8月21日(木)に、Google meetを用いたweb形式にて、
「国家資格キャリアコンサルタント更新講習」
~シンプルで効果的な相談記録の書き方トレーニング~
を開催いたしました。
こんにちは。働く楽しさ研究所・サポーターの大藤です。
この日の更新講習は平日、しかも週の中日にもかかわらず満席となり、
当日は19名の方が参加してくださいました。
お仕事のあと駆けつけてくださった方も多かったと思いますが、
どなたもお疲れの様子を見せることもなく非常に熱心に
学習に取り組んでいらっしゃって、講師の言葉にも、自然と熱がこもっていました。
講座では、単に「相談記録を書く手法」だけではなく、
「相談記録を書く」という作業を通して、
相談者にできることは何か、ということを中心に学びました。
自分の相談記録を構造的に振り返ることで、
自分の援助に何が不足しているのかを知ることができる、という講師の説明に、
「目からうろこが落ちたように感じた」という方もいらっしゃったのではないでしょうか。
相談記録を書く、というのは単なる付随業務ではなく、
よりよい支援の一環なのだと、あらためて心に留めました。
4グループに分かれたディスカッションでは、みなさん積極的に発言すると同時に、
「みなさんはどう思いますか?」など、互いに発言を引き出しあっていく場面も見ることができて、
「さすがキャリコンの集団」と思いながら拝見していました。
参加してくださったみなさま、遅くまで本当にお疲れさまでした。
さて、ここからは今回の更新講習の振り返りとなります。
講習内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。
ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。
「相談記録の書き方」の講習の振り返り
では、ここからは参加されたみなさまの感想・お声をご紹介します。
今回もたくさんの方からメッセージ・感想をいただきました。ありがとうございます。
ここで紹介するお声はごく一部だけになりますが、講習内容の復習に、
あるいはこの記事をきっかけにして弊社の更新講習参加の検討材料に、ぜひご活用ください。
参加された方の声
八阪先生、サポーターさん、一緒に学んだ皆様お疲れさまでした。自分の状態を知りたくて健康診断のような気持ちで定期的に更新講習を受講しています。申し込み時点では、業務上役立つ効果的な書き方を教わろうという気持ちが強かったものの、ワークやディスカッションをしてみて「記録を通して自分の面談の課題に気付く」ことがこの講座の狙いだったのかとようやく気が付きました。
ハウツーを身に付けようという自身の思考のクセから目を逸らし、また意識している課題についても改善しようと本気で取り組んでなかったことを実感しました。プロと名乗るには恥ずかしい限りです。どうしても自分に甘くなり、勉強法も自分の興味や伸ばしたい能力に目を向けがちですが、今回は支援計画が書けないという症状から『具体的展開』につながる見通しを持てる力を養わなくてはいけないと課題が明確になりました。
課題が見つかって良かったなと幸せな気持ちになりました。暑い日々が当分続きそうですが、レポート作成と課題克服に向けてがんばろうと思います。八阪先生もご自愛ください。今回もありがとうございました。
今回の講座では、相談記録の書き方という今まで改めて指導されたことのないことを教えて頂き、これからの相談事案のまとめ方の要点をつかむことができました。
また、同時に事例を通して、私の相談者の問題点をつかむ視点が解決しようというところに向かい過ぎている傾向にあると思い知らされました。事例検討では事例をそこまで深く検討するものではなかったものの自分の相談者への向きあい方はもう少し平衡であるべきで、相談者が抱える問題点を追い越すものでも、取り残すものでもあってはいけないと考えさせられました。
今回感じた自分の考え方や思い込み等の偏りを改めて考え直し、絡まった紐をほどくような相談ができるようになりたいと思います。そのためにも相談者と自分に有益な相談記録を作成することの重要性を学ばせていただきました。
SとOを分ける、という点は難しくなく分けることができたのですが、OとAがごっちゃになる、一緒になってしまうということに気づきました。それは何を意味するのか、講義を聞きながら、相談者にとってのSが置き去りにされてしまうPを提案、進めていく危険性があるのだということがわかりました。本当に相談者のためを思っての支援策だったとしても、あくまでSが先にあり、そこに向き合ってあげることのないAとPでは、相談者が納得できる支援を提供することはできないだろうと。
さらに発展的には、自分自身の課題として「共感性の低さ」があります。SOAP記録にRをくわえたSORAP形式によって「関係性の見立て」を記録することで、自身の、相談者への関わりのレベルを可視化することができるのは、弱点の可視化につながり、相談者への向き合い方の改善につながるものと感じました。
日々、相談記録は入力しており当たり前の業務であった。実務は担当者制であるため、属人化しやすい恐れがある。講座が進むにつれ、日々の相談が果たして「相談者が主役の相談」になっているのかとの思いでいっぱいになっていく。SOAP記録でキャリコンから見た問題点と見立てが相似しがちであるとわかり、キャリコン主体の引っ張り傾向のある相談をしがちなことに改めて気づいた。
相談者を置き去りにしてはいけない。主役は相談者である。相談時、関係構築の導入部分で、ついつい経験と感性がアタマをもたげがちであるが、今一度「関係構築」への働きかけには理由や意図を自身の中で明確し、関わるべきだと確信した。相談の在り方や進め方を見直し「相談者のための記録」を熟考する機会となった。
今回、講座を受講して、現状で認識している課題と気付きは以下の2点です。
・経験不足
・見立て、支援計画の決め付け
私自身は営業業務を行なっており、部下のキャリア形成支援や育成が本スキルを使用している場面であり、経験不足、その結果、知識・スキルの低下を認識しましたので、まずは継続した学習を継続します。
一番認識したのは、見立て、その支援計画を決め付けてしまっていることでした。
それを前提とした対話内容となっていると認識しました。
つまり、面談自体がCCである自分がCLの支援をすること、さらに言うと上手く支援して褒めてもらうことが目的になっていることに改めて気づきました。結果としてCLとの関係構築は不十分となることも認識しました。
今回の受講でSOAP記録を活用した面談プロセスにより、上記課題を改善すると共に、自身の弱点の可視化になるのでさらに成長できると考えています。そして、相談者のための面談とできるように面談記録の書き方をレベルアップしていきます。
ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。
当日の講習の様子




アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方はお早めにお願いします(修了証発行に必須の設問があります)。
こうして並べてみたら似たようなショットばかりになってしまいました。
次回はもっと撮影をがんばります!
講師がいつもお伝えしていますが、更新講習は「相談援助の品質保証の一環」です。
ただ「終了証が欲しい」というだけで受講するのではなく、
「相談者への誠意の現れとして自分を向上させていく」ための講習なので、
弊社としてもレポートの添削に真剣に取り組んでいます。
この日学んでくださった方は、そのことも深く理解してくださったのではないでしょうか。
ぜひ、ご自身の言葉で、そして実践で、学んだことをアウトプットしていただけますように。
それでは、今回はこのあたりで。
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この記事をご覧になって、「参加してみたいな」と思った方はもちろん、
まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度このページをご覧くださいませ。
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