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12月13日(土)国家資格キャリアコンサルタント更新講習(洞察力と環境理解)の様子

12月13日(土)国家資格キャリアコンサルタント更新講習(洞察力と環境理解)の様子

執筆者 | 石田 逸美

12月13日(土)に、Google meetを用いたweb形式にて、
「国家資格キャリアコンサルタント更新講習」

洞察力を高めて相談者の本音に気づける環境理解のしかた
を開催いたしました。

こんにちは。働く楽しさ研究所・サポーターの石田です。
今朝の私の住む広島県は、午前中は気温は低いものの雲も少なく大掃除日和でした。
ご近所からは、掃除をされている様子や声が聞こえている中で
楽しくサポーターを務めさせていただくことができました。

今回も満員御礼!での更新講習開催となりました。
ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

本日の更新講習は、『洞察力を高めること』をメインとしたものでした。
一言で”洞察力”とはいいますが、わたし(石田)は

「毎日、支援をさせてもらっているけど、物事の表面的な情報だけしか拾っていないのでは…」
「自分の思い込みで相手の意図とすることを汲み取れず支援をしているような気がする…」
「背景や原因など見抜く力が狭くなっている中で支援を行っていないかな…」

など、思いを駆け巡らせながらサポートをさせて頂いておりました。

わたしは【心を汲み取る】ためには、言語化された情報と、
非言語的な情報、表情や態度・声のトーン・相手の状況や背景を想像することが重要であり、
相手の真意や欲求を理解し、より良いコミュニケーションを行うことが大切であると思っています。

今回の講座は、クライエントの周りの方の環境や起こったことは全て話はしてくれませんので、
クライエントの概念を大切に、観察し傾聴を行うこと、決して押付けたり、
思い込みで支援をしないように心がけも大切だということを学ぶ機会となりました。

これ以上は、ネタばれになりますので、
内容がもっと知りたい方は、ぜひ更新講習のお申込みお待ちしております。

キャリアコンサルタントの基本を大切に、クライエントのために今よりもっと良い支援ができるように研鑽を重ね、実践していくことを大切にしていきましょう。

さて、それでは、今回も更新講習の振り返りをしていきましょう。
講習内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。

ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。

洞察力と環境理解」の講習の振り返り

では、ここからは参加されたみなさまの感想・お声をご紹介します。
今回もたくさんの方からメッセージ・感想をいただきました。ありがとうございます。

ここで紹介するお声はごく一部だけになりますが、講習内容の復習に、
あるいはこの記事をきっかけにして弊社の更新講習参加の検討材料に、ぜひご活用ください。

参加された方の声

今回の講習を通して、相談者を取り巻く環境を理解することの意味を改めて見直すことができた。これまで私は、相談者の発言を早く理解し整理しようとするあまり、発言の背景や日常、周囲との関係性に十分耳を傾けないまま面談を進めてしまうという課題があった。

講習では、環境を単なる情報として把握するのではなく、相談者がどのような状況や思いの中でその言葉を発しているのかを丁寧に受け止めるという視点を学んだ。仕事上の出来事だけでなく、日常生活や制度変更、職場内での関係性が、相談者の迷いや選択に影響していることを具体的に理解することができた。

自身の面談を振り返る中で、例えばAさんとの面談では、会社からのある要請に「Aさん自身が前向きである」と早い段階で捉えることで、面談を進めやすくしようとする私自身の思考のクセがあることにも気づいた。今後は、自分自身がまず冷静になることを意識し、早急に理解や判断を進めず、相談者が語ろうとするタイミングを大切にしながら、状況に即した支援につなげていきたい。

今回の講座を通じて、私は自分自身の課題をより明確に認識することができました。これまでの私の支援現場では、似たテーマの相談が続く中で「早く状況を把握したい」という意識が強くなり、過去の事例や自分の経験を基準に主訴を見立ててしまう傾向がありました。
その結果、相談者の背景や環境を十分に確認する前に判断してしまい、相談者一人ひとりの違いに向き合いきれていなかったと気づきました。これは、相談者の人生に関わる立場として改善すべき点だと強く感じています。

講座では、相談者の状況を理解するためには、周囲の人との関係性や日常の行動などを立体的に捉える視点が不可欠であることを学びました。同じテーマでも、置かれている環境が異なれば、相談者が抱える課題は大きく変わります。今後は「きっとこうだろう」という決めつけを避け、その方の取り巻く環境を丁寧に確認する姿勢を徹底したいと考えています。

