10月25日(土)に、Google meetを用いたweb形式にて、
「国家資格キャリアコンサルタント更新講習」
~相談者の思考転換につながる質問力アップトレーニング~
を開催いたしました。
こんにちは。働く楽しさ研究所・サポーターの角田(かくた)です。
今回も貴重な休日にもかかわらず、20名の定員が満席となり、
多くの方の学びへの意欲に支えられた講習となりました。
今回、サポーターとして初参加させていただいた私は、
始まりから終わりまで緊張しっぱなしでしたが、受講生のみなさんの真剣な姿勢と、
合田講師、そして急遽フォローしてくださった八阪代表のお力に支えられて、
無事に終えることができました。
感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!
キャリアコンサルタントにとって「質問力」は、
ある意味とても魅力的でキャッチーなテーマですよね。そのため、毎回大人気なのだそうです。
しかし、その言葉の響き以上に、本質は奥深く、簡単に語れるものではありません。
今回の更新講習では、講義の合間に個人ワークやグループワークが取り入れられ、
少しユニークな設定を交えながら活発な意見交換が行われました。
合田講師からは、受講生のみなさんの気づきを丁寧に受け止めたうえで、
心に響くような印象的なフィードバックもあり、
私自身も自分に問いかけながら多くの学びを得ることができました。
参加されたみなさんも、そうではないでしょうか?
「質問」とは何か。
その概念が揺さぶられるような学びを通して、
真に相談者の立場に立つキャリアコンサルタントのあり方を考える、貴重な時間となりました。
みなさんもこの学びを日々の業務に生かしていただき、ますますご活躍ください。
さて、それでは、今回も更新講習の振り返りをしていきましょう。
講習内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。
ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。
「質問力アップ」の講習の振り返り
では、ここからは参加されたみなさまの感想・お声をご紹介します。
今回もたくさんの方からメッセージ・感想をいただきました。ありがとうございます。
ここで紹介するお声はごく一部だけになりますが、講習内容の復習に、
あるいはこの記事をきっかけにして弊社の更新講習参加の検討材料に、ぜひご活用ください。
参加された方の声
今回の講座を通じて見えてきた自分自身の課題点、気づきは以下のように考える。
■課題と考える背景
練習ワークの題材(実際のアンケートでは内容が書かれていたので伏せます)に、登場する人物に想い寄り添えるようになるためにはどんなお言葉をかけるとよいか?考えるワークを行った際に自分自身の課題点が浮き彫りとなった。
私が真っ先に行ったことはそのシーンを思い出そうとしたことであり、曖昧な記憶でその人物の状況が分からないと焦っていた行動こそが大きな誤りであった。
■課題点
・CCのための情報収集に走っている
本日ならびに以前に他の講習を受講させて頂いた際にも、誰のための質問か?と念頭に置きCC自身が知りたいから質問をすることはCL第一のご支援ではないことを学んだにも関わらず実践できていない。CLのご状況を想像し答え合わせをしようとしてしまう自分自身の癖が抜けていない。
→今一度誰のための質問か?どんな意図でCLにお聴きしようとしているか?を常に自分自身に問いかける必要がある。
・CLのことを分かろうとする努力を惜しまないことの理解不足
私は、CLのことを分かろうとする努力を惜しまないという意味の一言一句取りこぼしのないように理解できておらず、惜しまないということはどういうことか考察が足りていない。
→惜しまないということは、情報をご提供頂いていようがいまいが、不明点があろうが無かろうが、目の前の今ここにいらっしゃるCLのご様子・お話に焦点を当て、聴いてみないと分からないといった思考に陥ることなくどんな場合でもCLを想い分かろうと思考し続けることを徹底する必要がある。加えて、もっとCLにとって良い質問があるのではないか?という視点を持ち質の向上を厭わないことも必要である。
■気づき
・アウトプット、トレーニングを繰り返し実践することの必要性
今回課題点として挙げた「学んだにも関わらず実践できていない」ことを改善していくためには、学んだことを実践することが重要であると改めて気づいた。また、相談してみたい質問のパターンを複数考えるトレーニングを通じて、量・質ともに自分自身がどのくらいアウトプットをすることができるか客観的に確認することは学び続けるうえで有効的で自己学習のなかでも工夫してできるものであり、キャリアコンサルタントとしての意識と資質が問われていることに改めて気づかされた。
わたしの課題は相談者第一ということを忘れてしまいキャリコン主体で面談を進めようとしてしまう点です。相談者が話した内容を聞いていても、その中で自分の視点から見た問題点だと思うものが見つかったと思ったら、それ以降は問題点について考える事をやめてしまい、自分が思い込んだ問題点で面談を進めてしまうことです。
今回2つのワークで自分にそういう思考が強く働いていることに気が付きました。これは相談者を第一に考えていないということに気が付き、改めて相談者第一とは何かを考えるきっかけとなりました。
また、自分のこれまでの面談はどうだったのか、いつも相談者にどのように問いかけているのか、それはどこに矢印が向いているのかを振り返ることができることができました。ロープレをしていても、実際の面談でも、表面的なかかわりになってしまう原因は「相談者第一」という視点を自分がわかっていない、わかったつもりでできていないことだと気が付きました。
