8月24日(土)に、ZOOMを用いたweb形式にて、
「国家資格キャリアコンサルタント更新講習」
~シンプルで効果的な相談記録の書き方トレーニング~
~洞察力を高めて相談者の本音に気づける環境理解のしかた~
を開催いたしました。
こんにちは。働く楽しさ研究所の八阪です。
この日は久々に午前・午後の一日講習で、およそ1か月ぶりに講師としてフル稼働になりました。
技能検定対策講座も落ち着いてきたことと、更新講習は今年度は開催数を減らしてることもあり、
「久々のダブルヘッダーをこなせるかな?」という気がかりも少しありながら、
一方で、本当にたくさんの方に来ていただけた嬉しさも感じていました。
午前の『相談記録の書き方』はかなり早い段階から満員御礼で、
午後の『洞察力と環境理解』も普段は少人数になることが多い講習なのに
この日は16名もの参加がありました。
zoomの画面をパッと見ただけでも、賑やかでしたよね。
そして初めて弊社の講座に来た方がたくさん多かったこともあるので、
いつも以上に丁寧に、大事なところは何度も繰り返しお話をさせてもらいました。
午前・午後の両方に参加された方や、過去に弊社の別の講習に参加された方は
すぐ気づかれたかもしれませんが、どちらの講習も共通してCCとしての姿勢やあり方に
すごく重きを置いているんだなということは伝わったのではないでしょうか。
記録の書き方も、相談者理解の深め方も、技法やテクニック、理論はたくさん溢れていますが、
それらの「ツール」をいかに良いもの・最新のものにしたところで、
その「ツール」を扱うCC自身が誠実で健全でなければ、支援の意味も効果も無いのです。
だからこそ、講習の内容も、受講後のレポート学習も、
みなさん1人1人のCCとしての姿勢やあり方に焦点を当てています。
更新講習を通して学びを続ける理由は、自分が国家資格の更新ができるかどうかや、
自分がCCを続けられるかどうかが大事だから、という自己中心的な姿勢ではいけないですよね。
あくまでも・どこまでも、「CLのために上達するんだ」という誠実な姿勢が
一番だということを、胸に刻んで欲しいです。
さて、それでは、今回も更新講習の振り返りをしていきましょう。
講習内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。
ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。
「相談記録の書き方」の講習の振り返り
「洞察力と環境理解」の講習の振り返り
では、ここからは参加されたみなさまの感想・お声をご紹介します。
今回もたくさんの方からメッセージ・感想をいただきました。ありがとうございます。
ここで紹介するお声はごく一部だけになりますが、講習内容の復習に、
あるいはこの記事をきっかけにして弊社の更新講習参加の検討材料に、ぜひご活用ください。
参加された方の声
CLの相談内容を理解するにあたり、これまではCLの抱える問題に対して、どうしても表面的な情報にとらわれてしまいがちでした。しかし、今回の講習を通して、CLを取り巻く背景や環境を深く理解することの重要性を痛感しました。
印象的だったのは、CLの環境設定を少し変えるだけで、状況が劇的に変化するという点でした。配偶者の条件を「良好」から「いない」に変更しただけで、CLの置かれている状況や直面している課題が大きく異なってくることは何か狐につままれるような感覚でした。
CCが常にCLの人間関係マップを頭の中で描き、様々な可能性を考慮することで、CLが本当に伝えたいことをより正確に理解できるのではないかと感じました。見立てを立てる上でCLが言語化できない本音を理解することは質の良いカウンセリングには必須条件だと思います(今までの見立ては本当に適正だったかと不安に思います。だからこそ研鑽が重要なのですが)。
また、環境の理解をすることはCLが自覚していない問題点や、言葉にできていない悩みを、発見し、CLのメリットを浮き彫りにし適切な支援につながると思います。CCとして、CLの表面上の言葉だけでなく全体像を把握し、様々な角度から状況を分析し把握することが大切だと思いました。
これまで支援の中で、自分なりにCLをとりまく環境に焦点をあてていたつもりだったが、その環境にもさまざまな吟味の方法がある、ということを知れてよかった。周囲の人のことをCL本人に直接聞いてしまうということをやってしまっている(実際そういうふうに習ったことを信じてやっていた)が、プライベートに踏み込んでしまうことの違和感や難しさを感じていたため、非常に参考になった。本来やらなければならない”考えて汲み取ること”から逃げている私自身に気がつくこともできた。
相談記録は誰のために書くものなのかの問いにはっとしました。相談記録の内容を同僚にわかりづらいと指摘された事があり、いつしか同僚の指摘を受けないものにということに意識が向いていたように思います。
相談記録を書く際に、SOAP+R記録、特に関係構築をするためにしたこと(関係性)を詳細にとすること、見立てと支援計画を立てながら相談者の支援につなげることの大切さを学ばせていただきました。
当初は面談記録のテクニカルな部分を学ぶつもりで参加したが、”そもそも面談記録とは何か”という部分から、自身の日々の関係構築のあり方にまで言及され、目が覚めるような思いだった。関係構築についての詳細な記録というものは、振り返ってみるとオマケ程度に記載していたが、むしろそこが支援の本質であったということに気付かされたし、これまでそんな大事なことを見落として業務にあたっていた自身を恥ずかしくも思った。
コンサルティングをするなか、本人の主訴は何なのか?CC視点から見るCLの問題点は?という基本的な問題把握のスキルに不足を感じ、今回の講座を受講しました。先生がおっしゃるように、CLの表面上の言葉だけを受け取っており、どれだけCLの環境を理解しようとしていたのだろうか?と自分のコンサルティングにさらに疑問がわきました。