今回の学びを実践に活かし、相談者が本当に伝えたいことを受け止めながら、その方らしい選択を支えられる支援者として成長していきたいと考えています。

本日の講習で、キャリアコンサルタントは相談者の人生の岐路に立ち会い、未来を左右する可能性を持つ重要な役割であることを改めて認識しました。
また、「相談者を取り巻く環境や関係性を理解すること」がいかに重要かを実感しました。相談者は複雑で広い人間関係の中で悩みを抱えており、目の前の言葉だけを拾うのでは本質的な理解には至らず、関係性の偏りやその意味まで含めて理解することが、相談者支援の第一歩であると学びました。

関係性の吟味の大切さも学びました。身近な人だから相談できるとは限らず、むしろ親や家族が相談の妨げになる場合もあります。安易な質問や提案は相談者を危険にさらす可能性があり、相談者の置かれた環境を十分に考慮しない支援はリスクを伴うことを痛感しました。
関係性の理解は「コンサルタントが知りたいから聴く」のではなく、相談者が見ている景色を共に味わい、そこから感じ取ることが大切で、自分の関心に引きずられるのではなく、常に「相談者第一」であるかを自らに問い続ける姿勢が大切だと感じました。

私自身の課題は、相談者の言葉を理解したつもりで終わらせず、さらに深く掘り下げる問いかけを磨くことです。相談者が本音を語れるよう信頼を築き、自己決定を尊重する姿勢を徹底していきたいと思います。今後は、日常のコミュニケーションでも「背景理解」と「本音の引き出し」を意識し、講習で得た学びを実践に活かします。

以前から、クライアントの年代や仕事内容などを含む個々の状況によって重要視する環境が異なることは意識していました。しかし「どんな環境が考えられるか」ということについての他参加者の発言を聴いていると、自分では書き出していない答えが多数ありました。これにより、私自身「クライアントをとりまく環境」について十分に推測できていないことをまず認識しました。

クライアントにとって重要な環境が十分に把握できていない状況でクライアントと向き合っていては、クライアントの理解には繋がらないです。これまで自身が行ってきたセッションで、クライアントの気持ちをうまくくみ取れなかった際の理由の一つは、クライアントの環境に対する認識が十分ではなかったことが理由ではないか、という考えにいたりました。
「家族」を1つのグループと捉えるクライアントもあれば、母親・父親等と分ける必要がある方もある等、クライアントの話を聞いて私自身の想像力を働かす必要があります。

次に学んだことは、クライアントの環境を実際に紙に落とし込んで見てみると、クライアントの価値観が垣間見える、という事です。今回の事例検討でクライアントにとっての環境を書き出してみると、仕事軸とプライベート軸に分かれました。クライアントによってはプライベートに関する環境が少ない、多いという差が見られることもあるでしょう。
環境要素を整理して見てみると、クライアントが何を重要視しているか、ということがとても捉えやすく、クライアント理解のための重要なポイントになると考えます。この「見える化」についても今まで実施していませんでした。頭の中でぼんやりとイメージはしていましたが、やはり目に見える形で書いてみることは重要です。

最後に、クライアントが転勤するというシチュエーションを想定した時に、時間軸で環境の変化を捉える、ということは大きな発見でした。今までの私は、現在の状況にとらわれていました。転勤をする・しないという判断の後に、それぞれの環境要素がどのように変化するか、ということに着目することは、クライアントの不安や期待などの気持ちの理解には欠かせないと感じました。
時間軸を分けて、また結論の場合分けで「もし〇〇したら、どうなるか」というようにクライアントと一緒に場面想定を共有していくことで、クライアント自身も気付いていなかった感情を見つける可能性もある気がしました。

ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。

当日の講習の様子

アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方はお早めにお願いします(修了証発行に必須の設問があります)

満員御礼!でしたが、恥ずかしがり屋の方が多いため、お見せできないのが残念ですが、
みなさんの楽しそうな雰囲気だけでも感じてもらえると嬉しいです。
とても真剣に前向きに学びへ向き合ってくださっており、
更新のためではなく、CLのために力を磨き続ける意義を
実感していただけたのではないかと思いました。

弊社の講習を何度もご参加くださっている方も、今回初めて受講された方も、
学びや気づきを得られたと感じていただけましたら幸いです。

今後もぜひ、弊社の更新講習でCCとしての資質を
しっかりと磨いていきましょうね。
またお会いできる日を楽しみにしております。

それでは、今回はこのあたりで。

弊社の国家資格CC更新講習 特集ページのご案内

弊社が企画・運営する国家資格キャリアコンサルタント更新講習について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめたページをご用意いたしました。

この記事をご覧になって、「参加してみたいな」と思った方はもちろん、
まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度このページをご覧くださいませ。

詳しくは、以下の「国家資格CC更新講習のご案内ページはこちら」の
ボタンをクリックしてご覧ください。

みなさまのお越しを心からお待ちしております。