皆さんとのワークで自分の固まった考え方や、奢りのような部分にも気が付けたのは非常に大きな出来事で、今後の支援にすぐに活用していきたいと思います。
相談者を第一に話を聴かないと、相談者が話したいことを話していただけない、本当に相談したいことが話していただけない、ゆえに相談者が困っていることに支援者として手が届かない、そして相談者の利益がなく、自分の自己満足に終わってしまう。これは支援者として相談者に被害しかなく、不利益しかない。自分が一番軽蔑している部分を自分が持っていたと気が付いたときに、愕然としましたが、今回の講習で「自分の支援者としての在り方」や「相談者のメリットとは何か」を改めて考えることができました。
非常に厳しい八阪先生のお言葉も、冷静になってみれば「当たり前のこと」だったと、それができていない今の自分は「プロとして胸を張って支援できない」と思い、もっともっと真剣に相談者に向き合わなければと襟を正すことができました。
これからは日常的に、いつもの会話から「相手が何を話したいのか」を考え、常に自分の発言が相手にとって利益になるのか、問いかけ方を見つめなおしていこうと思いました。まずは日常の会話から心がけを変えて取り組みたいと決意いたした所存です。本当にありがとうございました。
今回は、研修を受講させていただきありがとうございました。
合田先生の熱意のこもったわかりやすいご説明は、今までの課題点の明確化と今回の大きな気付きを今後の行動に変えられることができそうです。
ここまでの自分自身の課題点としては、「聴くことに徹してしまって、アドバイス、解決ができたかわからない」点です。現在、私は、「全国規模の食と暮らしのコミュニティ」において、学生さんや若年層の方々に対し、「キャリアサポーター」として、キャリア相談や書類添削、面接練習などを行っています。
日々の面談の中で、よくお伺いするクライアントの方のコメントで一番多いのは、「心が軽くなりました」というお言葉です。当初は、嬉しい気持ちでしたが、徐々に疑問が出てきました。
「心が軽くなったというのはどういう状態なんだろうか?」
「今の面談はその方にとって本当に解決に繋がったのだろうか?」
など。その方のお悩みに対する「解決」には、どこまでお役に立てられているのかが見えてきていない点でした。
「クライアントの方のお話に対して、いいタイミングで最適な質問とはどんなものだろうか?」
そんな疑問を少しでも明瞭にしたいと思い、今回の研修を受講させていただきました。
今回の研修にて気付くことができたのは、自分が普段行っている質問としては、感情受容型の「聴く」が多い傾向であることです。個人ワークにおける傾向でもそれが示されていました。そこで、普段の自分の面談の内容を振り返りました。クライアントの方の表情、言葉の内容、感情の表現に合わせて、それに寄り添う形で、伝え返しや質問をしていくという傾向でした。従いまして、面談後の「心が軽くなりました。」のお言葉は、いろいろな思いをお話しして、共感してもらい、話をして楽になった、ということであり、クライアントさん自身にある答え、方向性などの「気づき」の発見までには至っていないということが分析できました。
そこで今回、気付いたのは、思考転換型の「訊く」の要素を意識的に面談に取り入れていくことでした。本日まで、3回、面談がありましたが、少しづつ変容いたしました。得意である共感も大切にしつつ、クライアントさんが「自分で考え、気付く」ための質問の4ステップは常に意識しながら、面談を続けていきます。
ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。
当日の講習の様子




アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方はお早めにお願いします(修了証発行に必須の設問があります)。
グループワークでは「ああでもない、こうでもない」と、
受講生のみなさんお一人お一人が頭をひねりながら、
少しでもみんなで良い学びを得ようと奮闘されている姿が印象的でした。
また、発表でも自ら手を挙げてくださる方がいたり、
他の方の発表に拍手を送ってくださるシーンがあったりと、
更新講習という大切な学びの場を
一緒に作り上げている感覚に、嬉しさをおぼえました。
弊社の講習を何度もご参加くださっている方も、今回初めて受講された方も、
学びや気づきを得られたと感じていただけましたら幸いです。
今後もぜひ、弊社の更新講習でCCとしての資質を
しっかりと磨いていきましょうね。
またお会いできる日を楽しみにしております。
それでは、今回はこのあたりで。
弊社の国家資格CC更新講習 特集ページのご案内
弊社が企画・運営する国家資格キャリアコンサルタント更新講習について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめたページをご用意いたしました。
この記事をご覧になって、「参加してみたいな」と思った方はもちろん、
まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度このページをご覧くださいませ。
詳しくは、以下の「国家資格CC更新講習のご案内ページはこちら」の
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みなさまのお越しを心からお待ちしております。
