8月8日(木)に、ZOOMを用いたweb形式にて、
「国家資格キャリアコンサルタント更新講習」
~相談者の思考転換につながる質問力アップトレーニング~
を開催いたしました。
こんにちは。働く楽しさ研究所の八阪です。
この日の更新講習は、今年度初の平日夜間開催となりました。
6月に開催した『質問力アップ』が大変人気で満席となったため、
もともと予定していた別の講習から、7月になってテーマを切り替えての開催でしたが、
それでも17名もの方にお越しいただくことができました。
まずは、来ていただいたみなさま、ありがとうございます。
質問力に対するニーズの高さも実感しましたが、
それ以上に支援の現場で詰まってしまう・対応に困っているCCさんも
それだけたくさんいらっしゃるのかなと思うと、
言葉を創るための技量を磨いて知恵を付けることがいかに大事かもわかりますね。
そして、その質問力の根本にあるのは、言葉で相手を無理やり変えたり動かそうとするのでなく、
「いかに徹底してCL第一の姿勢で、自分が発する言葉を選択できるか」という姿勢面にある
ということを、座学とグループディスカッションで、とことんまで学んでいただきました。
参加されたみなさんは、CCとしてのあるべき姿を見直して
誠実で責任感の有るCCとして成長していける、弊社ならではの講習内容に
良い刺激を受けられたのではないでしょうか。
ぜひ、支援の現場に戻っても、この日の学びを大切にして欲しいです。
さて、それでは、今回も更新講習の振り返りをしていきましょう。
講習内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。
ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。
「質問力アップ」の講習の振り返り
では、ここからは参加されたみなさまの感想・お声をご紹介します。
今回もたくさんの方からメッセージ・感想をいただきました。ありがとうございます。
ここで紹介するお声はごく一部だけになりますが、講習内容の復習に、
あるいはこの記事をきっかけにして弊社の更新講習参加の検討材料に、ぜひご活用ください。
参加された方の声
「思考転換につながる質問力アップトレーニング」の講習を受講して、グループで考えることの効果をしっかりと感じることができました。課題を一緒に考えることで、多様な視点に気づくことと同時に、お互いの関係構築が回数を重ねるたびに構築されているプロセスを感じることができました。
対策講座と違って、お互いの考えや思いを伝え合い、「あーでもない、こーでもない、今の●●さんの言葉からこんなことを考えた!」など、楽しく学べる環境が保障されていたと思います。そして、講習内容はゆるーい雰囲気で、ものすごく考える内容で、実践で活かせることができると思います。
内容が良いのは、わかっていましたが、その他に、講師から地震の影響を配慮した言葉がけ、仕事終わりで、明日も仕事があることへの配慮の言葉がけが幾度となくありました。私は、その言葉があるから、課題に真剣に取り組むことができました。相手を大切に思う気持ちを言葉でしっかりと伝えていただいたからこそ、私や他の参加の方の関係が最初から最後まで維持できていたのではないかと思います。だからゆったりとした時間の中で、時には姿勢が真っすぐになるような厳しめのコメントがあっても、自分のために伝えてくれているんだと気づくことができます。
質問力アップのトレーニングをして、自分では思いつかない質問が出てきたときは、気持ちを汲み取るとは、こういうことかと改めて感心させられました。「なんとなく感覚で質問する」から「きちんと考えて質問する」に進歩するためには、問題を発見し、質問を創る、編集する、観察するの4つのステップを日常の生活の中で意識してトレーニングしたいと思います。今日も心地よい疲れとなりました。グループの皆様もありがとうございました。
進む方向をCL自身に見つけていただけるような問いかけをするには、CCが真剣にCLの言葉の裏側や状況を考えて質問を吟味しなければいけないということを学びました。
受講する前は、面談経験がないからアイデアが浮かばない、質問を10個も考えられないと思っていましたが、それは甘えだと思い知りました。CCにどれくらい経験があるのか、CLには知る由もありません。経験不足を言い訳にすることは許されませんが、それを補うヒントもいただけたと思います。身近な家族や同僚、店員や配達員、同じマンションの住人といった人たちにどのような態度で接し、どのような声かけをするか。自分の意識や姿勢次第で、鍛錬は可能なのだと気付きました。
昨日は夜間の講座を遅くまで有難うございました。
質問を考えるのが、こんなに難しいとは思いませんでした。相談業務では、情報収集と感情の受け止めは、定型の様にやっていましたが、それからどうする?で手詰まりが常でした。その為、この質問力アップの講座は、その解決策として興味深く学ぶ事が出来ました。
自分自身の気持ちを振り返ってみると、相談という話の流れの中で、意図や質問を考える余裕が無く、即答しなければならないという思い込みが有りました。沈黙を恐れて、話しながら考えているから、自分でも何が言いたいのかわからなくなっていました。
グループワークでは、それぞれの個性と、業務での特性が感じられ、皆違った視点を持っている事が新鮮に感じられました。先生の考える質問とは掛け離れた結果でしたが、とても楽しかったです。「正解は無い」「型を変えれば良いというものでもない」との事で、常に主語は相談者で、相談者が聴かれたい事か、話したい事かを一つの基準に考える事を学びました。
具体的な質問の創り方として、その方の今話して頂けた情報の中で、何が考え察せられるかを想像して行く事、を教えて頂きました。欲張って情報収集しなくても質問が出来る事も、目からウロコでした。
今回の講座で一番心に響いたのは、普段の生活でも他の人に対して、何を聴いて欲しいかを察して話す習慣をつけて下さいとの事です。何でも習慣にしないと出来ないという事を思い知りました。心の改めからになりそうです。
もう一つ、今まで先生のプロフィールの「趣味は嫁」を文字通り受け取っていましたが、他人だけでなく、身近な人、家族に対しても大切を公言出来、実際言える事が大事という先生の生き方、ポリシーが感じられ嬉しかったです。先生の行動がお手本そのものです。有難うございました。
