考えることが多くあります。八阪先生が書かれている通り、閉鎖された空間の1対1で行われるキャリア面談であり、成果が見えないことやその後のクライエントの動きが追えないこともその背景にはあります。
自身のかかわりに課題があると思った時や自身を整える必要がある時は、自分がキャリアコンサルティングまたは事例指導を受けるということをしています。もちろんそれはこれからも継続していくのですが、今回この講座を受講して倫理綱領に基づいたセルフチェックの方法もあることに気がつくことができました。
倫理綱領には私たちキャリアコンサルタントが目指すべき姿が書かれています。
・相談者の利益を第一に考えられているか
・相談者の自己決定権を尊重するかかわりができているか
・自己研鑽はできているか
等、改めて読むことで団体の望む「最低限これだけはやっておいてほしい」を認識することができます。そしてこれはただ何となく提示されているのではなく、人の人生にかかわるという、キャリアコンサルタントとしての覚悟と責任を思い返すものでもあります。
生徒手帳のような規則が書かれているようなイメージで、少々とっつきづらかった倫理綱領ですが、今回の講座を通じて非常に身近なものとなりました。手元に置いて折に触れ読み返しながら自身の品質管理を行うとともに、キャリアコンサルタントとして成長していきたいと考えています。
ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。
当日の講習の様子




アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方はお早めにお願いします(修了証発行に必須の設問があります)。
今回の講座も、真剣さと和やかさが共存する充実した時間となりました。
皆さまの真摯な受講姿勢が、まさに「安心できる学びの環境」を
つくり上げてくださったと思います。
そして、サポーターの私はというと・・・、
スポットクーラーの冷風に助けられつつ、
皆さんのまっすぐで熱意あふれる姿に静かに感動しておりました。
今回の講座で得られた気づきや学びが、
今後、少しでも支援の現場でお力になれましたら幸いです。
また、他にもさまざまなテーマの講習をご用意しておりますので、
ご自身のペースで、ぜひご活用ください。
それでは、今回はこのあたりで。
弊社の国家資格CC更新講習 特集ページのご案内
弊社が企画・運営する国家資格キャリアコンサルタント更新講習について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめたページをご用意いたしました。
この記事をご覧になって、「参加してみたいな」と思った方はもちろん、
まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度このページをご覧くださいませ。
詳しくは、以下の「国家資格CC更新講習のご案内ページはこちら」の
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みなさまのお越しを心からお待ちしております。