直近のコンサルティングを振り返っても、自分の知っているCLと周囲との関係性は一部しか見えていないように感じます。今回学んだ周囲との関係性を次回のコンサルティングで早速意識して実践したいと思います。
相談者が周りの環境から大きな影響を受けているということは理解しているつもりであった。しかし、今回の講習内での最後のディスカッションの途中で仕掛けが起こった時に、私の中にあった相談者に対する印象が180度と言っていいほど変わってしまったことに、とても大きな驚きを覚えました。
ということは、それくらい面談の際には相談者の環境に配慮するということがいかに大切で、いかに重要なことかということを改めて実感し、学ぶことができました。
自分はこれまで相談者個人に注目することがほとんどで、相談者の話に登場する人物との関係性を深く理解するという視点が不足していたことに気づきました。より良い支援をするためには相談者の本音を把握する必要があり、そのためには相談者との関係構築を疎かにしないこと、相談者の取り巻く人間関係の結びつきに関心を払うことの大切さを学びました。
また、個人ワークで扱った”環境MAP”の図を描いて相談者と共有することによって、相談者の気づきが促進され、キャリアコンサルタントには問題が明確になるため、早速取り入れていきたいと思います。
「『CLへの配慮のしかた』こそ、記録に残すように。」と仰った八阪先生の実践を通して私自身まだまだすべきこと改良点が沢山あることに気づきました。
自身に肝に銘じたことはとてもシンプルなことですが『開示請求に耐えられるものを書く』『横に相談者がいらして記録を見ていると思って書く』という点(姿勢)です。これこそ真に相談者から自分の課題を”教えてもらう”ことになりますよね。
記録を通して自分のクセや弱点が可視化できるという認識をもつことなく自己流メモにすぎない今思えば落書きを続けていたことにショックを受けました。「特に『関係構築』について根拠をもって書けない人が多い。」との八阪先生のお言葉には、その視点を持っていなかったことが恥ずかしくなりました。
これまでの私の記録は定型の書式・様式に時系列に事実を記録するも表面をなぞったような記録にすぎず、監査で引っ掛からないように妙な要点だけをおさえた形式的な記録(なんだか味気ないなぁと痛感)でした。
自分自身がどうしてCLにこのように関わったのか?と深く考察した記録になっていなかった…単なる覚書みたいな扱いをしていました。
特に私自身とうてい一人では抱えきれない困難事例、重層的支援が必要なCLの相談記録を受講後に読み返した時、まだまだ伝えきれていない支援と支援の隙間を埋めるべき内容があることに気づきました。
受講したことで独りよがりな覚書から相談者に対して良い支援に繋がることを今一度意識して記録作成をしていこうと決意できました。有意義な講習に参加できたこと、感謝申し上げます。
午前の相談記録の講習に引き続き、受講させていただきました。ありがとうございました。
申し込み前に環境理解とのことで、八阪先生から別の講座で、相談者のプライベートは質問しないように、と言われていたので気になりましたが、受講してみて質問しないまでも、相談者にはもちろん数多の人間関係が存在し、その関係性も様々なので、色々な場合を想定し、面談を丁寧に行うことが重要だと学びました。
面談をしていると、どうしても相談者一人だけに目を向けてしまい、特に話題の中に出てこない場合は、家族や職場の人とは問題なくやっているのだろう、と勝手に決めつけてしまうこともあります。転機により周囲の一人でも関係性が変わる、またいなくなってしまうことで、相談者の置かれる立場がものすごく変わってしまうことが、グループワークにより理解が深まりました。
1級チャレンジャーなので、論述や面接でも当講習での学びを念頭に置いて、学習を進めていきたいと思います。
ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。
当日の講習の様子
アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。
午前も午後もたくさんの方に参加していただいたおかげで、
すごく賑やかだった様子がこの写真から伝わりますでしょうか?
それだけたくさんの方がCCとして学ぼう・成長しようという前向きな姿勢を持っておられるのが
画面越しでも汲み取ることができて、講習をしている側でありながら
わたしの方が良い時間を過ごすことができたな、と感じることができました。
参加されたみなさん、ありがとうございました。
講座の途中にはちょっとかわいいゲストが入ってきたシーンもあって、
その瞬間はみなさんの顔が一気に笑顔になっていましたね。
良い雰囲気・楽しい空気感の中で、内容はとても濃く・そして現場で役立つ学びができる
充実した時間を過ごすことができたのではないでしょうか。
この記事をご覧のみなさんも、次はぜひ、弊社の講習で一緒に学びに来て欲しいです。
それでは、今回はこのあたりで。
弊社の国家資格CC更新講習 特集ページのご案内
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弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめたページをご用意いたしました。
この記事をご覧になって、「参加してみたいな」と思った方はもちろん、
まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度このページをご覧くださいませ。
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みなさまのお越しを心からお待ちしております。