まず質問とは、相談者のメリットでなければならないことを改めて意識するきっかけとなりました。
このセミナーの一つの山場とも言える、童話の中の登場人物に対してどんな言葉をかけるかのグループワーク・考察では、質問力をあえて因数分解した時の”創造”の段階において、相談者・声をかける相手を自分から見て「相手がどんな人で、どんなことを思ってるか」を様々な角度で考えることに挑戦しました。
とてもユニークな題材で、相談者の喜怒哀楽を考えたり、共感をどのように伝えるかなど、様々思考することができ、まだまだ自身の本質的な思い巡らしが足らないことに気づきました。
更にそれを端的な言葉で相手に伝えることは、数人かかりでもあれだけ時間がかかるのだから、カウンセリング時にはよくよく考えることが相談者ファーストであり、質問力の一歩目であると思いました。
また八阪先生の別のセミナーで学んだ、思ったことを返してあげて相談者の反応を少しずつ消しさり、相談者の本当の気づきに繋げるためには、使う言葉に最大限気をつけながらも、思ったことを返して差し上げることも重要なことであることも改めて感じました。取り繕った言葉では、相談者の気づきには通うじないからです。
これから更にワークの中で深堀りしていきますが、張り合いがなくなったね、というような言葉につなげるには、相談者、言葉をかける人の置かれた環境にも焦点を当てることも意識したいと思いました。
1.これまで単純に情報収集はダメ、という程度の利害でしたが、それがなぜダメなのかが理解できた。
2.童話を用いた練習ワークで、相手さんの置かれた状況を考えた時に、「張り合いがなくなるね」という投げかける根拠を知ることができ、意図を持って問うとはどういうことなのかを学ぶことができました。もちろんこれは質問を発するときだけではなく、面談全般で意識することだと思います。また、こうした力をつけないと口頭試問にも対応できないと感じました。
3.グループ討議で答えを探しているときに、相手(CL)の気持ちを尋ねるという意見が出た際に、違和感を感じたが、それを言葉にして説明することができなかった。それがCL自身とCLさんに声をかけた人との間にある関係性によってどうすべきか決まる、ということがわかりすっきり理解することができた。何をどう尋ねるかは、両者の間にどこまでに関係構築がなされているのかに依存するという学びがあった。
4.相談者に気付いてもらいたいと思っても、相談者が自分が正しいと思っている場合は、気づいてもらうことが極めてむずかしいということが理解できた。たしかに実生活においてそういった方を知っているが、確かにその通りであり、言い方によってはさらに頑なになるところを何度となく見たことを思い出した。
■八阪先生、木上さん、参加の皆様お疲れさまでした。地震発生時の避難指示連絡もあり、安心安全な場作りは面談時だけでなく日常でも必要だと、CCとして、人として目指したい姿を拝見しました。全員の安全を願う気持ちが伝わってきました。無事受講でき良かったです。
■八阪先生の更新講習は初めての参加で、質問がうまく伝わらない私自身の「質問力アップ」という技術向上の課題に向き合う時間になりました。傾聴メインでうまく質問できないのは、自分が多くの経験や知識を持っていないからと感じていましたが、個人ワークでは時間をかければ質問を創ることができました。正解・不正解という枠にとらわれ突き詰めて考えていなかっただけだと分かりました。
■相談者が悩んでいる事象に対して、相談者自身の認知の理解を促し、相談者の利益になることを考えてもらう質問をすることが、自分で考え気付く機会になり成長につながること。相談者が今立ち止まってしまっている原因から目をそらさず向き合っていただけるように関係構築しながら質問できるようになりたいです。
■沈黙を埋めるような情報収集型の質問ではなく、相談者にとって意味のある内容にしていくには「支援するという重み」をもっと意識して意図的に訊くこと。
そして、自分の経験に基づくモノの見方や考え方で相談者を捉えることなく、CCが自分の頭で考え、相談者の心の声を汲み取るには、内面を磨き地道な訓練を積む努力が必要であること。この気付きが大きかったです。
■今は相談実務から離れてるので、考えを分かち合える学びの場や話せる場がとてもありがたいです。今日も学びの時間とたくさんの気付きをありがとうございました。今回の講座参加にあたっては参加者同士の交流も目的でした。個人的に心の中で目標にしていたことは①グループワークで自分の意見を積極的に言う②他の方の意見を聞き取りまとめる③相手に伝わるように話す、でした。①は今までよりは勇気を出せたものの、②③は全然できず、次回に持ち越します。
ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。
当日の講習の様子
アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。
夜間でもこんなにたくさんの方に来ていただけて、
賑やかな講座になったことが画像から伝わりますでしょうか?
今回は特に、技能検定対策講座でいつもお会いしている方が
たくさんいらっしゃったので、弊社の講座の雰囲気を上手に創ってくださいました。
グループディスカッションでも、どのグループも穏やかでありながら前向きに、
そして妥協することなく検討を深めてくださっていましたね。
楽しさや驚きと同時に、時にピリッとする場面もあって、
濃い3時間の学びになったかと思います。
参加されたみなさんには、講座の最後にお伝えした
「日常からの訓練」と「プロの支援者としての責任感」を
ぜひ心に刻んで、明日からの支援業務のレベルを一段上げていきましょう。
CCとして成長する、CLのために技量を高める。
そんな学びができる弊社の講座に、ぜひまたお越しください。
もちろん、この記事をご覧になっているみなさんの参加も歓迎です。
それでは、今回はこのあたりで。
また次の講座でお会いしましょう。
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